月島柊
日野森志歩
日野森咲希
勝島結人
翌日から工事が開始された。午前1時(25時)、足場や、土台、噴煙の充満を防ぐためのものが取り付けられた。そして、その後はタイムテーブル作りで、こうなった。
05:00 解体工事開始
11:00 解体工事終了
11:30 昼休憩開始
13:30 昼休憩終了
14:00 建設工事開始
19:00 建設工事終了
19:30 夕食
20:15 建設工事開始
22:00 建設工事終了
22:30 就寝
06:00 起床
という形になった。もう4時間後から開始される。
「えっと、ショベルカーは俺がやる」
「ああ、分かった。じゃあ、無線で誘導する」
「頼むよ」
俺はショベルカーに乗り、操縦を始めた。解体工事のため、中は何もない状態で始める。ソファがあった棟からは人力で運びだし、無線で連絡が来る。
《撤去完了。第一棟から解体開始》
「了解、開始します」
俺は第一棟から解体を始めた。2階までの解体をしたあと、第三棟まで撤去する。
第三棟までは結構早く終わり、10:00には終わっていた。前倒しで建設工事が開始された。地盤の調査が終わり、土台を建てていく。耐震工事がされるため、まずはそれから始まる。
「柊、そっち右寄ってね?」
「あ、そうか?じゃあ左寄せる」
協力して付けていく脇で、その上に建物を建てていく人がいる。効率よく進めている。
22:00、俺たちの当番が終わった。俺は今日で仕事が終わり。あとは1ヶ月後だ。
「あぁ……俺、今日どこ行こうかな」
「適当にLeo/needの家にでも行っとけばいいじゃないか」
へぇ……グループチャットで聞くか?
〈みんな~、俺、どこか泊まりたいんだけど、空いてる家ない?寝るだけでいいんだけど〉22:04
〈ごめん、無理かも……〉22:05
一歌はダメか。他の3人は……
〈鍵閉めちゃったから……ごめんね〉22:07
俺は
穂波もダメか。じゃあ残すは咲希と志歩。いけるかな。
〈お兄ちゃんが劇の練習するから……無理かも〉22:09
もうダメかもしれない。いっそ、テント買ってきて野宿か、最悪そのまま寝ることを考えないといけない。
〈私の家、来る?〉22:10
志歩が送った。志歩の家、なんか行きづらいな……雫いるし。けど、今そんなこと言えないよな。
〈ありがとう。そうしていいかな〉22:11
〈分かった。私の部屋ね〉22:11
俺は最後のメッセージを「分かった」だけ読んで、家に向かった。
志歩の家は結構遠く、音も気にならなそう。俺は志歩の家に着くと、まず志歩にお礼を言った。
「ありがとう、志歩」
「うん、チャットの通り、私と同じ部屋使うから」
え?そんなこと送ってたのか?俺が見てみると、「分かった」のあとに書いてあった。
「そうだったな……」
知っていた風に言うが、知ってるわけない。
「じゃあ、ベット多分少し広いから、2人で寝るよ」
「分かった」
狭いんだったら床で寝たが、広いんだったらいいだろう。
志歩の部屋は落ち着いた感じだった。ベットもあるし、写真もある。いたって普通の部屋だ。
「来て」
志歩が俺を誘う。俺は志歩に言われたところに寝た。
「志歩、狭くないか」
「普通のよりは広い」
そういうことか……べったりさっきからくっついてると思ったら。
「柊くん、明日も泊まっていってだって」
「え?どうして」
「一緒にいたいって言った……私が……」
志歩が一緒にいたいって……初めてだな、そんなこと。今まで耐えてたのかもしれないが。
「そうだったか。別に明日は何もないからずっと一緒にいれるよ」
「よかった」
志歩がそこまで俺に会いたい理由はなんだろう。
すると、ドアを開けて雫が入ってきた。
「しぃちゃん、電気つきっぱなしよ」
「お姉ちゃん……!まだつけてただけ!」
相変わらずこの姉妹は……
「雫、寝るから出てくれないかな」
「あらら、志歩ちゃん、柊くんのこと好きになってるわね」
雫はそう言って出ていく。
「べ、別に……別に……」
「無理すんな」
俺は志歩の頭を撫でた。落ち着かせると、志歩と俺は眠りにつこうとした。
「志歩、また明日」
「うん」
志歩が先に目を瞑った。そのあと、30分くらいして俺も寝た。