それはある日の事だった
りみ「やっぱりさーやちゃんのチョココロネはおいひ~」
Poppin’Partyが中庭でランチを取っていたが、沙綾が家から沢山パンを持ってきていて、りみは大好物のチョココロネを食べていた。
沙綾「ありがとう」
香澄「それにしても、今日の経営学難しかった~」
香澄がだれていた。
たえ「今日は財務諸表について習ったね」
有咲「ああ。貸借対照表な」
香澄「あれっていったいどういう意味なの~?」
有咲「どういう意味って…お前全然授業聞いてなかったのか!?」
香澄「聞いたけど、全然分かんなかったんだよぉ~」
沙綾「…はぐみと一緒に白目になってたの、見たんだけど」
香澄の言葉に沙綾が苦笑いしながらつぶやいた。
有咲「いや、少なくともはぐみとかは分かるはずだろ。肉屋の娘なんだし」
沙綾「私もいう程詳しくはないんだよね…」
たえ「有咲は分かるの?」
有咲「いや、会計やってるからアレだけど、こういう時は…」
そんな時、飛鳥が近くを通りかかった。
ポピパ「おった!!!」
飛鳥「え? 市ヶ谷さんがやれば宜しいじゃないですか」
有咲「やだよ。めんどくせーし」
香澄「そんな事言わないで有咲ぁ~」
有咲がそう言ったその時、男子生徒軍団が現れた。
「僕もお願いします市ヶ谷さん!!」
「オレもお願いします!」
「オレを教えて叱ってください♡」
「オラァ!! 向こう行けやゴミ虫が!!」
そうポピパを囲んで、そのうちの一人が飛鳥をけ飛ばした。
飛鳥「いったー」
飛鳥はそんな男子生徒たちに呆れて、こう言い放った。
飛鳥「あぁ…今回は市ヶ谷さんが全部やってくれるのか。じゃあいいかな」
飛鳥がそう帰ろうとすると、有咲が猛スピードで追いかけてきて、後ろから飛鳥を捕まえた。
有咲「ふっざけんなぁああああああああああああああああ!!!!」
飛鳥「市ヶ谷さん。冗談です、冗談ですってば」
有咲「ただでさえ香澄に手を焼いてんのに、こんな変態達の相手なんか出来るかぁあああああああああああああ!!!」
有咲がそう叫ぶと、男子生徒たちがまた悲鳴を上げだした。
有咲「な、なんだよ!」
飛鳥「?」
「あ、有咲ちゃぁん!!」
「当たってる! 当たってる!!」
有咲「は?」
有咲が何の事か理解できずにいると、りみ・沙綾・たえが気づいたが、香澄だけ理解していなかった。
たえ「おー…だいたーん…」
りみ「はわわわわわわわ…!!//////」
沙綾「ちょ、ちょっと有咲!」
有咲「ど、どうしたんだよ。そんなに慌てて…」
香澄「後ろから飛鳥くんに抱き着くなんて、だいたーん」
香澄の言葉に空気が止まった。そして有咲は我に返ると、自分が後ろから飛鳥を抱きしめている事に気づいた上に、胸も飛鳥の背中に当たっていた事が分かった。
飛鳥「市ヶ谷さん。忘れるので、そろそろ離れて頂けないでしょうか…」
有咲「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」
有咲はとっさに離して、飛鳥を蹴り飛ばそうとしたが、飛鳥がさっとかわした。
飛鳥「後ろから背中を蹴るのはやめましょうよ」
有咲「うるさい!! バカ!! 変態!!//////」
飛鳥「はあ…」
有咲の言葉に飛鳥が困惑すると、飛鳥と有咲の間を男子生徒軍団がはさんだ。
「そうだ! 変態はとっとと消えろ!」
「そうだそうだ!!」
「有咲ちゃんのおっぱいを堪能しやがって!!」
「消え失せろゴミ虫が!!」
飛鳥「そうですか」
飛鳥が冷めた一息ついた。
飛鳥「それでは私は去る事にしますね」
有咲「いや、ちょっと待てよ一丈字!」
飛鳥「何です?」
飛鳥が有咲を見た。
有咲「いや、あたし達を見捨てるのか…?」
飛鳥「見捨てる?」
飛鳥がそういうと
「そうだ。よくよく考えたら一丈字、有咲ちゃん達を見捨てようとしてるぞ!」
「これでお前の天下もおしまいだな!」
「主役交代か!?」
「いっとくが全員の相手をするのか!?」
男子生徒たちも便乗して騒ぎ出すが、飛鳥は困惑していた。
香澄「飛鳥くんがそんな事する訳ないよ!」
沙綾「そうだよ。ねえ?」
りみ・たえ「……!」
飛鳥「見捨てるも何も、私が出るまでもございませんよ」
「え?」
飛鳥「魔法の言葉を知ってますから」
「…は?」
飛鳥の言葉に皆目が点になった。
香澄「魔法の言葉!? どんなの!?」
飛鳥「ただ一言だけですよ。市ヶ谷さん」
有咲「やめろ…やめろォ!!」
飛鳥「後はお願いします」
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飛鳥「何とかなりましたね」
ここは有咲の家の蔵。ここでいつもPoppin’Partyが練習しているのだが…。
有咲「ガルルルルルルル…!!」
飛鳥「これをお納めください」
そう言って飛鳥はどこからか盆栽を取り出すと、唸っていた有咲がご機嫌になった。
香澄「おもしろーい! 私もやるー!! 有咲! あとはおねがいしま…」
香澄がそういうと、有咲が香澄に対してはずかし固めを行った。
香澄「いたたたたたた!!! ちょ、パンツ見えちゃうぅ!!!」
有咲「一丈字ぃ! ほらぁ、香澄のパンツで良いなら拝めコラァ!!」
飛鳥「山吹さんに目をふさがれてるので無理です」
沙綾「有咲。男子がいるからもうその辺にして」
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香澄「そういえば飛鳥くんってここに来るの初めてだよね」
飛鳥「思えばそうですね…」
たえ「おめでとう」
飛鳥「え、あ、ありがとうございます…」
有咲「一丈字」
飛鳥「あ、はい」
飛鳥が有咲を見つめると、有咲が睨んでいた。
飛鳥「何でしょう」
有咲「今日の事…忘れろ」
飛鳥「はい、忘れます」
飛鳥があっさり言い放ったので、有咲が更に憤慨した。
有咲「絶対言うなよ!! 絶対に男子どもに聞かれても答えるなよ!」
香澄「なんて?」
たえ「有咲のおっぱいがどうだったかって事」
有咲「言うな!!//////」
こんな事がありましたが、なんだかんだ有咲とまた仲良くなった飛鳥なのであった。
「市ヶ谷ってやっぱりおっぱいでかいよな」
「あれこそメスの身体って奴だな…」
「それな」
飛鳥と有咲の戦いはまだまだ続く…。
おしまい