持ってないが、こっちは資料だよりです。相変わらず捏造です、ちげぇよってなったら感想からどぞ
アニナルからサソリの友人も登場。こっちもキャラ崩壊してます、駄目だね作者
私、白瀬楪(しらせ ゆずりは)は今年に成って、ようやく下忍から中忍へと昇格。そして、あの赤砂の異名を持つサソリ師匠の下で、修行する事に成りました。
師匠の傀儡演劇、私にとっては憧れであり目標…そんな師匠の下での修業は、ハッキリ言って辛い。でも、辛辣ながらも褒めてくれるときは、褒めてくれるから…嬉しくて、頑張れるんですよね。
そして、今日もサソリ師匠と共に任務へ赴く事に成っています。
…緊張するなぁ。
「サッソリーン」
すると軽快な声とともに、サソリ師匠に腕を回す一人の忍び。
師匠の唯一の友人、コムシさんだ。平凡的な顔つきで、性格も何処にでも居るような調子の良い人柄…だが、私にはそれが恐ろしく思えた。
そんなサソリ師匠は相変わらず素っ気ない態度でコムシさんをあしらっている。
「うっとおしいぞコムシ…弟子の前ではやめろと言った筈だぞ」
「あれまぁ、サソリってば自分で心が無い(笑)とか言っていたけど有るんじゃあないの。ほんじゃあまぁ…任務だ、支度しろ」
瞬時にあの茶目っ気溢れた笑みが一瞬にして消え失せ、そこにはただ機械のごとき冷徹な顔が現れた。サソリ師匠はそれを見ても何事もなく、わかったと答え傀儡を軽く調整し専用の袋へと仕舞った。
コムシさまも、自身の義手に搭載された武器である毒針を出し入れしている。
私も、パペット…じゃなくて、傀儡の調整を済ませる。師匠には未だ及ばないけど、私だって傀儡師…今回の任務も、頑張らなきゃ。
「なぁ、サソリン。お前からしてみて、どうよ」
「筋は良い…だが、演劇性に欠ける。表現が無いと言った方が良いか……あとソレは止めろ」
「ほうほう、んでさ…今日の任務ちょっと過激じゃない?サソリン、表現性って言うのはどういった時に上がるよ」
「……感情的に成る、それが一番だろう」
「ほーん。ちょっと、試したいんだけど」
コムシさんから言い渡された任務は、魔族の軍団を殲滅する作戦。
別部隊が、本命に動いている中…私たちは、敵の意識をこちらに移す陽動役だった。少数部隊の中、こんな数…相手取れって言う事らしい。
サソリ師匠とコムシさんはと言えば。
「たしかに、刺激的だな」
「ここで爆発、とか良いシーンじゃない?」
「くそB級だ。爆発ってのは、最後辺りで輝くもんだ」
何とも呑気な会話をしている。それでも、口を動かしながらコムシさんは毒針を使い敵の喉元へ、的確へと突き刺し次々と落していく。サソリ師匠は片腕だけを使いながら五機の傀儡をまるで意思があるかのように動かし、魔族を仕留めて行っている。
私は未だ、傀儡は二体がやっと。二体を駆使した連携で、一体一体と仕留めていくのがやっとだった。
周りには魔族がごまんといる…ハッキリって不利だ。
「うおっと」
瞬間、コムシさんの義手が魔族によって破壊され一瞬の隙を突き、彼の腹へと強烈な拳が叩き込まれた。そのまま、後方へと放り投げられたコムシさん…不味い。
戦況は三から二へと減った。この数、二人だけで回すなんて死に行くようなモノだ…それを理解した瞬間、一気に恐怖が押し寄せてきた。身体を動かさないといけない、このままでは死んでしまう。
「ぐ!」
ドパン、と銃撃が鳴り響く。
サソリ師匠の額に、空洞が出来ている…赤い液体が溢れ出ている。脳を貫通する、銃弾が撃ち込まれた…私は、息が出来ずただ茫然としてしまう。
そんな私の心情を無視しドサリ、と倒れるサソリ師匠…。頭部には、紅いため池が出来上がっている。
