全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第276話「おばけタワー・1」

 

 今回はこのメンバーで塔に行ってもらいます。

 

ポピパ  … 香澄

アフグロ … 蘭、ひまり、巴

パスパレ … イヴ

ロゼリア … リサ

ハロハピ … 薫

 

***********************

 

巴「はぁ!!?」

蘭「頭おかしい!! 頭おかしい!!!」

 

 お化け屋敷だとわかり、巴と蘭はマジ切れしていた。

 

香澄「どうしてポピパは私だけなの!!?」

有咲「いやー…りみとおたえに行かせたら、画が取れないからじゃね?」

沙綾「が、頑張って…」

 

ひまり「モカとつぐがいないなんて…」

モカ「頑張れ勇者たちよ~」

 

リサ「なんでお化け屋敷に行かないといけないのよ~!!!」

友希那「仕方ないわよ」

リサ「…1週間くらい、クッキー作ってあげない」

 

薫「私も指名がかかるなんて困った幽霊だな。ハハハハ…」

花音「か、薫さん…」

美咲「膝、凄く震えてますよ…」

 

 薫がいつものように気取って見せたが、内心は幽霊がめちゃくちゃ怖くて膝が震えていた。

 

イヴ「……!」

千聖「イヴちゃん。止めを刺すようで悪いけど、木刀は置いていきなさい」

イヴ「い、いや…これは悪霊退散目的で…」

千聖「置いていきなさい?」

日菜「千聖ちゃんが代わりに行けばいいんじゃない?」

千聖「なんでそうなるの!!?」

香澄「一緒に行きましょう」

蘭「名案」

巴「白鷺さんがいれば心強いなー」

千聖「ちょっと私を巻き添えにするのやめてくれない!!?」

 

 結果的にイヴは木刀を没収されたが、千聖がプラスワンで行かされそうになった。

 

千聖「ちょっと一丈字くんは!!?」

たえ「そういやいないですねぇ」

千聖「ちょっとー!! 一丈字くーん!!!」

 

 千聖がそう反応したその時、香澄とリサががしっと千聖の肩を掴んだ。

 

香澄「一緒にイきましょう…」

リサ「ソウダヨー…」

イヴ「チサトサンモイッショナラアンゼンデス…」

千聖「ひっ!!」

 

 香澄たちの必死ぶりに千聖が涙目になってると、飛鳥が遠くから様子を見ていて、何事かと困惑していた。

 

飛鳥(あれ、何やってるんだろう…)

 

 そして千聖が飛鳥に気づいた。

 

千聖「あっ!! 一丈字くーん!!! 来てー!!! 本当に来てー!!!!」

 

 千聖が飛鳥にバトンタッチをしようとするが、聞こえてないのか、そのまま通り過ぎようとしていた。

 

千聖「本当は聞こえてるんでしょ!!! 来ないと説教よ説教!!! 早く来なさ~い!!!!」

日菜「あははははははは!! 千聖ちゃんおもしろ~い!!」

彩「ち、千聖ちゃん…」

 

 飛鳥とのやり取りを見て日菜は爆笑していたが、彩と麻弥は飛鳥といつの間にか仲良くなっていることに驚いた。

 

 そして飛鳥が来たが…。

 

千聖「さて、やる事は分かってるわね?」

飛鳥「はい、白鷺先輩達がこのタワーに上り終わった後、エンディングテーマを生演奏です」

千聖「…は?」

 

 自分も登ることになっている事に、千聖が驚きを隠せなかった。

 

飛鳥「そういう訳ですので、頑張ってください」

千聖「ちょっと待って!? あなたじゃないの!!?」

飛鳥「本当は私の予定だったんですけど、今回は白鷺先輩をメインにしたいので譲ってほしいと…これがエビデンスです」

彩「うちのスタッフが原因なの!!?」

千聖「あのクソマネージャー…!!!」

麻弥「ち、千聖さん! 女の子がそんな事を言ったらいけません!!」

 

 スタッフの差し金に千聖は怒り狂って暴言を吐くと、麻弥が突っ込みを入れた。

 

香澄「えー!! 飛鳥くん来てくれないの!?」

蘭「無責任すぎない」

飛鳥「え、美竹さん。私に来て頂きたいんですか?」

 

 飛鳥が驚いたように蘭に聞くと、蘭が頬を染めた。それを木の陰で男性スタッフが見ていて、指を鳴らした。

 

*************************

 

 こうして香澄たちはタワー内に入れられたが、入れられた瞬間に大きな音を立てて、閉じ込められた。

 

