全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第252話「一丈字飛鳥 完全勝利」

 

 

 それはある日の事だった…。

 

香澄「じー…」

飛鳥「……」

 

 カフェテリアで、香澄が飛鳥をじっと見つめていた。現在飛鳥はPoppin’Partyと一緒に食事をしていた。当然のごとく、男子生徒たちからは嫉妬されていた。

 

「オレと香澄ちゃんとランチしたい…」

「おたえちゃんとご飯食べたい…」

「りみちゃんにチョココロネ食べさせたい…」

「さーやちゃんのパン食べたい…」

「有咲のパンツ食べたい…」

有咲「一人おかしい奴がいるぞ!!!」

 

 男子生徒たちの嫉妬の言葉に有咲が突っ込みを入れた。

 

「あっ!!? ズボンの事じゃなくて下着だからね!?」

「パンティー!!」

「勘違いすんなよ!!」

有咲「猶更タチが悪いわっ!!!//////」

 

 逆効果だとしか言えない男子生徒たちの弁解に有咲はさらに突っ込みを入れた。

 

たえ「有咲人気者だねー」

有咲「喧嘩売ってんのか? 喧嘩売ってんのか? エ?」

 

 たえの言葉に有咲が突っ込むと、沙綾とりみが嫌そうな顔をした。

 

沙綾「…あのさ、そういう話しないでくれるかな?」

「そうだぞ一丈字!!」

沙綾「いや、あなた達なんだけど!!」

 

 沙綾の突っ込みに飛鳥が困惑した。

 

飛鳥「やっぱりこうなったか…」

香澄「あ、飛鳥くんは気にしなくて大丈夫だよ!」

「女子に味方してもらうなんてきたねぇぞ!!」

「そうだそうだ!!」

 

 と、いがみ合っていると…。

 

「ねえ」

「ああん!!?」

 

 どこからかした声に男子生徒たちがその方を見ると、女子生徒たちがごみを見つめる目で言い放った。

 

「うるさいんだけど」

「うるさいのはお前じゃ!!」

「下級生いじめといて威張ってんじゃねーぞ!!」

「ほかの男と浮気したこと、あいつしってるかんな!!」

(思ったほか、反撃食らってた!!)

 

 にらみを利かせて言い放った女子生徒に対し、男子生徒たちが猛攻撃すると、女子生徒は涙目になった。

 

「そ、そんなに言わなくても…」

「あのさ、泣きたいのは彼氏や後輩の方だよ?」

「泣くくらいなら最初からするなよ」

「ていうか、都合悪かったら泣くとか卑怯すぎだろ」

「泣いてる暇があるなら、さっさと謝ってきな?」

ポピパ(思ったほか正論言い放ってる!!)

飛鳥(それでいて、何でこんなことしてんだろう…)

 

 男子生徒たちが正論をかましていて、ポピパと飛鳥が驚いていると、

 

「ちょ…そ、そこまで言う事ないでしょ!?」

「そうそう! 今その話してないし!」

「ハイ話をそらそうとするー!!!」

「友達ならそういうの止めるなり、しかるなりするもんじゃないの!?」

「それでも友達か!!」

「自分の罪から逃げるな!!」

飛鳥(どう突っ込んだらええねん!!!)

 

 状況があまりにもカオスになってきたので、飛鳥は心の中で突っ込んだ。

 

 そんな中だった。

 

「おい!!」

「!!」

 

 すると女子生徒の彼氏と後輩らしき女子生徒たちが現れた。

 

「た、たっくん!!」

「聞いたぞ。お前、オレの兄貴と乗り換えようとしたんだってな!!」

「ち、違うの!!」

「うるせぇ!! いいか。兄貴は他にも女作って妊娠させたんだ!」

「ええーっ!!?」

 

 衝撃の事実に皆が驚いた。髪型の話からまさかこんなことになるなんて思いもしなかった飛鳥とポピパ、そして男子生徒たちは驚きを隠せなかった。

 

「そ、そんな嘘よ!!」

「残念だったな。兄貴はその女と結婚させられることになったんだ。つまり、お前は捨てられるんだよ。兄貴にもオレにもな!」

「そ、そんな! 考え直してたっくん!」

「オレに近づくな!! この××が!! 生まれてきたことを後悔しろ!!」

(言い過ぎ!!!)

 

 ここでは公開できない差別用語を言い放つと、飛鳥達は困惑した。

 

「あ、それからもう一つありますよセンパイ」

「な、なによ…」

「センパイたち、強制退部になりますよ」

「私たちが密告しときましたー」

「!」

 

 部活の後輩たちが女子生徒に言い放った。

 

「先生は信じてくれて、ほかの先輩達も強制退部だそうです」

「今日までお世話になりました」

「もう部室に来ないでくださいね」

「なんだとお前ら!! 調子に乗りやがって!!」

 

 後輩たちの生意気な態度に女子生徒たちが激高すると、彼氏が激怒した。

 

「いい加減にしろ!! そういう態度が取れる立場か!!」

「うるさいわね!! あんたこそ松原さんの縦笛盗んだくせに偉そうなこと言ってんじゃないわよ!!」

「!!?」

 

 さらに衝撃の事実が発覚して、皆が驚いた。

 

「ちょ、お前それ今言うなよぉ!!」

有咲「少しは否定しろよ!!」

 

 彼氏の言葉に女性陣はドン引きした。

 

「か、花音ちゃんの縦笛だとぉ…!!?」

「ゆ、ゆるせーん!!」

「成敗してくれる!!」

「どんな味がした!! どんな味がしたんだぁ~!!!?」

 

 とまあ、とにかくカオスな状況になったので、飛鳥は超能力をこっそり使って、飛鳥とポピパがほかの生徒に気づかれないようにした。

 

飛鳥「皆さん、ここは退きましょう」

有咲「そ、そうだな…」

香澄「え!? 止めなくていいの!?」

飛鳥「もうここまで大きくなったら、止められませんよ」

有咲「分かった。お前の事は忘れねぇ…」

香澄「ちょ、私も行く~!!」

たえ「気づかれないようにそーっとそーっと…」

 

 飛鳥とポピパはその場を離れていった。

 

「だから…」

「おい」

「!!」

 

 すると一人の男性教諭が現れた。

 

「お前ら全員生徒指導室!!」

 

飛鳥(超能力使えて良かった~)

 

 

おしまい

 

 

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