月島柊
星乃一歌
日野森志歩
東雲絵名
暁山瑞季
以上5名
翌朝、俺は志歩の家を出ることにした。次に行くところは多分一歌の家だと思う。決めてもいない。
「志歩、また会おうな」
「会いに来てよ……」
「もちろん。じゃあな」
俺はスーツケースを持って、一旦建設中のところに向かった。
建設はまだ全く終わっていない。建築業の人が着来て工事している。
俺はそれを横目に、絵名のところに行った。洗濯だけ終わらせたかった。
「絵名、洗濯機借りるぞ」
「どうぞ~」
俺は洗濯機の中に洗濯物を放り込んだ。30分で終わるから、それまでコーヒーでも飲んで休むか。
「あ、コーヒー飲んでる人がいる」
絵名が奥から出てきた。なんか飲んでると悪いのかよ。
「いいだろ、別に」
「次いつでかけるの」
急に話題変えやがったな。絶対言い返せないからだろ。
「洗濯物乾いたら行く。絵名がいると気まずいし」
「何それ。じゃあ戻ってこなくてもいいじゃん」
「会ってやらないとうるさいじゃん」
「そうそう、絵名は弟くんにうるさいから」
そう言ったのは同じグループの瑞季だった。
「それどういうことよ!」
「そのままの意味だよ?ね、つっきー」
『つっきー』とは少し前に瑞季が付けた俺のあだ名。もうそうやって呼ぶんだ。
「そうだな。ほら、2人で話してろっ」
俺は2人を追い出して1人になった。あの2人がいるとうるさすぎる。
俺は洗濯物が乾くと、スーツケースの中に入れ、この場所を後にした。俺はとりあえず一歌に連絡。無理だったら野宿かホテルだろう。
〈一歌、夜遅くにごめん。今日から泊まっていいかな。ご飯はなくていいんだけど〉20:40
〈今のところ何も用事ないから大丈夫だよ。いつまで?来週?来月?来年?どれくらいでもいいよ〉20:43
長すぎるものがある気がするのだが?来年ってあり得ないだろ。
〈できれば来月〉20:44
〈オッケー!迎えに行きたいんだけど、どこにいる?〉20:45
〈いつものところから1番近いバス停〉20:45
〈そこで待ってて、行く〉20:46
おぉ、気が利くな。さすが一歌だ。
5分くらいで一歌は俺の横にいた。家から走ってきたらしく、息を切らしていた。
「一歌、大丈夫か」
「だい……じょう……はぁ、ぶ……はぁ……」
まともに話せないほどだった。結構息切れしてる。
「俺が手を繋ぐから、自分のペースでね」
「うん……もう少し、休ませてぇ」
一歌はベンチに座り込んだ。よっぽど疲れていたんだろう。もう肩で息をしている。
「柊くん……心臓の鼓動、聞こえる?」
「聞こえる」
俺は耳を一歌の左胸にくっつける。どくん、どくんと一歌の鼓動が伝わってくる。
「柊くん、早いでしょ」
「早い。苦しくないか」
一歌は首を振る。本当に苦しくないんだろうか。俺は一応、優しくハグしてあげた。