全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第275話「きのこたけのこ戦争」

 

 それはある日の事だった。

 

「そんな! おたえ! りみりん!! 考え直してよ!!」

「考え直すのは香澄だよ」

 

 学校の食堂で香澄とたえが喧嘩をしていた。それをりみと沙綾も一緒にいたが、りみはたえの隣、沙綾は香澄の隣にいた。

 

「待て待て。どうしたんだよお前ら」

 

 有咲がやってきた。

 

香澄「有咲はきのことたけのこ、どっち派!?」

有咲「うわー…めちゃくちゃめんどくさい奴来た…」

香澄「私はタケノコが美味しいと思うんだけど、おたえとりみりんはきのこがいいって言うんだよ!!?」

たえ「有咲はきのこだよね?」

 

 きのこの山とたけのこの里のどっちが美味しいかでもめているのを見て、有咲はあきれていた。りみと沙綾は一応どっちかって言われたらという感じだったが、香澄とたえのヒートアップぷりに困惑していた。

 

 そんなとき、Afterglowがやってきた。

 

蘭「…何やってんの?」

有咲「ゲッ!!」

香澄「あっ! 聞いてよ蘭ちゃん!! 実はね…」

 

 香澄が事情を説明した。

 

モカ「モカちゃんはきのこかな~」

巴「アタシも…」

ひまり「私もきのこかなー。たけのこはチョコで手が…」

香澄「えーっ!!?」

たえ「ほら」

 

蘭・つぐみ「……」

香澄「反応しなかったって事は、蘭とつぐはたけのこだよね!?」

つぐみ「あ、あははは…」

蘭「いや、別にそうなんじゃないし…」

 

 香澄の言葉につぐみが苦笑いし、蘭が視線をそらした。有咲はどんどんめんどくさそうにしていた。

 

「どうしたの?」

 

 今度はPastel*Palettesが現れて、有咲が絶望した。

 

香澄「実は…」

有咲「ちょ、やめろぉ~!!!!」

 

 香澄が事情を説明すると、

 

日菜「分かる! たけのこるんってするよね!」

彩「私もたけのこかな…」

香澄「ですよね!!」

 

千聖「私はきのこね…」

麻弥「そうっすね…。機材触るので…」

イヴ「ブシドー」

香澄「えー!! イヴちゃんは絶対こっちでしょ!! 竹刀使うんだし!!」

有咲「いや、その発想はおかしいだろ」

 

 香澄の言葉に有咲が突っ込みを入れると、香澄は有咲の方を見た。

 

香澄「そういえば有咲はどっちなの!?」

有咲「えっ…」

 

 その時だった。

 

「どうしたの? 随分騒がしいけど」

 

 友希那、紗夜、リサ、燐子の4人が現れた。

 

あこ「あこもいるよ!!」

 

 あこが後からやってきて、Roseliaが揃った。

 

友希那「話は聞かせてもらったわ。きのこたけのこ戦争ね!」

香澄「違います。たけのこきのこ戦争です!」

たえ「いや、きのこたけのこ戦争だよ」

有咲「二人とも静かにして」

 

*************************

 

友希那「さっきも言ったけど、きのこ派ね」

リサ「ごめんねー…あたしも」

あこ「あこも」

 

紗夜・燐子「……」

有咲(思ったけど、どうしてこんなに別れるんだよ…。しかもこの流れは…!!)

 

「あら! 皆集まって何をしているのかしら!?」

 

 ハロハピが現れた。

 

有咲(思ったけど、弦巻さんってきのこたけのことか食べなさそう…)

 

こころ「何してるのかしら?」

香澄「それがね」

 

 香澄が事情を説明した。

 

こころ「そんなのどっちも美味しいわよ!」

有咲(なんだろう。弦巻さんが天使に見えてきた)

香澄「それは私も同じだけど、どっちかっていうと」

こころ「甲乙つけがたいわね…」

 

薫「私はたけのこをお勧めするよ」

りみ・ひまり「え゛っ…」

千聖「残念だったわね」

 

はぐみ「はぐみもたけのこかなー」

花音「わ、私もたけのこかな…」

千聖「」

 

 親友の花音の発言に千聖が石化した。一番残念だったのは彼女だったという事だ。

 

美咲「私もたけのこですね…」

こころ「あら! 皆たけのこが美味しいの!? それじゃ、たけのこにしようかしら!」

香澄「おっしゃあ!!」

たえ「えー…」

 

 こうして、きのこが11人、たけのこが13人になった。

 

香澄「ところで有咲はどっち?」

有咲「えっ…」

たえ「有咲はきのこだよ。此間きのこの山買ってるの見たもん」

 

 たえの言葉に空気が止まった。

 

香澄「えー!! 有咲信じてたのにー!!」

有咲「…で、結局どうすんだよコレ」

こころ「そうだわ! きのこの山とたけのこの里をいっぱい買って、お茶会でもしましょう!!」

香澄・たえ「さんせー!」

有咲「えええええええええええええええええええ」

 

 自由奔放ぶりに有咲は驚きを隠せなかった。

 

こころ「そうだわ! 飛鳥も誘いましょう!」

たえ「そういえば、今日見てないね」

香澄「ホントだ」

 

 その時、カフェテリアのモニターにこんな番組が流れていた。

 

まりな『今日のバンドリチューンは、1997年2月21日にリリースされ、ソロデビューとなった河村隆一の「I LOVE YOU」。この曲を一丈字飛鳥with弦巻家黒服オールスターズの皆さんが演奏いたします』

 

 すると黒服たちがギター、ベース、ピアノ、ドラム、ソプラノサックスを演奏し、飛鳥はマイクを持っていた。

 

 

 飛鳥が歌いだすと、皆がモニターにくぎ付けになった。普段はかけている眼鏡を外しており、スーツで歌っていた。そしてとても色気のある歌声で歌い上げる。

 

香澄「やっぱり歌上手!!」

有咲「それもそうだし、黒服さん達も演奏上手…」

 

 この後1番、間奏、ラストサビという順番に歌い上げたが、飛鳥はミュージカルでもやってるんじゃないかという感じで、感情をこめて歌って、香澄たちを魅了していた。

 

 そして演奏が終わると、飛鳥は完全にやり切った顔をしていた。

 

有咲「いや、何してんだあいつァ――――――――――――――!!!!!」

 

 有咲が学校中に響き渡るほどの突っ込みを入れた。

 

 

おしまい

 

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