7月14日。
「せーの…」
「香澄! お誕生日おめでとー!!」
「ありがとうございまーす!」
有咲の家の蔵で、Poppin’Partyが香澄の誕生日を祝っていた。
香澄「テストが終わった後で良かったー」
有咲「学校から誕生日プレゼントとして追試を貰わないようになー」
香澄「ちょ、ひどいよ有咲ぁ~」
有咲「だから抱き着くなっての!!」
香澄が有咲に抱き着くと、有咲が鬱陶しがっていた。
たえ「いやー。それにしても今日も学校凄かったよね」
りみ「うーん…」
沙綾「まあ、いつもの事と言えばいつもの事なんだけど…」
Poppin’Partyは他の人の誕生日の事を思い返していた。
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『4月6日:白鷺千聖』
千聖「この時はまだ始業式前だから、学校の皆とのかかわりはないのだけど…」
千聖はパスパレの事務所の会議室にいた。メンバーも一緒にいる。
日菜「そういやどうなってんだろうね。時の進み具合」
千聖「日菜ちゃん?」
イヴ「でも、事務所への誕生日プレゼントはたくさん届いてますよ!」
千聖「そうなのよね。でも…」
日菜「下着が結構多いね。パンツとか派手だし…」
千聖「一体どういうつもりなのかしら…!!」
麻弥「いやあ、それは…」
麻弥が視線をそらした。
日菜「まあ、これもアイドルの運命という事で」
千聖「あなたにも下着が送られることを祈ってるわ」
日菜「えー。なんかるんって来るもの送られるかなぁ」
彩(日菜ちゃん。メンタル強すぎ…!!)
『美竹蘭:4月10日 & 宇田川巴:4月15日』
モカ「蘭、巴。お誕生日おめでとー」
蘭「…ありがとう」
巴「サンキューなー」
Afterglowで蘭と巴の誕生日パーティーをしていた。2人とも誕生日が近いという事と、メンバーの予定も考慮して、5人が一緒に集まれる日に誕生日パーティーを行った。
モカ「それはそうと、此間の10日とかすごかったよねー。蘭が男子にモテモテで」
蘭「…そんな事ないし」
モカの言葉に蘭が照れていた。
モカ「でも下着を送ってくるのは凄かったよねー」
蘭「…あれはいらない」
巴「なんで下着送るんだろうな?」
モカ「それはあれだよ~。自分が送った下着をつけて貰う事で、蘭を束縛…」
蘭「ちょっとやめよう。その話…」
巴「アタシの誕生日、不安になってきた…」
モカの話に蘭がドン引きすると、数日後に誕生日を迎える巴が困惑していた。
モカ「中学までは女子校で、男女共学にしてみたけど…男子って大胆だね~」
ひまり「そんな大胆さはいらないんだけど…」
巴「アタシは、前もって要求しようかな…」
蘭「それはそれでいやらしいよ…」
そして巴の誕生日前日、2組の教室で巴は誕生日プレゼントはラーメンが欲しいと遠回しに言ってみた。すると当日…。
巴「ラーメンの山だ」
モカ「しかも全国ご当地…」
巴の机やロッカーにはラーメンの山が…。
巴「こんなに食べきれないけど…まあいいか!」
ひまり「……」
蘭「ひまり。自分の誕生日にスイーツをねだるのはなしだよ」
モカ「ひーちゃんは体重計とかダイエット器具がいいんじゃないかな~」
ひまり「ひどい!!!」
ひまりが涙目で叫ぶと、つぐみが苦笑いした。
『松原花音:5月11日』
「花音ちゃん! お誕生日おめでとう!!」
「これ、オレからのプレゼント!!」 ※ ブラジャー
「これ、オレの!!」 ※ パンティ
「オレがプレゼント!!」
花音「ふ、ふぇえええええええええええ~~~~~~~~~~~」
男子生徒たちに一斉に詰め寄られて、花音がパニック状態になっていると、千聖がガードした。
千聖「プレゼントがある人はこちらに渡して頂戴。検品するわ」
「おお!! 千聖ちゃんが現れたぞ!」
「圧倒的幼馴染!!」
「ちさかの!! ちさかの!!」
「あの間に挟まれたい…」
その後
千聖「飛鳥くん。ぬいぐるみに仕込まれた盗聴器を破壊して頂戴…」
