全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第257話「飛鳥とモカはいつもここから」

 

 

 今日も今日とて、笑ってはいけないバンドガールズ。

 

有咲「って!! 牛乳含まない奴、何とかならねーのかよ!!」

香澄「今日こそ笑わないようにするぞー」

 

 ここはCiRCLEのスタジオ。バンドガールズたちはいつものように牛乳を口に含んでいて、男子生徒たちが香澄たちの前にしゃがんで、口を大きく開けていた。気色悪すぎる。

 

「くぅううううう!!! また落ちたぁ!!」

「こうすることでしか、あの子とお近づきになれないなんてぇ!!」

「にくい! 一丈字がにくい!!」

「でも牛乳浴びられたい…」

 

 CiRCLEの外では抽選から外れた男子生徒たちがわんさかいた。正直嬉しくない客寄せである。

 

まりな「えー。という訳で今回は飛鳥くんとモカちゃんがお笑いライブをします! どうぞ!!」

 

 すると飛鳥とモカがスーツ姿で出てきた。そしてモカがフリップを持ってきて、準備するとカノンが流れた。

 

飛鳥「悲しいときー!」

モカ「悲しいとき~」

 

 飛鳥とモカのテンションが違いすぎて、噴き出しそうになったが、何とか耐えた。

 

飛鳥「誰かが死んだときー」

モカ「悲しいときー。誰かが死んだとき―」

 

 するとフリップがめくられていたが、そこには飛鳥の遺影が描かれていた。バンドガールズたちは、誰が描いたんだろうと疑問に思っていた。

 

飛鳥「悲しいときー」

モカ「悲しいとき~」

飛鳥「妹さんに割と本気で怒られてる戸山さんを見た時~」

モカ「悲しいとき~。妹ちゃんに割と本気で怒られてる香澄を見た時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『妹・明日香がガミガミ怒っていて、涙目でしゅんとしながらうつむいている香澄。そして飛鳥が遠巻きに見ていた図』

 

 香澄は盛大に噴き出した。すると香澄担当の男子生徒が必死に香澄が吹いた牛乳を浴びようとして体を動かすと、ほかのバンドガールが必死に耐えていた。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「ペットショップで亀に対してやたら対抗意識を燃やしている花園さんを見た時~」

モカ「悲しいとき~。ペットショップで亀に対してやたら対抗意識を燃やしているおたえを見た時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『物凄い顔で亀を睨みつけながら、ペットのウサギたちを考えているたえと、それを困った様子で見つめている飛鳥の図』

 

たえ「!!」

 

 たえはちょっと苦しそうにした。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「購買部で先にチョココロネを買ったであろうお姉さんに泣きながら、譲ってほしいと交渉している牛込さんを見た時~」

モカ「悲しいとき~。購買部で先にチョココロネを買ったであろうお姉さんに泣きながら、譲ってほしいと交渉しているりみりんを見た時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『涙目で姉・ゆりにチョココロネを譲るようにせがむりみと、遠くから困惑している飛鳥の図』

 

 りみは噴出しそうになっていたが、何とか耐えた。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「で、お姉さんはお姉さんでちょっと大人げなかった時~」

モカ「悲しいとき~。お姉さんはお姉さんでちょっと大人げなかった時~」

 

 モカがフリップをめくると、

 

『チョココロネを譲る代わりに今週自分が担当していた家事を全部代わりにやる事を、悪い笑みを浮かべながら言い放つ姉・ゆりの図』

 

 りみは下を向いて噴き出したが、机からこぼれた牛乳を男子生徒が吸っていた。沙綾と有咲は笑う事よりも、男子生徒の気持ち悪さに耐えていた。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「山吹さんが弟くんに対して若干大人げないことをしている事を知った時~」

モカ「悲しいとき~。さーやが弟くんに対して若干大人げないことをしていることを知った時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『じゃんけんで自分が勝ったのに、沙綾が「さ、3回勝負!」と必死に言い張ってる図』

 

 沙綾は噴き出した。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「このネタを作ってる最中に、やまぶきベーカリーに行って、弟くんが教えてくれた時―」

モカ「悲しいときー。このネタを作ってる最中に、やまぶきベーカリーに行って、弟くんが教えてくれた時―」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『上には三回勝負と必死になっている沙綾の回想と、それを想像している飛鳥、モカ、そして弟の純の図』

 

沙綾「アイツ…!!!」

有咲(って、事は次はあたしか!!?)

 

 沙綾が怒りに震えていた。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「美竹さんと湊先輩がしょうもないことで言い争っているのを見た時―」

モカ「悲しいとき~。蘭と湊先輩がしょうもないことで言い争っているのを見た時―」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『どっちが朝早く起きたかで、割と本気の喧嘩腰で言い争っている蘭と友希那の図』

 

 蘭とリサが噴き出した。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「少なくとも美竹さんが明らかに嘘をついてた時~」

モカ「悲しいとき~少なくとも美竹さんが明らかに嘘をついてた時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『モカが本当に起きた時刻を心の中で突っ込みを入れていていて、LINEに「今起きた」という蘭のメッセージ付きだった』

 

 ひまり・巴・つぐみが噴き出した。

 

飛鳥「かなしいとき~」

モカ「かなしいとき~」

 

飛鳥「あからさまに変装がバレバレの丸山先輩を見た時~」

モカ「悲しいとき~。あからさまに変装がバレバレの彩さんを見た時~」

 

 モカがフリップをめくると、ファッションセンスがよろしくない彩の図が描かれていて、日菜と千聖が噴き出した。

 

日菜「あっはははははははははははは!!!!」

 

 日菜がめちゃくちゃ笑うので、彩が衝撃を受けた顔をしていた。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「白鷺先輩のネタを考えたけど、どうしても思いつかなかった時~」

モカ「悲しいとき~。白鷺先輩のネタを考えたけど、どうしても思いつかなかった時~」

 

 モカがフリップをめくった。

 

『焼肉屋で怪しげな取引をしている飛鳥、モカ、千聖の図』

 

 彩、麻弥、イヴが噴き出した。

 

飛鳥「悲しいとき~」

モカ「悲しいとき~」

 

飛鳥「夕日が沈んだ時~」

モカ「夕日が沈んだ時~」

 

飛鳥・モカ「どうも、ありがとうございましたー」

 

**********************

 

モカ「蘭許して~」

飛鳥「……!!」

 

 蘭に追いかけまわされる飛鳥とモカだった。

 

 

おしまい

 

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