全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第229話「Pastel*Palletes映画大作戦!・4」

 

 

 前回までのあらすじ

 

 映画撮影をするにあたり、邪魔になる主演俳優・脛梶理太郎の追放工作を依頼された飛鳥は、無事に追放させることに成功したが、万が一の事態の為に脛梶の尾行を続けた。

 

*************

 

 夜になり、これ以上の行動は不可能と判断した飛鳥は、和哉に連絡して何とか宿に泊めて貰う事にした。

 

飛鳥「そういや和哉さんは、脛梶の事務所の調査でここにはいないんだよなぁ…。何も起こらなかったらいいけど…」

 

 だが、こういう時に何かが起きてしまうのがお約束なので、飛鳥はいつでも出撃できるように準備をしていた。

 

******************

 

 同じ頃、Pastel*Palletesも本日の撮影を終えて、高級旅館で一泊していた。

 

日菜「はー! 楽しかったー!」

麻弥「いやー。緊張しましたねー」

 

 パスパレの5人は同じ部屋に泊っていて、今日の撮影について語り合っていた。楽しそうに喋る日菜に対し、麻弥やイヴが相槌を打っていた。

 

彩「……」

 

 そんな中、彩は少し苦笑いしていた。理太郎に言われたことをまだ気にしていたのだ。

 

千聖「さて、そろそろ寝るわよ」

 

 千聖の言葉に日菜が反応した。

 

日菜「えー!! 流石にまだ早いよー!!」

千聖「遊びに来たんじゃないのよ? それに撮影も明日早いし…」

彩「そ、そうだよ」

「!」

 

 彩が相槌を打つと他の4人が驚いた。

 

千聖「…彩ちゃん。無理して今日の失敗を取り返さなくていいから」

彩「でも…」

千聖「言ったでしょ。無駄に力を入れても、その事に集中しすぎて役に集中できないって。落ち着きなさい」

彩「う、うん…」

 

 千聖の言葉に彩が反応すると、他の3人が安心していた。

 

*******************

 

 その夜。

 

「くそっ!!」

 

 理太郎は飲み歩いていたが、路地裏に遭ったゴミ箱を蹴って、鬱憤を晴らしていた。

 

「どいつもこいつもオレをバカにしやがって…!!」

 

 と、自分を貶した監督や助監督(飛鳥)、千聖の事を想いだした。

 

 あの後、父親に泣きついたが、林グループに手を回していた飛鳥の手によって父親から一方的に勘当され、路頭にさ迷っていた。このままだと俳優生活が終わるのも時間の問題だった。

 

 突然何もかもうまくいかなくなった事に対し、理太郎は憤りを感じていた。

 

 そんな時だった。

 

「力が欲しいか?」

 

理太郎「ああ!!?」

 

 理太郎が後ろを振り向くと、妖しい男の影が現れ、持っていた銃で理太郎は撃たれた。

 

「貰うぞ。お前の身体」

 

 心臓を撃ち抜かれた理太郎はそのまま倒れたが、男は持っていた銃とは別の光線銃を理太郎に放った。すると、理太郎はそのまま起き上がったがその瞳に生気はなく、赤く光った。

 

「何だ!? 今の銃声!!」

 

 近隣住民や野次馬がゾロゾロと現れたが、理太郎は気にせず、その場を後にして男も消えた。

 

********

 

 そして大通りに出てきた理太郎はほっつき歩いたが、そこでガラの悪い若者と肩がぶつかった。

 

「邪魔やあんた!」

理太郎「……」

 

 若者が理太郎に暴言を歩いたが、理太郎は無視した。

 

「無視すんなや!!」

「待てやコラァ!!」

 

 と、若者の仲間も理太郎を引き留めた。

 

「自分舐めとったらいてまうぞコラァ!!」

「ちょっと来いや!」

 

 そう言って暴言を吐くと、理太郎はぶつかった男の顔を見た。

 

理太郎「誰に向かってそんな口をきいてる」

「はぁ!?」

 

 理太郎の言葉に男は反応をしたが、

 