飛鳥「は、はい…」
千聖は飛鳥に盗聴器の破壊を依頼したが、げっそりしていた。
飛鳥「大丈夫…ではないですね…」
千聖「飛鳥くん」
飛鳥「な、なんですか…?」
千聖が飛鳥を見つめた。
千聖「あなたが最後の希望よ…」
飛鳥「千聖さん。お気を確かに!!」
話が急に重くなったので、飛鳥も思わず困惑した。
マスキング「ちなみに翌日アタシの誕生日です」
飛鳥「プレゼント送らせていただきました」
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『山吹沙綾:5月19日』
「さーやちゃん! お誕生日おめでとう!!」
沙綾「あ、ありがとう…」
「ベーカリー買ってくね!!」
沙綾「あ、ありが…」
やまぶきベーカリーは長蛇の列となり、それを見ていた商店街の人達は「ああ、今日沙綾ちゃん誕生日か…」と思っていた。
沙綾父「一丈字くん! ヘルプ助かるよ!」
飛鳥「あ、はい」
飛鳥がこっそりアルバイトをしていたのは内緒だが、めちゃくちゃ手際が良く何とかさばけた。ちなみに客は飛鳥がアルバイトしていた事は知らない。
そして…
沙綾「やっぱり下着が送られるのね…」
紗南「おとな…」
純「紗南はこっちであそぼうな」
沙綾の弟である純も流石に空気を読んだのか、妹の紗南を連れて行った。
『6月16日:広町七深』
七深「広町はこの時お嬢様学校の『月ノ森』にいて、男性との接触が殆どないので、被害がありませんでした~。でも、下着が送られるのが普通なのかな?」
「普通じゃありません!!!」
『6月27日:若宮イヴ』
事務所
イヴ「こ、これは!!」
千聖「……!!」
事務所に送られたイヴの誕生日プレゼントを見て、千聖は頭を抱えていた。
イヴ「フンドシです!!」
日菜「あー…そう来たか」
麻弥「どこで売ってるんですかね…」
日菜たちも思わず苦笑いするしかなかった。
イヴ「赤や白、色々ありますね!」
イヴは思ったほか喜んでいた。そう、昔の日本人の下着はふんどしが普通で、イヴが心がけている武士道の武士もふんどしを履いていたからだった。
千聖「イヴちゃん。喜んでくれて何よりだけど、あまり喜んだようにしないで頂戴。このままだと他の子にも…」
日菜「そういや送られてくる下着って、結構持たれてるイメージに持たれるもの多いよね」
千聖「そ、そうね…」
日菜「千聖ちゃんなんか、派手か白か、黒だし…」
千聖「どういうイメージを持ってるのかしら?」
千聖が黒い笑みを浮かべて日菜を問い詰めた。
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『宇田川あこ:7月3日』
あこ「あこ! 誕生日プレゼントはかっこいいのがいいな!」
姉・巴の成功談を参考に、あこはけん制した。自分も「Roselia」のメンバーだし、もしかしたらそういうのを貰うかもしれないと思っていた。
あこ「確かにかっこいいけど…」
かっこいい下着が送られた。
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「……」
思い返すPoppin’Party。苦笑いするかドン引きするかだった。
有咲「なあ、女子に下着を誕生日プレゼントするってどういうつもりだよ」
沙綾「そ、そういう事なんじゃないの…?」
たえ「そういや飛鳥くんからは貰ったことないよね」
有咲「いや、出費が凄い事になるだろ。高いの貰っても困るし…」
香澄「あ、そういえば飛鳥くんって誕生日いつなんだろ」
沙綾「そういえば、1月だって聞いたことあるけど…」
色々ありつつも、Poppin’Partyはいつもと同じように過ごすのだった。
たえ「ちなみに香澄はどんな下着貰ったの?」
香澄「えっとね。なんか白いのばっかりなんだけど…」
沙綾「それってアレかな。純真なままでいてほしいって事かな…」
有咲「今度禁止にしてもらおうぜ…」
沙綾「いや、パスパレは無理でしょ」
おしまい