全グループ一貫! ラブライブ学園! エンドレス!   作:ダシマ

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第10話の続きで、飛鳥の心情が入っております。


第11話「Aqoursにモテまくるあの男…の本音」

 一丈字飛鳥です。ひょんな事から静岡にある「浦の星高校」に通う事になった高校2年生です。まあ、学校生活はそれなりに上手くいってます。

 

 さて、この学校には「Aqours」というスクールアイドルグループがいるのですが、彼女たちはとても大人気です。下手に近づこうものなら、穏やかに済みそうにありませんね…。

 

 とはいえ、私も彼女たちとはそれなりに仲良くさせて頂いております。どうやって仲良くなったかは…また後日談で。

 

 今回はある放課後の事についてお話ししましょう…。

 

****************

 

飛鳥「はー…。今日も疲れたなー」

 

 あれは私が買い物をしようと、自転車で移動していた時の事でした。今日の晩御飯何にしようか考えながら自転車を走らせていた時でした。

 

飛鳥「ん?」

 

 前方から、なにやら猫が横たわっていたのが見えたんです。横たわってる時は大体死んでたりして気が萎えたりしますよね。たまに車にはねられて…これ以上はやめときましょう。

 

 私が猫の様子を見に行こうとしたんですが、ボロボロだったんですね。何やら唸り声のようなものが聞こえていたので、私は自転車から降りて、猫の様子を見ました。

 

飛鳥「傷だらけだ…!! 他の猫たちにやられたのか!?」

 

 と、私が様子を見ていました。

 

飛鳥(超能力で治そうかな…。けど、人間とは体の構造が違うし、急に態勢を変えさせたりすると容体が急変するから…)

 

 実は私、超能力が使えるんです。で、この子の傷を治そうと思えば治せるのですが、人間と違って体の構造が違うので、あまり変な事をすると更に悪化させるので、ひとまず動物病院の先生に見て貰う事にしました。皆さんも自分の判断で薬の投薬とかしたらダメですよ。

 

 猫を見つけた場所から動物病院まで行くには、元の道を戻らないといけないんですね。正直疲れるんですけど、猫がピンチの時にそんな事言ってられませんよね。

 

 幸い、道は整備されていたので、その道をずーっと通っていきました。で、一応保険で超能力をかけてその猫の身体が上下に揺れないように籠に細工をしました。もし超能力が使えなければ、細心の注意を払って降りる必要があったんですね。

 

 そして私は坂道を下っていきました。その道中高海さんを見かけて、こちらを見ていましたが、今は猫の治療が先だと考えていたので、後で電話なりメールをしようと考えていました。

 

 また、坂を下って街に出ると、いろんな人たちが私を見ていました。そりゃそうです。こんな大慌てで死にかけの猫をかごに入れてるんです。目立たない筈がありません。でも、そんな事はもうお構いなしでした。ただこの子を助けたい。それだけの思いでした。

 

 で、動物病院についたときもひと悶着ございました。猫を助けてほしいと獣医さんに猫を見せて、対応してもらえるかと思いきや、先に来ていたおばさんに邪魔されました。もうこういうタイプは絶対に人の話を聞かないタイプだという事が分かっていたので、私はすぐに諦めました。

 

 まあ、これで超能力が使えなければ土下座してでも頼むところだったんでしょうけど、そんな事してる間にも猫は衰弱するので、時間の無駄だと思いました。この時ばかりは超能力が使えて良かったと思います。使えなかったら…もう保護観察するしかなかったですね。

 

 幸い、超能力を使った手術で猫が傷ついた部分は元に戻って、そのまま森に帰っていきました。こんな事のためにと思いますが、放っておけなかったんですね。何も出来なくてずっと後悔するよりかは、最善の手を尽くした方がいいですもんね。たとえそれが、超能力を使う事で、自分が危険な状態になっても。その為の超能力者ですもの。

 

 迷いや葛藤がなかったと言えば嘘になりますが、命がかかってる時に迷ってる暇なんてございませんよ。まあ、そんなのいつも言ってる『普通の人間』じゃないだろと言われるかもございませんが、普通の人間でもすぐに決断して、行動しなければいけない時があるのです。家族が突然倒れた。学校や会社で持ってこないといけないものを忘れてしまった、失くしてはいけないものを失くしてしまったとか等。私はしょっちゅうございます。

 

 また、勿論の事ですが私の行動がすべて正しかったとは言えません。動物の容態を見る時のセオリーを無視して、超能力で治療すればよかっただろとか、自転車で移動するべきではなかったとか、沢山あります。ましてや、前の話でそういう事を全く説明してなかったものですから。

 

 けど、これだけは理解して頂きたいです。あの猫の為に何が出来て、何をするべきか。それをずーっと考えていた事を。超能力を持ってでもやる事や考える事は普通の人と変わりません。

 

*****************

 

 で、あれからどうなったかというと、美渡さんからのお誘いを受けて、高海さんのご実家である旅館「十千万」でご馳走になり、高海さんに事情を説明しました。

 

 高海さんは猫を助けた事に関してほめて貰いましたが、『そういう所があるから仲良くしたくなる』と言われました。そう言って頂けて何よりですが、学校が荒れるので大規模な超能力をかけようか検討中です。

 

 自分の事を『超能力が使えること以外ごく普通の人間』と言っていて、どう見ても普通じゃないだろと言われます。そのことに関してなんですけど、私が一番よく分かっています。ただ、完全に自分が普通じゃないと認めてしまうと、何かが終わってしまう気がするのです。ですので、言わせてください。

 

 ちなみにですが、後日学校で私が猫を運んでいた事は有名になりました。まあ、沢山の人に見られていたのでそれはもうちゃんと受け入れる事にしましたが…」

 

鞠莉「表彰しマス!」

 

 という小原先輩の一言で、大規模な超能力を使って、記憶を改ざんしました。まあ、改ざんといっても、記憶は残したままで、表彰式は行われないという風にしただけです。

 

 えー、以上です。こんな事ばっかりやってるんで、ハーレムは作れないので安心してください。それでは。

 

 

おしまい

 

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