理太郎「そしてその態度はなんだ。オレは脛梶理太郎だぞ」

「知るかボケェ!! ホンマ殺したろか!!」

 

 そう言って男が理太郎に殴りかかったその時だった。理太郎が男の拳を受け止めた。

 

理太郎「死ぬのはお前だ」

「!」

 

 すると理太郎は男を持ち上げて、車道を走っている車の方に投げた。

 

「!!?」

 

 男は走っていた乗用車にはねられて、宙を舞い、そのまま鈍い音を立てて倒れるとそのまま動かなくなったまま、血を流していた。

 

「う、うわあぁああああああああああああ!!!!」

 

 目の前の惨劇を見て、男の仲間は悲鳴を上げたが、悲鳴を上げたのは彼らだけはなく、通行人もそうだった。それを見て理太郎は不気味な笑みを浮かべた。

 

 男をはねた乗用車は突然の事態に車を正常に運転する事が出来ず、建物に車をぶつけてしまった。幸いけが人はいなかったが、人をはねた事に対して憔悴していた。

 

 理太郎は男の仲間に視線を向けた。

 

「ひ、ひぃいいいいいい!!!」

「オ、オレたちが悪かった!!!」

「だから頼む!! 見逃して…」

 

 理太郎が男を車道に向けてぶん投げ、車にはねられた様子を見て仲間たちは理太郎に恐怖を覚え、腰が抜けて動けなくなり、必死に命乞いをしていた。

 

理太郎「ダメだ。お前達もオレを舐め切った。死んでもらわないといけない」

「そ、そんな…」

 

 その時だった、

 

「おい、てめぇ!!」

 

 車から運転手が降りてきて、理太郎に突っかかった。

 

「よ、よせ!!」

 

 若者たちが止めようとしたが、運転手の男は止まらなかった。

 

「これは一体どういうつもりや!! どないしてくれんねん!!」

 

 運転手の男がそう言うと、理太郎は振り向いて運転手の男を睨みつけた。

 

運転手の男「あ? なんやコラァ」

理太郎「お前。オレが誰か分かってて話してんの?」

運転手の男「そんなん知るか!! お前が誰やろうがこっちには…」

 

 運転手の男がそう言い放った瞬間、理太郎は運転手の男の腹を貫いた。

 

理太郎「だったら死ね。オレの事を認めない奴に生きる事は許されないんだよ」

 

 理太郎が勢いよく、手を引っこ抜くと男の腹から勢いよく血が噴き出て、理太郎は返り血を浴びた。

 

理太郎「このオレの服を汚しやがって…死ね死ね死ね!!!!」

 

 服を汚された怒りからか、理太郎は運転手の男をサンドバックのように殴り続けた。手足が折れようが、歯がぶっ飛ぼうがお構いなし、理太郎は自分の怒りを運転手の男にぶつけていた。人間の行動とは思えない行動に、人々は逃げ惑った。

 

 

*************

 

 その頃のパスパレ、

 

日菜「ちょっとだけテレビ見ようよ~」

千聖「…仕方ないわね。ちょっとだけよ」

 

 どうしても寝れない日菜に対し、千聖はため息をつきながらテレビをつけた。するとそこにはニュースが行われていた。

 

日菜「あれ? この時間帯ってバラエティやってる筈じゃ…」

千聖「しっ!」

 

 目の前のニュース映像を見て、千聖が日菜に静かにするように指示を出した。

 

『速報です。京都の烏丸で男が暴れまわっているという情報が入っていて、男は今も暴れまわっております』

 

 ニュースキャスターがそう言うと、パスパレはショックを受けた。

 

日菜「烏丸ってこのホテルの近くじゃん!」

彩「ええっ!!?」

イヴ「こ、怖いです…」

 

 パスパレメンバーは身を寄せ合っていた。

 

*********

 

 飛鳥は理太郎の邪気を感知し、超能力で場所を特定した。

 

飛鳥(烏丸の方だ!!)

 

 飛鳥が龍狐のお面をつけ、黒いシャツに黒いズボンを穿いた状態で瞬間移動を行い、現場に向かった。

 

 

おしまい

 

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