Fate/Grand Order 東方人理奪還戦線 作:シントウ
今年も頑張って投稿していきますので応援よろしくお願いします。
そして遂に、この作品のお気に入り数が100を突破し、UA数が12000を突破いたしました!!
この場を借りてお礼申し上げます!!
ありがとうございます!!
それでは本年最初の投稿を是非楽しんでいってください!
「兵たちよ、その身に水を被りなさい! 一瞬であれ、それが彼らの炎を防ぎます!未だ立つこと、剣を執ることが適う者。竜に挑まんとする心を持つ勇者たちよ!
私と共に―――! 続いてください―――――!!!」
立香を助けた女性は周りにいる兵士達に指示を出し、鼓舞した。立香は彼女のことを知らない。しかし、その勇姿を見て理解した。今目の前にいるのは、間違いなくかつて誰かを救うために戦った『英雄』なのだと。
「まさか……サーヴァント……?」
旗を持ち戦う彼女を見ながら立香は呟いた。ワイバーンを倒し、今も常人では考えられないほどの身体能力で敵をなぎ払う彼女は間違いなくサーヴァントだろう。
『立香くん、無事かい!?君の近くにサーヴァントのものと思われる魔力反応を感知した!!こちらからはよく見えないから状況を説明してくれ!!」
ロマンの応答に答えているほど立香は余裕がなかった。彼女がいくら常識の壁をブチ破る様な存在だとしても複数体のワイバーンを一人で、さらに周りの人々を守りながら相手するのは無理がある。
(今、俺にできることは………)
そう考えている内に旗を持つサーヴァントがワイバーン達に押され始めた。外にいる他のサーヴァント達を呼び寄せるには時間が足りない。このままでは彼女がやられてしまう。立香はそう考えてる内に既に走り出していた。
side旗のサーヴァント
「クッ………!!」
やはり、一人でここにいる人々を守るのは流石に無理がありましたか……
何故、死んだはずの私がこうして自分の死後少し後の時代でサーヴァントとして蘇ったか、何故自身の力が完全に使うことが出来ないのか、何故この様な惨状が起きているのか、謎すぎることが多すぎます。
グァアアアアアアアッ!!!!
こうして自分に起きていることを考えている間もワイバーン達は私を攻撃してきます。今はまだ何とか避けていますがこれ以上数が多くなるか、又は時間をかけ過ぎると私は倒され、多くの人の生命が彼らによって奪われる。
「………例え、魔女と言われようと………私はこの国を守る!」
再び覚悟を決め、私はワイバーン達に向き直る。一体一体はそこまで強くない、しかし今の状態ではいずれ………
グァアアアアアアアッ!!!!
「!!?」
背後からっ!?しまった、避けられない!!
目に映るワイバーンの姿がゆっくりと私に向かってきている様に見えた。
「うぉおおおおおおおっ!!」
しかし、ワイバーンに向かってくる私を庇う様に一人の若い男の人が現れるた。
「駄目です!!さがって…………」
声を出してももう遅い、ワイバーンは彼に炎のブレスを吐こうと口を開ける。
間に合わない……!!
「『黄符・反射』、発動!!」
しかし、炎に包まれたのは目の前の男の子ではなく、ワイバーンだった。
side out
『立香君!?君、一体何をしているんだ!!?ワイバーンに突っ込んでいった時は心臓が止まるかと思ったぞ!!』
「ハハハハハ………ご、ごめんドクター……気がついたら走り出していて………」
何故立香がワイバーンにダメージを与える事が出来たのか、それは彼が霖之助から貰ったお札が原因だった。立香の自衛手段として数種類の札を霖之助は渡しており、立香はその一つ『黄符・反射』を使ったのだ。
効果は文字通り、使用者の一定範囲にくる攻撃の反射。これによりワイバーンは自らが放った炎に焼かれ、立香と旗のサーヴァントは助かったということだ。
しかし………
ガァアアアアアアアアッ!!
