全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第279話「おばけタワー・完結」

 最上階にたどり着いたが…。

 

飛鳥(無限音階…)

 

 不気味なBGMが突然流れ始めた。

 

蘭「な、なに!!?」

巴「なんだよこれ…!!」

香澄「これ絶対何かある奴だよぉ!!」

イヴ「うううううう~~~~~!!!」

 

 BGMに飛鳥以外の1年生が固まりだした。

 

薫「さ、流石クライマックスを彩るだけにふさわしい音楽だね…」

千聖「じゃあ早くエレベータのカードキーを取ってきて頂戴」

薫「えっ…」

リサ「そうだよ! アタシ絶対に無理!! 薫取ってきて!!」

ひまり「薫先輩!!」

 

 皆から言われて薫が困っていると、飛鳥がすかさず前に出てカードキーを取った。

 

「!?」

 

飛鳥「皆さん。目を閉じ…」

 

 飛鳥がカードキーを取って喋ったその時、音楽が止まり、とても恐ろしい効果音と共に、とてつもなく怖い画像が部屋中に表示された。しかも何画面にも分かれて…。

 

「」

 

 それを見て、飛鳥も少し驚いたが、バンドガールズはもう完全に絶句していた。

 

リサ「あ…あがが…」

 

 リサは涙を流し、

 

蘭・巴・ひまり「……」

 

 蘭、巴、ひまりは腰を抜かし、

 

香澄「お、おしっこ出そう…」

千聖「しっかりして頂戴!!」

 

 香澄は涙を流しながら漏らしそうになり、

 

イヴ「き…きぇええええええええええ―――――――――――――!!!!」

薫「落ち着くんだ!!」

イヴ「うきー!! うきー!!」

 

 イヴが大暴れして薫が取り押さえた。

 

*****************

 

 そしてモニタールームでもその映像は流されていて、

 

有咲・沙綾「きゃ――――――――――――!!!!!」

 

 有咲と沙綾が絶叫して抱き合い、りみとたえは普通だった。

 

モカ「うわあああ~~~」

つぐみ「うわああ――――――――――ッ!!!」

 

 つぐみがモカに抱き着いた。

 

彩「いやあああああああああ!!!!」

麻弥「うわー!!!」

日菜「あはははははは!! 変な顔~~!!!!」

 

友希那「」

紗夜「こ、こんなのお化けと全く関係ないじゃないですか!! 驚かせてるだけじゃないですか!!」

あこ「び、びっくりしたぁ…」

燐子「……」

 

 燐子は突然のショッキングな画像に涙目になって放心していた。

 

花音「ふぇええええええええええ――――――――――――!!!」

はぐみ「きゃああああああ―――――――――!!!」

美咲「ああああああああああああああ!!!!」

こころ「とても大きな口ね!!」

 

 皆が絶叫する中、こころだけはいつも通りだった。

 

****************::

 

 そして効果音と画像が鳴り終わった後、また別の不気味な音楽と共に、とても大きな目玉が映されていた。暗闇の中なので正直夢に出てきそう。

 

飛鳥「ここで本気を出してきましたね。皆さん大丈夫…ではなさそうですね」

リサ「うぇええええ~~~~~~~~~ん…」

 

 そしてエレベータを何とか見つけ出した飛鳥達。

 

飛鳥「さあ、このエレベータに乗れば出られま…」

 

 エレベータが開いた次の瞬間、皆が一斉に乗り込んだ。

 

飛鳥「早…」

リサ「早く乗って!!! 一生のお願いだから早く乗って!!!」

飛鳥「あ、はい」

 

 飛鳥も乗り込んで、これで終わりかと思われた。エレベータの外はガラス張りになっていて、外に設置されているモニタールームで見学している有咲たちが見えた。

 

香澄「あっ!! 有咲たちがいるよ!!!」

リサ「やっと帰れる…」

 

 だが、エレベータはスタート地点があった1階を通り越して、地下へ…。

 

「え…?」

 

 そして扉が開くと、そこは立体駐車場で、何もない不気味な所だった。

 

蘭「なんで地下に行くの!?」

飛鳥「しかも入口には「EXTRA STAGE」って赤い文字が…」

ひまり「そんなのいらないよ~!!!!」

 

 そして皆が順路に従って歩いて行ったが、特に何もなかった。ちなみにどこかの図書館は地下8階まであるらしい。

 

*************************

 

 そして帰ってきた。

 

