対魔忍NARUTO   作:イシグロ

38 / 39
エピローグ後の話はちょいちょい入れていこうかと

カグヤの扱いが悪いですが、別にラスボスとしての立場は無いと思ってる。あくまで対魔忍が基礎だしね

きわどい描写アリですが、ギリタグの範囲内…これでアウトであれば笑ってやってください


穢土転生とカグヤ復活

 

かつて、隠れ里の中で最強格とも言えた里が…一夜にして壊滅まで追い込まれた。

その日から、その里は復興をし続けながら細々と長らえており今では、古い歴史を持つ里の一つと成った。また、迫害等の理由によって魔界からこちらに流れ着いた魔族たちが、ひっそりと生活する安らぎの里としても有名とも。

対魔忍育成機関である五車学園の前身とも言える対魔忍アカデミーが健在しており、そこの卒業生である対魔忍たちは、高い実力を持っていた。しかし、全盛期に比べ今では対魔忍は少なく今年も、数十人がやっとであった。

 

木の葉の里には忍術・忍法の父と言われる対魔忍が居たとされる。

千住扉間は、多くの忍法や忍術を生み出した故に禁術指定も多く生み出されていた。その中でも、穢土転生と呼ばれる忍法が存在する。

平たく言えば、ゾンビを生み出す技法。しかし、死体が意思を持って動き生前の能力も復活するとんでもないものだった。この穢土転生、死体を活用した技法とされ倫理的にもアウトだが、目を瞑っていれば有用な代物。死体爆弾をはじめ、兵隊の代わりで特攻、妨害にも使え、意思を掌握さえすれば情報を聞き出す事も可能であった。

この術に必要なのは、DNAとそのコントロール性。穢土転生は自我を持つ代わりに段階的ではあるが生前の能力が使えるようになる。掌握が弱ければ生前と近い形で能力が上がり、逆に強すぎると使えるだけに留まってしまう。最大の欠点はこの忍法は口寄せに値する、その為口寄せの解除方法を死者が知っていた場合それは大きなデメリットと成った。

そんな穢土転生は、上記の事もあり禁術…門外不出の忍法と成った。ただ、巻物自体は残されているため、それを理解すれば使えることになる。

そう、現状のように…。

 

 

目の前に佇む白き女の鬼。額から延びる日本の角、そのうち一本は半ばで折れており額の空洞は、吸い込まれそうになるほど…黒ずんでいる。顔立ちはやや幼く、目も釣り目でかつて魔王の卑劣と呼ばれた対魔忍、千住扉間の面影が残っている女性だった。

女性は両目を細め、目の前に居る忍びをじろりと目を配らせ一つ息を零し…こう呟いた。

「…あの死神から解き放つとは、そなたは何者ぞ?」

「相州大蛇丸よ。どうやら、お目当ての人は呼べなかったようね…まぁ、いいわ」

「ワラワを縛るか…養分の分際で、腹立たしいことこの上ない」

「魂が余分ね、身体はとても上等なのが救いだわ」

そう言いながら、大蛇丸と呼ばれる忍びは印を結び女性に触れる。瞬間、地面へと力なく倒れる女性であったが、目を見開き大蛇丸へと腕を伸ばし始めた。

「…へぇ、意外ね。あの千住襖間医師が術の抵抗が出来るなんて」

「……あぁ、この身体の名前か。ワラワはそんな名前ではない大筒木カグヤじゃ、不敬であるぞ蛇」

「大筒木、カグヤ。君麻呂の始祖ね、私ったらとんでもない代物を発掘しちゃったようね、困ったわ」

そんな大蛇丸、言葉とは裏腹に一切困った様子を見せていない。余裕綽々な態度で、カグヤと対峙する大蛇丸をカグヤは、興味深そうに見つめていた。カグヤは本来、木の葉襲撃の際に身体の持ち主である襖間とカガミによって屍鬼封尽と言う、命を贄に封印した筈であった。

だが、その屍鬼封尽が大蛇丸によってストック一つで解除され穢土転生によって甦ってしまう。大蛇丸は、魔界医師である千住襖間を呼ぶつもりであったが、とんだ誤差によって彼女が現れたに至る。

