月島柊
星乃一歌
天馬咲希
望月穂波
日野森志歩
以上5名
もうとてもすごかった。俺は下を向いて言った。
「みんな……」
みんなは心配そうに俺に寄ってくる。ミクも俺に近づいた。
「本当に、やってくれたな」
俺は5人まとめてハグした。みんなは不思議そうに、悪いことをしたかのような顔をした。
「本当に、期待を裏切ったな。戻ってきたくなるじゃないか。上手すぎる」
俺はハグをしたまま言った。すると、志歩と一歌が提案した。
「じゃあ、あの曲歌おう」
「うん。あの曲」
5人は定位置に戻った。俺は分からないまま一歌とミクの間に立った。
「しようと思ったら行っちゃったから」
提案だけはしてあった曲か。あ、まさか
『ステラ!』
一歌と同時に言った。俺はマイクをスタンドに固定した。
涙が夜に溶けて 空が今日も遠くなる
未来が綴じたように 暗闇が満ちている
あぁ 醜い心も 掠れそうな言葉も
全て見透かしたように 星が輝いていた
綺麗だって囃されて 特別になれたのに
そう 俯いた目には 憧れしか映らない
誰かの書いた地図じゃ
灯る場所は 探せない
あぁ 僕らの現状は
いちじるしく フラットして
気が付けば 明日が 昨日に なってしまう
これはそう
今日を諦めなかった
叶える羽は
吐き出す
息が
燃え上がる体温が 夜空を焦がすまで
誰よりもっと もっと
向こうへって 羽ばたいた星の 一瞬が
あぁ 夜空は ずっと待っている
灯る日を待っている
きっと
きっと
いつかなんて誤魔化して
誰かになすりつけて
どこかなんて慰めて
なにかに
あぁ それこそが僕だ 汚れきった心だ
だから今日を飛んだんだ
あぁ 僕らの結末は
面白いほどナーバスで
予測なんてひとつも宛にならないから
これはまだ
僕を諦めなかった
枯れた喉を響かせて後悔を追い越して
世界にとって
僕にとって
ふさわしかった役なんて
要らない 知らない所詮僕は僕だった
それならどうかこの涙を忘れないで
疲れ果ててこの空から落ちるまで
今よりもっと
もっと向こうへって羽ばたいた星が
鳴いている
あぁ 夜空が白け出している
日が昇り出している そっと
あれから始まって
これから終わってく
一つ 一つ 一瞬を確かめていく
誰とも同じじゃない
誰にも似ていない
一人 一人 とても不確かな空を飛んでるのさ
僕らの現状は
気持ち一つでシャープして
怯えていた明日を昨日に変えてしまえる
これはそう
今日を諦めなかった故の
惨めになって嫌になったって輝いてる夢を
叶える 羽は
吐き出す息が白冷めて声も 聞こえなくなって
燃え上がる体温が 夜空を焦がすまで
誰よりもっと もっと向こうへって
羽ばたいた星の 一瞬が
あぁ 夜空が照らし出している
淡く光っている
ずっと
ずっと
ずっと
この曲を今回歌ったのは、こういう経緯があった。
Ⅰ 俺と一緒に計画を練る
Ⅱ 俺がLeo/need離脱を計画
Ⅲ メンバーが密かに練習する
Ⅳ 俺がLeo/needを離脱
Ⅴ この計画が白紙になる
Ⅵ メンバーが揃わず、幻の計画に
こんなことがあったが、今日はⅦ。俺が戻ってきて、計画が実現した。
「柊くんが戻ってきてくれたからこそできた。ありがとう」
志歩が喜んでいた。珍しいな、あんな志歩が喜んだ感情を出すなんて。
「いや、いつでもいいよ。もうモアジャンが終われば戻るし」
あと、内緒にしていた、大改造計画もあるし。教えちゃおうかな。楽しかったし、嬉しかったから。
「実は、大改造計画があるんだ」
「大改造計画?」
「そう。今は第一棟から第六棟まで職員扉で塞がれてて、別の棟の人と話すには外に出る必要があっただろ」
俺は以下のことをみんなに言った。
外に出る必要があっただろ。けど、大改造計画によって、第一棟から第三棟までの区画だけ、統合することになったんだ。工事は1週間くらいで、俺は家がない人だから、テントを近くに建てて寝る。
工事の話では、同時に第四棟から第六棟も統合。職員扉は第三棟と第四棟の間だけになる。さらに、今ある区画も見直される。
今の第一棟から第三棟を、大改造計画後は「第一棟」とまとめられ、第四棟から第六棟を「第二棟」とまとめられる。だから、ボーカルのいる今の第一棟が3つ、第二棟が5つ、第三棟が4つに分かれている区画が、合計で5つにまとめられる。
まず、接続区がなくなり、接続区は第一棟接続区だけになる。今までのここは、俺が提案した結果、残ることになった。ただ、区画名が変わる。第二棟第三区画から、第一棟第二区画になる。Leo/needでは第二区画を拠点とする。もちろん自由に行き来は可能。
「どうだ、メリットがたくさんだろう」
「何言ってるかは分かった。じゃあ、いつでも柊くんは来るの?」
「そうだな。拠点はあくまで練習場だから。あと、個人練のために個室だ。練習場だけは」
さすがにそうじゃないとプライバシーがなくなってしまう。
「やった!柊くんいつでも来るよ!」
「他のグループも来るの」
志歩が聞いた。
「あぁ。モアジャンも……あ」
「お姉ちゃん来るの」
よっぽど嫌なんだろう。結構合ってるように思えるけどな。
「来るだろうな……」
「……大変そう」
志歩は残念そう。確かにそうか。
俺は3時間くらいして第三棟に戻った。
パート紹介
星乃一歌パート
天馬咲希パート
日野森志歩パート
望月穂波パート
初音ミクパート
月島柊パート
星乃一歌、月島柊パート
望月穂波、天馬咲希パート
日野森志歩、初音ミクパート
Leo/need4人パート
全員パート