月島柊
花里みのり
桐谷遥
日野森雫
東雲絵名
東雲彰人
以上6名
俺は歌が聞きたかったため、オッケーしてくれた人だけを練習場に呼び込んだ。というか、練習がてらだ。
「今日はありがとう、雫、遥」
「いいよ。練習だし」
「いい歌声届けるわ」
2人は自信満々だった。今日歌う曲は、遥が「ニア」、雫が「color of drops」だ。
「じゃあ、遥から頼めるか?」
「うん。任せて」
遥は真ん中に立つ。
すると、ドアが開き、リンとミクが入ってきた。それに気付いた遥は、気持ちが入り、歌い始めた。
歌い終わると、俺は拍手して遥と雫を誉めた。
「遥ちゃんも透き通った声だったよ!」
「雫も、感情こもってたよ」
ミクが雫を誉めると、俺は言った。
「お疲れ様。俺はリンと話があるから残るけど、みんなはもう休んで良いよ」
「うん。お疲れ様」
「お疲れ様ぁ」
遥と雫は出たが、ミクは俺たちと一緒にいた。ミクは不思議そうにして俺に言った。
「いちゃダメ?」
「いいけど……」
俺はミクがいたままリンに話した。
「リン、改造工事があるのは知ってるな」
「うん。第一棟から第三棟が統合されるの」
「そう。それで、俺を手伝ってほしい」
リンは喜んで言った。
「いいよ!なにすればいい?」
「力仕事は俺がやるから、癒しとか、かくにんとか」
「私もやりた~い!」
ミクが手を挙げて言う。全く……MEIKOがいればな……
「しょうがないな、いいぜ、来ても」
「やった!」
助けてルカさん、MEIKOさん……俺じゃこの2人をまとめられない……
「じゃあ、またあとで」
「うん!楽しみ!」
楽しむもんじゃない気がするが?まぁいいか。
俺はミクとリンに手を振って分かれた。すると、待っていたかのようにみのりが横から飛び出てきた。
「やっほ!柊くん」
「どうしたんだ」
「ショッピング行かない?」
誘うために待ってたのか。
「いいよ」
「遥ちゃんもいるんだっ!」
へぇ、遥もいるのか。もっと行きたくなった。
みのりと俺は外に出る。
外に出たが、遥がいる感じはしない。みのりも必死で探しているが、どこにもいない。
そんなとき、俺に一通のメッセージが来た。遥からだ。
〈ごめん、柊くん。なんか火照ってるから帰ったの。みのりのショッピング行ってあげて?〉
〈オッケー。お大事に〉
〈ありがとう!〉
俺は探しまくっているみのりに今のことを伝える。
「みのり、遥、体が優れないらしいから、俺とでもいいか?」
「えぇ!?遥ちゃん、大丈夫なの!?」
「火照ってるとか言ってたから、熱だろ」
みのりは心配していたが、すぐに俺と2人で行くことを飲み込んだ。
洋服の店にやってきて、早速みのりが服を探す。みのりといえば、アザラシの服が印象的だ。それと同じようなもので、俺に勧めた。
「柊くん好きな動物なに?」
「俺?レッサーパンダとか」
「じゃあ……これどうかな」
みのりが持ってきたのはレッサーパンダが「ファイト!」と吹き出しで言っている服だった。
「いいな、これ」
「じゃあこれにしよ!」
俺はその服をレジに持っていった。俺はそれを袋の中に入れ、みのりのところに行った。
その時、みのりの後ろからぶつかった人がいた。みのりはバランスを崩し、前に倒れてくる。俺はそれを守った。
「みのり!」
俺がみのりを守ると、ハグしているような形になる。
「あ、柊くん……」
「あ、わ、悪い……」
俺は手を離せずにいた。みのりも嫌がらず、逆にこのままでいてほしいように、みのりが俺を抱きしめていた。
「み、みのり?」
「しばらくこのままがいい。嫌なこと忘れられる」
そんな能力備わってないんだけどな。けど、みのりにはそう感じるんだろう。
「え……柊くん……?」
そこに来たのは絵名と彰人だった。
「ああ、柊もそういう関係なんだな」
「違っ……彰人!からかうなよ」
「あはは、悪い悪い」
俺はみのりを離した。
「それで、彰人はどうせまた付き合ってるんだろ」
「あぁ、そんなとこだ。早く帰りたいぜ」
「何よ、しょうがないじゃない」
誰も誘う人がいなかったんだろう。
「じゃあな、柊」
「あぁ。またな、彰人」
彰人は絵名に連れていかれる。俺はみのりに連れていかれた。