そんな大蛇丸はカグヤの能力に惹かれているのも、また事実であった。

「カグヤ、あなたのその身体…完全ではないわね」

「あぁ、そうじゃ。あの忌々しい小娘に、輪廻写輪眼を抉られ写輪眼の小僧にも能力の大半は封印された。じゃが、お主なぞ一捻り…それ以上口を開くでないわ」

「怖いわねぇ」

そう大蛇丸はクスクスと無邪気に笑い、蛇が獲物を狙うかのようにじっとりと見つめるのであった。

「あなたの悲願、手伝ってあげても良いわ。あなたの力を復活させてあげる…私はこれでも、医者でもあるんだから。ちょっと、特異ではあるけれど」

 

 

「へぇ、これがあの宇宙人の」

あの宇宙人とされる大筒木カグヤの魂を持ったモルモット。そんな代物を、今目の前で大蛇丸ちゃんが丁寧に扱っていた。魔界にも存在しない珍しい代物を良く私に見せる気になったわね、…まぁ腕は私が上だし、仕方ないか。

嫌でも、私に見せる他ないもの…だって大蛇丸ちゃんは、まだまだ半人前なのだから。

「美琴、あんまりべたべたと触らないでちょうだい」

「んーそれにしてもどっかで見たことある顔」

「そりゃあそうよ、あの千住医師の身体ですもの。…ちょっと、メスを入れないで」

へぇ、あの…。フュルスト先生の秘蔵っ子である千住医師の身体かぁ。今では大筒木カグヤの理想の身体に成っているらしい、忍法等仕えなかった身体が一夜にして使えるようになるなんて…面白いじゃない。

解剖もしたくなるってものなのに…大蛇丸ちゃんったら勿体ぶっちゃって、酷いわ。

でも、あの子が手放したら思う通りにして良いってこと…滾って来るわぁ。フフ、生前もお会いしかたかったわ…でも、この人は魔界医師としては小物の類なのよねぇ。治療の為だけに使う、…確か不老不死を実現できたんだっけ。

魔界じゃあ、不老不死の技法なんて珍しくもないのに…人間界の認知なんて、そんなものだったわね。

あぁ、愉しみ…。

「いけるかしら?」

「お茶の子さいさいよ。何だったら、最恐にさえ出来る…ウフフ、どんなふうにしちゃおっかなぁ。

あぁ、たしか写輪眼による封印もあったわね。私まだ、実物を持っていないのよね…ねぇ、大蛇丸ちゃん一つくらい融通しても良くない?」

「いやよ」

「ケチ」

 

 

何処を解剖しても、私の好奇心を満たしてくれるようなモノばかり。

まず、輪廻眼…あらゆる事象を操り覆せることのできる代物だし、彼女の体自体の能力、天変地異や宇宙誕生、もはやこの身体一つで破壊・創造・維持を担えるのだから。神と言う名に相応しい…こんなモルモット、初めて見る。

ただ…。

「おのれ、大蛇丸めぇ…こんな屈辱はじめてじゃ!」

魂は、いらないのよねぇ。邪魔ね、どうしちゃおっか…適当な身体に入れて、実験モルモットたちの餌にしちゃおうかしら。でも、精神が身体とリンクしているから能力はどっちかが欠けていたら、使えないって感じ。

面倒ねぇ…適当に改造して、従順なペットにしちゃった方が良いわね。

「ぐ、小娘…いい加減に、ギャッ!!?」

「うっさいわね」

そう溢しながら、カグヤの女の部分へ手の伸ばし…蹂躙する。つんざくようなカグヤの悲鳴が、オペ室に響き渡る。おかげで、甲高い音が部屋中に反響して嫌でも耳に入ってうっとおしい。

「きさ、まぁ…!ぎ、っひぃいい…あぐ、ひぃ…がぁああああああ!!?」

「さぁて、さっさと済ませちゃいましょ。光栄に思いなさい、あなたを『元通り』にしてあげるんだから…ね」

「止めろ、止め…ぇひ、ンひ…お、…おぉおお!」

んー、そう言えば魔界でもクローンみたいな技術も流行りだしたんだっけ。この身体一つじゃあ、何かあった時に備えが効かないわ。この身体そっくりのコピーを何体か、予備として置かないと。

やる事いっぱいあって、私…すっごく楽しいわぁ。

 

 




これだけ書いてもまだ2000文字…まだまだ遠い

美琴が強キャラというか、クセ強すぎンゴ
マッドよりマッド、サイコくらいしか張り合わねぇでござる

とりあえず、スピンオフみたいな形でブラック転生始めるかも
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。