下位とはいえ『竜』。自らの炎で死ぬ程弱くは無い。怯みはしたが立香を敵と認識し再び襲い掛かってくる。
「そこですっ!!」
しかし、旗のサーヴァントの方が早かった。
ドスッ、という音と共にワイバーンは眉間を旗で貫かれ絶命した。
砦の周りも落ち着いたのか戦闘音が聞こえなくなっていった。立香は今までの緊張が途切れた勢か、その場に座り込んでため息を出した。
砦外
「これで、終わりっ!!」 バキッ!!
霊夢の蹴りと共に最後の骸骨兵が倒され、戦闘が終了した。
「レイム、そちらも終わりましたか?」
「見ての通りよ。あ"あ"ぁー疲れだぁ………」
「レイム、貴女の様な女性がその様な声を出すのはあまり良くありません。貴女はもう少し……」
「ああー、分かった分かった気をつけますぅ」(アルトリアって説教始めたら絶対長くなるやつだわ……まるで華扇ねぇ)
アルトリアの説教を躱し、霊夢は上空にいるはずの魔理沙を探す。
(ワイバーンは全滅………まあ、三人もいるし、魔理沙が空に居ればあんな蜥蜴共なんて直ぐに撃ち落とされるわ………おっ、いたいた)
箒に乗った魔理沙を見つけた霊夢は魔理沙を呼ぼうとする。
「魔理沙ぁ〜、こっちこっt …「霊夢、今すぐここから離れるぞっ!!!」……はぁ?」
焦った様子の魔理沙が猛スピードでこちらに向かって来たと思ったら通り過ぎていった。魔理沙が来た方向にある砦を見ると何か砂煙が舞っていた。
「えっ、何あれ?」
「あれは………」
砂煙をよく見ると何かが誰かを追いかけていた。そしてその正体は…………
「まぁぁぁてぇぇぇ!!!」
「その魔女をこっちに渡しやがれぇぇ!!!」
「竜の魔女がこっちに居たぞぉぉぉ!!みんな、早くしろぉぉ!!」
「魔女め、仲間の仇だぁぁ!!」
鬼の様な形相の砦の兵士・市民達と、
「アーチャー、早くしろ!!下手したら追いつかれるぞっ!!」
「くっ、ランサー貴様、私の状況を見て言え!!こちらはマスターと謎のサーヴァント二人を抱えて走っているんだぞ!!さらに言えば、何故君がマシュ嬢一人を抱えているんだ!ステータス的にも考えれば君の方が二人抱えた方が賢明的な気がするんだが!?」
「エミヤ!もっとスピード出して!後ろからくる威圧がなんかすごい!」
「あの、私別に自分で走れるんですけど!?」
立香と謎のサーヴァントを腕に抱えたエミヤとマシュを俵抱きしているクー・フーリンが必死になって逃げている図だった。
因みに二人のステータスだが
エミヤ クー・フーリン
筋力 D B
俊敏 C A
であるため、確かにエミヤのいう通りである。
「おめえが二人の一番近くにいたんだから仕方ねぇだろうが!!とにかく急げ!」
「ちっ、あとで覚えておけよランサー!!」
そして集団は霊夢とアルトリアがいるところまで近づいて来ていた。
「…………アルトリア………」
「………なんでしょうか………?」
顔を見合わせて、お互い何をするのかを直感で感じ取った二人は直ぐに行動を起こした。
「魔理沙が行った方向に逃げるわよ!!」
「はい、急ぎましょう!!」
猛スピードでその場から逃走した。
「待ってくれセイバー!?せめてどちらか片方を担いでくれないか!?」
「人を何か重い荷物みたいに言わないで下さい!!」
「エミヤ、後ろがなんかすごいことになってるよ!?全員般若みたいな顔になってるんだけど!?」
「クー・フーリンさん!!私も自分で動けます!降ろしてください!!」
「お嬢ちゃんは直ぐに捕まりそうだから却下だ!いいから俺に任せておけ!!」
この十数分後になんとか全員逃げ切れたのであった。
因みにカルデア通信組はロマニ以外は笑い転げており、ロマニは終始あたふたしていて役に立たなかった。
最後はちょっとしたギャグ風にしましたがいかがだったでしょうが?
何分、作者はあまり言葉で表現するのが苦手であり、他の方々はこんな表現できてすごいなぁ〜って思っています。
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それでは次回も楽しみにしていて下さい!