全グループ一貫! ラブライブ学園! エンドレス! 作:ダシマ
それはある日の事だった。
「はい! 1・2・1・2!!」
と、少女たちがダンスの練習をしていた。メンバー全員が美少女と呼ばれる為、練習を見に来た男子たちの視線はそれはもう言葉には言い表せないものだった。
「おっぱいが揺れてる…」
「ああ…」
「やっぱり汗かいてる美少女はええどすなぁ…」
「ぶへへへ…」
…本当に言い表せなかった。
「やーねー男子ったら」
と、女子は嫌そうにしていた。
「そんな事言ってお前らもイケメンアイドルを見てる時同じだろ!!」
「オレ知ってるんだからな!! イケメンアイドルの映像見てこうやってるの…」
「やめろぉ~~~~~~~~~~~!!!!!///////」
「女子にそんな事していいと思ってんの!!?」
「はい男女平等でーす」
「男子はダメで女子はOKっていうの、良くないと思いまーす」
この男子と女子のコントみたいな小競り合いも、もはや名物になっていた。
そして…
「はい、きゅうけーい!!」
「はー!!」
「疲れたー!」
休憩という言葉にメンバーたちが座り込んだ。中には寝転んだりするメンバーもいたのだが…。
「……」
するとメンバーはある違和感に気づいた。
「そういえばさ」
「?」
穂乃果が口を開いた。
「飛鳥くん…どこ?」
その頃の一丈字飛鳥…
「ごっそさん」
「3番テーブルのお客様!! 新記録で大食いチャレンジクリアしましたー!!!」
「うわああああああ――――――!!! オレ達のボーナスがァ―――――!!!!」
「いや、ちゃんと出るから(汗)」
とある回転ずし屋の大食いチャレンジに挑戦して、クリアした。人気のネタを100貫食べるというものだった。
「あー美味しかった」
後日
「……」
「……」
飛鳥の教室に穂乃果、ことり、海未がやってきていた。
「飛鳥くん。どうしていつも練習してる所見に来てくれないの」
「忙しいんですよ。私も」
穂乃果、ことり、海未はスクールアイドル「μ's」のメンバーであり、とても人気が高い(話によってはスクールアイドルをやっていない場合もございます)。また、メンバーは他に6人いて、9人組の大所帯なのである。飛鳥は興味がないのか、いつも練習を見に来ない。
「飛鳥くんにも穂乃果達が練習してる所見に来て欲しいんだよ~!!」
と、穂乃果が憤慨しているが…。
「いや、アイドルが男子に見に来て欲しいってマズくないですか?」
「何で?」
飛鳥の言葉に穂乃果が首を傾げた。
「特定の人間に肩入れするの良くないと思いますけどね」
「見に来て欲しいから見に来て欲しいんだよ!」
「……」
飛鳥が困惑した。他のクラスメイトはというと、確かに嫉妬するところはあるが、飛鳥は客観的に見て人づきあいが悪い所がある為、何も言えなかった。
「飛鳥くん…」
「?」
ことりが目に涙を浮かばせた。
「おねがぁい」
と、お願いした。すると飛鳥は
「……(汗)」
まずそうな顔をしていた。
「え、ど、どうしたの!!?(大汗)」
「流石にそれは失礼ですよ?」
ことりが慌てると、海未が困ったように言い放った。
「ごめんなさい。改めて母娘そっくりだなぁって」
飛鳥がそう言いかけると、アナウンスが鳴った。
『2年1組一丈字くん。2年1組一丈字くん。即刻理事長室まで来るように!』
飛鳥がチャイムの方を見た。
「失礼します」
そう言って飛鳥は去っていった。
「お、お母さんにそっくりって…?」
ことりがきょとんとした。
理事長室
「次変な事口走ったら、μ’sのマネージャーを務めて貰います!」
「それパワハラですよ」
「とにかく喋らないで!! 一生のお願いだから!!」