巴・ひまり「ひぃいいいい!!!!」

飛鳥「……」

 

 飛鳥も入れられていた。一応助っ人の要員で必要な時に行けるようにしていたのだが、参加者全員から最初から参加するように命じられていた。

 

飛鳥「結構凝ってますね…」

千聖「全く、いつの間にこんなものを…」

 

 飛鳥と千聖が困った様子で扉の方を見た。ちなみに様子が見れるように各地にカメラが仕掛けられていて、残りのメンバーはモニタールームで確認していた。

 

蘭「一丈字」

飛鳥「はい?」

 

 飛鳥が蘭を見つめると、

 

蘭「ほら、前を歩く」

飛鳥「あ、はい」

 

 男だから前を歩かそうとする蘭に対して、飛鳥は素直に返事した。

 

飛鳥「それでしたら、誰か後ろを見て頂けますか?」

「後ろ?」

飛鳥「前と後ろを見ていると、一番安全だそうですよ」

薫「それなら私が見よう。後ろは一番安全そうに見えて危ないと聞くからね」

ひまり「流石薫先輩!!」

 

*******************

 

 モニタールーム

 

りみ「よく考えたら薫さんと一緒に肝試し…めっちゃ羨ましい~!!」

 

 りみがひまりを羨ましがると有咲と沙綾が苦笑いしていた。

 

つぐみ「それはそうと蘭ちゃん達大丈夫かな…」

モカ「大丈夫だよ~。飛鳥くんがついてるから~」

つぐみ「え?」

 

 つぐみがモカを見つめた。

 

モカ「つぐだって知ってるでしょ」

つぐみ「……」

 

 モカの言葉に、つぐみは飛鳥に助けられたことを思い出して、笑みを浮かべた。

 

つぐみ「そうだね」

 

 それを他のバンドグループが見て驚いていた。

 

*********************

 

 そして飛鳥を先頭にして、一行は進んでいった。

 

飛鳥「階段あるので気を付けてください」

香澄「う、うん…」

 

 2階に上がるが、3階へ行くには一番向こう側までいかないといけない上に、迷路になっていた。

 

飛鳥「結構手が込んでるな…」

蘭「これ絶対何かいるよね!?」

巴「怖い事言うなよ!!」

ひまり「お願い余計な事考えないでぇ~」

 

 蘭・巴・ひまりが固まり、香澄・イヴ・リサが固まっていた。千聖と薫が後ろで確認する。

 

飛鳥「とにかく進みましょう」

香澄「す、進むのぉ!?」

リサ「も、もうちょっと時間をおいてから…」

 

 その時だった。

 

「ハヤクイケ…」

 

 という声が下から聞こえてきた。しかし、声があまりにも不気味だった。

 

リサ「ひっ!!?」

 

 全員がその声に気づいて、飛鳥以外がビビった。

 

薫「い、今なんか変な声が…聞こえなかったかい?」

飛鳥「早くいけって言ってますね」

千聖「どっちの意味かしら…」

香澄「ど、どういう事ですか…? どっちの意味って…」

 

千聖「進む方の行くと、死ぬ方の逝く…」

リサ「きゃあああああああああああ!!! ちょっとやめてよそういう事言うのぉ!!」

 

 リサが大声を出すと、他のメンバーもビビった。約一名除いて。

 

薫「そ、そうだぞ千聖。冗談が過ぎる…」

「ハヤクイケ…ハヤクイケ…」

 

 という声がずっと聞こえてきた。

 

飛鳥「これは早く前に進まないと、何か仕掛けてくるパターンですね」

蘭「……!!」

巴「そ、そうと決まれば早く進もう! そうしよう!!」

ひまり「これ、何階まで進まないといけないの~!!?」

飛鳥「6階ですね」

 

 その時だった。

 

「ハヤクイケ…ハヤク…イ…ケ…」

 

 アナウンスの声がどんどん途切れていった。

 

リサ「な、ナニコレ…」

薫「早く行こう。はや…」

  

 その時、下から物凄い足元が聞こえてきて、飛鳥以外の全員が悲鳴を上げて、飛鳥を追い越して逃げると、飛鳥は困惑しながら歩き出した。

 

 そして階段の出入り口を出たところで、閉じ込められてしまった。

 

飛鳥「結構本格的だな…」

 

 2階までたどり着いてこの始末。はてさて、この先どうなります事やら…。

 

リサ「えっ!!? これ、続くの!!?」

ひまり「もう終わりにして~!!!!」

 

 

つづく

 

巴「あっ!! つづくって!!」

蘭「おしまい!!!」

 

 

つづく

 

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