月島柊
星乃一歌
日野森志歩
leo/needメンバー2名
以上5名
俺は志歩を探して学校内をまわった。志歩はどこにもいない。俺は疲れはてて後ろに倒れようとすると、後ろから誰かに押さえられた。
「大丈夫、柊さん」
「あ、あぁ…って、志歩?」
志歩は「やっほ」と手を小さく挙げて言った。
「どうしたの」
「あぁ、丁度探しててさ」
俺は志歩の顔を見て言った。
「みんなと仲良くしてるか」
「うん。してる」
じゃあ違うか。志歩は俺に後ろから俺に抱きついた。なんか急だった。
「柊さんとは、もっと仲良くして、近づきたい」
「志歩…」
俺は志歩をおぶって教室に戻った。
途中で咲希に会い、一緒に歩いていた。
「しほちゃん、柊くんに甘えてるの?」
「うん。咲希も甘える?」
いつでもクールな喋り方で、かっこいい。一歌もそうだったけど、leo/needのメンバーはクールな人が多いのかな。
「いいね!」
「じゃあ来て」
咲希は俺の前に抱きついた。ちょっと辛いけど、前のブラック企業と比べればいい方だ。
教室に着くと、一歌が驚いたようにこっちを見た。付き合うって言った翌日にこんなことやってたら驚くか。
「柊くん…ズルい…」
「え?」
一歌は咲希が抱きついている方に重なるようにして抱きついた。
「みんな柊くんと仲良くしたいんだね」
「穂波か。そうなのかもな」
leo/needの全員が揃った。俺は動くのを諦めて床に座った。もう動けるはずがないと思ったから。
「俺と遊びたい人ー」
「はい」
手を挙げたのは志歩だけだった。なんかこんなにベッタリしてて志歩だけなのもショック受けるけど。
「じゃあ、志歩。来てくれ」
志歩は俺の背中に乗らずについてきた。俺は学校の外に出て、志歩をじっと見た。よく見ると、灰色の髪が風でなびいていて、可愛かった。こんなにじっくり見たことがなかったからか、新鮮な感じがした。
「柊くん、どうかした」
「いや、じっくり見たことなかったから」
俺は志歩の髪を触った。頭を撫でるようにした。
「ひゃっ」
普段出さない声が聞こえた。志歩だった。
「きゅ、急はビックリするから…」
「わ、悪い…」
志歩は冷静さを失って、顔を赤くしていた。俺は志歩を抱いて、心臓の鼓動を聞いた。速いテンポでとくとくいっている。
「…落ち着けない…」
「ドキドキしてるんだろ」
志歩はどんどん心臓の鼓動が速くなっていく。
「柊くん…落ち着かせて」
落ち着かせてって言っても、どうやって落ち着かせよう。
「志歩、キスするよ」
「…うん…」
志歩はほんの少し口を開けて、舌をペロッとだした。
「んちゅっ」
俺は志歩にキスした。志歩の心臓の鼓動が段々ゆっくりになっていったが、志歩の顔は真っ赤になっていく。
「ふわぁっ…暑い…」
「抱けば治るかな」
俺は志歩をぎゅっと抱きしめた。治るわけがないから、ただ抱きしめただけ。
「治らない…」
「知ってる。ただしたかったから」
志歩は俺を優しくグーで叩いた。
「バカ…」
志歩はツンデレのデレの時のようになった。志歩はいつも以上にかわいく見えた。
「柊くん、一歌と付き合ってるでしょ」
「んなっ」
なんで知ってるんだ。誰にも言った覚えはないのに。勘だとか?
「なんで知ってるんだ」
「一歌ちゃんがそういう感じだった」
様子を見ぬいたのか。なかなかやるな。
「私とは付き合わなくていいから、2番目に好きな人にして」
2番目に好きな人って、悲しくないか不安だけど、大丈夫かな。
「いいけど、2番目だと悲しくないか」
「2番がいい。」
変わってるな、志歩は。俺は志歩から手を離し、ハグをやめた。
「行こうぜ、カフェとか」
「2人で?」
「当たり前だ」
俺は志歩と一緒にカフェに出かけた。
カフェの座席は俺と志歩が向い合わせになり、注文したのは志歩。俺は全て志歩に任せた。店員さんが持ってきたのは、よくカップルによくあるハート型になったストローだ。片方を俺が咥え、もう片方を志歩が咥える。必然と顔は近くなる。志歩は構わず吸っていたが、俺は少しずつだった。
「ん」
「え?」
志歩が使っていたストローをこっちに向けた。
「カップルがやること。ストロー交換」
そんなことするのか?分からないんだけど。