と、ことりの母である理事長と2人きりで話をしていたが、理事長は凄く慌てていた。普段は落ち着いていてしっかりしている人なのだが…。
たまにおちゃめな所があり、飛鳥は此間理事長が夫(ことりの父)に電話しているのを見て、
「…いっぱいちゅき♥」
旦那からの電話だと分かり飛鳥がニヤニヤしていた。そして理事長が電話を切ると…。
「…いつから見てたんですか?」
「!!」
理事長が震えていた。
「あ、えっと…いっぱいちゅき」
理事長が飛鳥を睨みつけたが、飛鳥は逃亡した。
そういう事もあり、理事長は何かしら飛鳥に目をつけていた。
「いや、いいじゃないですか…あれくらい…」
「良くないのよ!! あんなの聞かれたら誰だって恥ずかしいじゃない!!//////」
「いや、可愛かったですよ」
理事長が飛鳥を睨みつけた。
「やっぱりμ'sのマネージャーに」
「落ち着いてくださいってば(汗)」
何とか逃れた。
そしてまた練習が行われたが、飛鳥は来ていなかった。
「飛鳥くん…やっぱり来てない…」
「うん…」
と、穂乃果達は不満そうにしていたその時、飛鳥がやってきた。
「飛鳥くん!!」
「……」
穂乃果達が飛鳥の所にやって来た。
「来てくれたんだ!!」
「あ、はい」
すると周りの男子たちが飛鳥を睨みつけた。
「でももう帰ります」
「えっ!!?」
「な、何でぇ!!?」
「周りの皆さんが早く帰って欲しいと」
「人のせいにするな!!!」
「男らしくないぞ!!!」
と、憤慨していた。
「じゃあ私がこの人たちと一緒にいていいんですか?」
「帰ってください」
「はい」
「待て待て待て待て!!(大汗)」
飛鳥がそう言うと、穂乃果とことりが止めた。
「あーっ! 一丈字先輩にゃー!!」
と、話しかけてきたのは1年生の星空凛。飛鳥達の後輩である。猫のような喋り方をするのが特徴だ。
「り、凛ちゃん!」
「全くもう…」
そして凛の名前を呼んだのが小泉花陽で、凛に呆れていたのが西木野真姫。二人とも凛の同級生である。
「こんにちは」
「こんにちはー!」
「こ、こんにちは…」
「こんにちは」
飛鳥が凛たちに挨拶すると、凛たちも飛鳥に挨拶した。
「練習見に来てくれたのにゃ?」
「ええ。ですがもう帰ります」
「ええっ!!?」
「どうして? イミワカンナイですよ」
飛鳥が帰ろうとしたので、凛たちが信じられなさそうにする。
「さっき帰ってくださいって言われたので」
「それでいいの?」
「西木野さんは練習風景見て欲しいんですか?」
「ヴェエエエっ…!!?//////」
飛鳥の言葉に真姫が頬を染めた。そして飛鳥が真姫を見つめる。
「どうなんです?」
「べ、別に見たかったら見ればいいじゃない!!」
「いや、西木野さんがどうしたいか聞いてるんですよ。見て欲しいのか、見て欲しくないのか。どっちなんですか?」
「……!!////////」
飛鳥が真姫の目を見つめると、真姫は更に顔を真っ赤にしていた。そして…。
「…みないで///////」
「えーっ!!!!」
「ちょ、真姫ちゃーん!!!!」
「そうですか。分かりました。それじゃまた今度にしますね」
「ちょっとぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
飛鳥は帰ろうとしたが、穂乃果と凛が引き留めて、後ろから密着していた。
「帰っちゃダメにゃー!!」
「そーだよ!!」
「……(汗)」
皆さんもお察しの通り、穂乃果と凛が飛鳥に密着しているので、
(おっぱいがあたってる…!!)
と、男子たちはそこに刮目していた。
(なんかどんどん状況が悪化してるな…(汗))
結局、最後まで練習を見学していった。
「…もうイミワカンナイ///////」プシュウウウ…
「今度からはちゃんと言えるようにしようね」
おしまい