それはとある休日の事だった…。
「……」
私服を着ていた一丈字飛鳥は困惑しながら、駅前で佇んでいた。というのも…。
「お待たせ~」
私服姿のモカがやってきた。
モカ「結構早いね~。いつから来てたの~?」
飛鳥「5分くらい前」
モカ「そうなんだ~。そんなに女の子たちと買い物に行くのを楽しみにしてた~?」
飛鳥「そうですね…」
飛鳥が困惑しながら周りを見渡していた。
モカ「どうしたの~? 敬語なんか使っちゃって」
飛鳥『…嗅ぎつかれてる』
モカ「?」
飛鳥が周りを見渡すと、男子生徒達が所々で見張っていた。
モカ「え~。そこまでする~?」
飛鳥「そりゃそうでしょうよ…」
男子生徒達の執念深さにモカが引いてると、飛鳥も困惑していた。
飛鳥「黒服さん達にガードして貰ってるとはいえ、困ったなぁ…」
男子生徒達の執念深さに困惑していた飛鳥だった。
モカ「山本〇史の真似かなぁ~」
飛鳥「怒られるからやめて」
猛アタックにより、嫁さんをゲットした某俳優の名前を出したモカに対して、飛鳥は牽制した。
「飛鳥! モカ! もう来てたのね!」
こころ、花音、パスパレ5人がやってきて、飛鳥が石化した。
麻弥「ど、どうしましたか!?」
飛鳥「…あの、Pastel*Palletesが全員いらっしゃるのは、どういう意味でしょうか」
日菜「いやー。全員で来た方がるんってするかなって!」
飛鳥「少なくとも私はるんじゃなくて、バチって来てますよ…」
千聖「どういう意味? まさか不満だと?」
飛鳥「いえ、つけられてて、全員来た事で衝撃を受けてます」
「!?」
飛鳥の発言に皆が驚いていると、千聖が黒い笑みを浮かべた。
千聖「想定の範囲内よ。今回が初めてじゃないもの」
飛鳥「あ、そうだったんですね…」
よくもまあ今まで警察に捕まらなかったなぁ…と飛鳥は思ったと同時に、改めてファンの男子生徒達が異常だという事に気づいた。ちなみに全員が全員こんな感じではないが、こんなことしてたら嫌でも目立つ。
日菜「そういう事だから、今日は思いっきり遊ぼうね!」
飛鳥「え? あ、はい…」
自分に言ってるのかどうか分からず、飛鳥は若干疑問形で答えた。
彩「ゴメンね。付き合わせちゃって…」
飛鳥「私は問題ございませんが、丸山先輩たちはスキャンダルとか大丈夫ですか?」
千聖「大丈夫よ。事務所には伝えたから」
千聖がそう言うと、ウインクをしたため、飛鳥は超能力で千聖の心を読み取った。事前にかわしたサインである。
千聖『和哉さんが手を回してくれるから大丈夫よ』
飛鳥『そ、そうですか…』
まさか自分の師匠が売れっ子女優とそこまでコンタクトを取っていた事に、驚きが隠せない飛鳥であった。
千聖「それじゃ、車に乗り込んで頂戴」
飛鳥「え?」
千聖「弦巻さんの車で移動するわよ。後は…分かるわね?」
飛鳥「理解出来ました」
千聖の指示で飛鳥がモカたちと一緒に高級車の中に入り込んだ。これが何を表しているかというと、飛鳥は美少女達と同じ車の中にいるのだ。これが男子生徒達にとってはどれだけ羨ましいか計り知れなかった。
「い、一丈字の奴~!!!」
「オレ達が無しえなかったことを!!」
「いいなぁ~!! いいなぁ~!!!」
「オレも千聖ちゃん達と同じ車の中に乗りたい!!」
「しかもあんな可愛い女の子達と一緒にいるから、いいにおいするんだろうなぁ~!!」
「座ったシートに顔を…」
「それは流石にキモいぞ」