飛鳥「ただいま戻りました…」

モカ「お疲れ~」

飛鳥「疲れた…」

 

ひまり「うわ~ん!!! 怖かったよ~!!!」

 

 ひまりがモカに抱き着いた。

 

イヴ「生還しました!!」

千聖「そ、そうね…」

 

リサ「もういやだ~~~~」

薫「よしよし、よく頑張ったねリサ」

 

 参加者は無事に帰ったことを喜び合っていた。

 

飛鳥「で、結局白鷺先輩をメインしたいって話は…」

千聖「いいのよ。それはそうと、今回も大活躍だったわね」

飛鳥「そうでしょうか…」

リサ「うん。皆飛鳥くんのお陰だよ」

香澄「ありがと~!!!」

有咲「って、私に抱き着くなぁ!!///////」

 

 と、皆が笑いあった。

 

日菜「あ、そういえばエンディング歌うんだよね!?」

飛鳥「ええ。戸山さん達はまだ動けそうですか?」

香澄「うん!! 飛鳥くんのライブ見てみたい!!」

千聖「そういえば何を歌うの?」

日菜「河村隆一?」

飛鳥「にしようかと思ったんですけど、他の曲にしますか?」

日菜「ううん! あの曲がいいな!!」

 

 そう言って日菜のリクエストにより、エンディングは河村隆一の「I LOVE YOU」になった。

 

 特設ステージに飛鳥と、バックバンドをする黒服オールスターズが立っていた。後ろにはモニターがあった。

 

まりな「それでは、一丈字飛鳥with黒服オールスターズの皆さんで、河村隆一「I LOVE YOU」です! どうぞ!!」

 

 司会のまりながそう言うと、演奏が始まったが、後ろにあるモニターが表示された。それはお化けタワーに入る前の映像であり、映画のエンディングみたいになっていた。

 

香澄「すごーい!!」

リサ「あ、なんかもう泣きそう…」

 

 参加者が最前列に座って、香澄が反応すると、リサが泣きそうになっていた。映像の右には映画のようにクレジットが流れていた。一番最初に参加者、その後にモニタールームにいたメンバー、そして最後には飛鳥が表記されていて、そのあとは黒服たちやおばけタワーに携わった人々が表記されていた。

 

 飛鳥が歌い始めると、飛鳥の歌声とバックバンドの優しい演奏に参加者はうるみ始めた。長い戦いを戦い抜いた自分たちを優しく励まし、包み込んでくれていたからだった。

 

 1番のサビに入ると、香澄、イヴ、リサ、ひまり、巴が感涙していた。スクリーンには3階で幽霊に驚いて逃げ回っていた映像が流れていたが、それを乗り越えて、大きなことを成し遂げた為、感動していた。

 

 2番とラストサビ前は4階と5階、6階の映像が流れていたが、香澄たちは飛鳥を見ていた。参加してない一部のメンバーも香澄たちにつられて泣きそうになっていた。

 

 1回目のサビは歌っている飛鳥の映像が流れて、2回目のサビで地下駐車場で歩いている飛鳥たちが映し出されていた。香澄、蘭と巴がぶつくさ文句を言っているのを、リサとひまりがなだめて、千聖とイヴが苦笑いし、薫がいつも通り振る舞い、飛鳥はそれを何も言わずに聞いている。そしてひまりが出口を見つけると、香澄、イヴ、ひまり、巴、蘭が走り出した。リサが慌てて追いかけて、飛鳥、千聖、薫がそれを見守っている。

 

 そしてリサも早く来るように催促すると、3人が歩き出したところで左側の枠が消えて、クレジットが出終わると曲が終わり、それと同時に、最後にメッセージが表示された。

 

『THANK YOU FOR CHALLENGE!!』

 

飛鳥「ありがとうございました!」

 

 飛鳥がそう言い放つと、大歓声が起きた。最前列にいたタワーの参加者は全員が号泣しながら拍手していて、そのうち巴がスタンディングオベーションをした。

 

薫「とてもいいフィナーレだよ…」

千聖「そうね…。今回ばかりは同感だわ…」

 

 飛鳥とバックバンドへの拍手が鳴りやまず、日菜からアンコールを求められたが、エンディングなので行われなかった。

 

**************************

 

 後日…

 

友希那「Roseliaもあのタワーに上る事にしようかしら」

リサ「やめてぇ~!!!!!」

 

 蘭がマウント取ってきたのが原因である…。

 

 

 

 

おしまい

 

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