「う、あ…」
ブツリ、とナニカが切れる音がした。
目の前の魔族たちは、およそ200ちょい。私の傀儡技術は二体が限度だ。…なら、師匠はどれくらいだ?…フル稼働で、百体だと聞いたことがある……周りには死体がいやでもある、破損が酷くても、盾には使えるわね。
師匠の身体に糸を張り、軽く動かすついでに魔族を屠る。流石は師匠、傀儡なしでも身体能力は上のようです…師匠の両腕を動かし、さらにそこから糸を死体共へと張り巡らせれば、即席の肉傀儡が完成だ。
そこから次々へと張り、限界である十機の肉傀儡。選んだのはオーガ、銃火器を持ったオーク兵たちだ。
師匠、チヨバアさま、モンザエモン大師の様な演劇は、私に出来るかしら。
まずは、前方へオーク兵で銃弾を届けさせオーガや鬼族と言った、耐久力ある傀儡で銃弾の仲を前進、そのまま猛威を振るわせる。使えなくなったら、すぐに新しく出来上がった死体へと変える、それの繰り返し。
単調だ、でもこれしか出来ない。
「…死劇・スパルトイ」
ただ、生きたいが為に師匠を使う。
演劇が進むにつれ、魔族が減って言っているのが分かる。…もう少し、伸ばさなきゃ、まだまだ演劇は始まったばかり。
終わりは、魔族が死に絶えるまで。
「いやあ、僥倖とはこの事だぜ。サッソリーン、特等席の感じはどうよ?」
「…お前はいつも汚ねぇやり方だな。だが、一応礼を言っておく」
「え?」
え、何で死んだ筈のサソリ師匠が喋って…コムシさんってば何で遠くから見守ってるの?
…てか。
「あ、あ、あんた達!!!生きてるんだったら、手を動かしなさいよ!その両手は、ヒノキ棒か何かぁあああっ?!」
「おうおう、吠えるじゃねぇか」
「にょほほほ。ちょーたんのしー」
こんのくそ野郎ども、人が必死こいて動かしているのに愉悦とばかりな笑みを浮かべていやがるの。本当にこの二人、友人と言うよりかは悪友でしょ…もういいや、このうっぷんは魔族に発散させよ。
そんな魔族、うそでしょとばかりな悲観にくれる顔でこちらを見ている。
恨むんなら、こんのくそ野郎二人にしてちょうだい。そう心の隅で呟きながら、師匠を動かすのであった。
任務を終え、私は二人を土に埋め込んでいた。
コムシさんは頭だけを晒し、師匠はどこぞの死体現場が如く両足を晒し真ん中に頭が置かれた状態だ。どうやら、サソリ師匠は全身が傀儡で出来ており本体は別にあるとか…アリなの、それ。
「サッソリーン、助けて」
「残念だったな。俺は今稼働終了だ」
「うぎぃいいい!むっかつくぅうう、こんな、こんな奴らに尊敬していた私が馬鹿じゃないぃい!!」
ダンダンと足を地面に叩きつけ、子供の癇癪のような怒りを上げる他なかった。
「悪かったって、いやさお前さんの才能が良いからちょっと上げようと思ったんだよ」
「いっちょ前に演劇までやり遂げるとはな。師匠としては鼻が高いぞ…まだ荒いがな」
その後、師匠からあの演劇の低い点を延々と連ねられるが最後辺りで、良かったところを褒められた。ほとんどが師匠の美的感覚だが、それでも師匠は私にとってあこがれの存在だからこそ、その言葉が嬉しかった。
いつの間にか術を解除していたコムシさんから立派になったなぁ、という言葉と共にまるで犬を褒めるかのように撫でられ、褒めちぎられた。
…うれしいは嬉しい、でも。私の中では、ある言葉が湧きあがってきた。
「いつかぶっとばす」
私は頑なに誓った、もはや下剋上ではない…逆襲として誓ったのだった。
サソリ丸くね、って思うかと思いますが片鱗はあります
普通に魔族や抜け忍で人傀儡しまくっているでしょう。ユズリハちゃん、とんでもねー師匠もたせちゃったね
すまんね(悪気なし)