と、妄想を垂れ流したので、周囲の人間達は男子生徒達はゴミを見る目で見つめていた。
そして飛鳥も感知したのか、どんよりしていた。
彩「ど、どうしたの? 一丈字くん。具合悪いの?」
飛鳥「…いえ、あの人たちはこの状況を見て、どんな事を思い浮かべているんだろうと」
千聖「考えたくないわ。どうせまたエッチな事を考えてるんでしょう」
モカ「エッチな事ですめばいいですけどねぇ~」
モカの発言に花音が怯えていた。
千聖「花音に悪影響よ。こんな話は終わりにしましょう」
そう言って一行は、目的地に向かった。
「うちの体操服を取り扱っているのはアソコしかいない!」
「ていうか購買部で買えばよくね!?」
******************
一行は、繁華街の中にある服屋にやってきた。この店はバンドリ学園の制服やら体操服を取り扱っていた。
千聖「さて花音、麻弥。買ってらっしゃい」
花音「う、うん…」
麻弥「はいっす…」
花音と麻弥は体操服のサイズを選定した。ちなみに費用は弦巻財閥が負担する事になった(※出世払いとして)。
飛鳥達は特に用事がない為、二人の買い物が終わるまで待っていた。ちなみに飛鳥は非常事態に制服や体操服がダメになる事を想定して、事前に何着か購入していた。
麻弥「そういや、今のサイズどれくらいだったかな…」
花音「あ、そういえば…」
すると千聖がある事を考えた。
千聖「そうだわ。この際だからスリーサイズを測りなおしましょう」
と、わざと大きな声で言い放った。近くや中で潜んでいた男子生徒達はまなこを大きくしていた。飛鳥としては、クラスメイトや本当に偶然制服を買いに来た男子生徒達がいなくてよかったと思った。
麻弥「ス、スリーサイズを…?」
すると千聖が飛鳥を見た。
千聖「飛鳥くん。測って頂戴」
花音「ふぇええええええーーーーーーーー!!!?///////」
麻弥「んあぁ!!?」
千聖の発言に麻弥と花音が絶叫して、事情を知らない彩や千聖、イヴが驚いていた。飛鳥としては、事情伝えてないのかと驚いていた。
彩「ち、千聖ちゃあん!!//////」
日菜「おもしろそー!!」
イヴ「ブ、ブシドー!!?/////」
飛鳥「違います。白鷺先輩、冗談はやめてくださいよ」
千聖「冗談よ。少なくとも麻弥ちゃんはアイドルなんだから…それくらいは分かるわね?」
飛鳥「さあ、果たして私は今日生き残る事が出来るのだろうか」
モカ「生き残って貰わないと困るよ~」
と、まあそんな会話をしていたが、
「ス、ス、スリーサイズを測るってェ~~~~!!!?」
「け、けしからーん!!!」
「お、乙女の清らかな…」
「一丈字許すまじ…!!」
男子生徒達は嫉妬の炎を燃やして飛鳥を睨みつけ、飛鳥の魔の手から千聖たちを守る事を決意したが、100%負けるのは男子生徒達の方です。
飛鳥「それにしても白鷺先輩もそういうジョークを言うんですね」
千聖「どういう意味」
日菜「ホントだ。前は絶対そういう事言わなかったのに」
彩「うんうん」
飛鳥の言葉に彩と日菜も乗ると、千聖が困惑していた。
日菜「あ、そうだ! この際だから千聖ちゃんも測って貰ったら!? スリーサイズ!」
飛鳥「氷川先輩。北極から南極なんですけど。どうあっても私を殺しに来てますよね」
千聖「大丈夫よ飛鳥くん。死ぬのは日菜ちゃんだから」
彩「喧嘩はやめて~~~!!!!!」
まあ、なんだかんだ言って楽しい買い物になったそうです。
おしまい