全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第349話「人豚(後編)」

 

 

 とてつもなく恐ろしいホラー映画観賞が終わったが…。

 

まりな「あ、あのう…大丈夫…?」

 

 一部のメンバーがげっそりしていたし、いまだに人豚にされた側室の顔が脳裏に思い浮かんでいた。

 

蘭「これが大丈夫に見えますかぁ!!?」

巴「ホントいい加減にしてくださいよ!!」

 

 蘭と巴が涙目で叫んだ。

 

リサ「あぁもう怖かったぁ…ってかもう思い出したくないんだけどぉ…」

 

 リサは涙目でぶつぶつ言うと、モカ、千聖、飛鳥は目を合わせた。今すぐ記憶を消した方が良いかもしれないが、これだと話がすぐに終わってしまうため、どうすればよいものかと。

 

まりな「さて、これからの事なんだけど…」

蘭「え? まりなさんが一人であの映画を見るんですか?」

まりな「やめて!!!」

巴「頑張ってください」

まりな「嫌よ!! 一人であの映画見るのぉ!!」

 

 まりなが涙目で叫んだ。

 

千聖「ちなみに何をされるのですか?」

まりな「数パターン考えてみたんだけど、皆で決めて!」

 

 するとまりながフリップを持ってきた。

 

まりな「その1! 前回と同じように一晩我慢大会!」

蘭「それはもう嫌です」

 

 まりなの言葉に蘭が難色を示すと、

 

友希那「あら、やはり怖いのかしら」

蘭「こ、怖い訳じゃ…」

リサ「友希那お願い。今回はホントにやめて。やめてください」

 

 リサが滅茶苦茶怖い顔で友希那に迫った。一部のメンバーはお前が怖いわと心の中で突っ込んだ。

 

まりな『その2! 体育館で男25人女25人でお泊り会!』

「50人で!?」

 

 まりなの言葉に皆が突っ込んだ。

 

まりな「一般公募した男子生徒の皆と香澄ちゃん達の25人ずつでお泊りをするパターンです」

蘭「それも絶対嫌です」

 

 どうなるかなんてわかりきっていたため、蘭以外にも一部のメンバーが難色を示していた。

 

「なんでだよお!!」

「僕たちが守ってあげるよ!?」

「やらしい事しないって!!」

「でもせめてパジャマ姿を見つめる事くらいは…」

 

 と、どこからか声がして、ドアをバンバン叩いていた。

 

まりな「その3! 普通にここで解散」

千聖「それが一番無難だけど…」

イヴ「きょ、今日誰もいないんですぅ…」

たえ「私も今日お泊り会って言っちゃった」

 

 その3が一番自分たちにとって良いのかもしれないが、洋館に一泊するという前提で話を進めてしまったため、残るしかなかった。

 

まりな「その4! 25人で普通にお泊り会」

香澄「そうしよう! 全員で同じ部屋に泊まって布団を敷いたりして…」

 

 香澄の発言に飛鳥は超能力をこっそり使って、自分に話が行かないようにした。

 

こころ「いいわね! 皆一緒なら楽しいわ!」

薫「そ、そうしよう…」

はぐみ「さんせー!!」

 

 そして飛鳥は更に細工をした。

 

まりな「それじゃ私と一丈字くんはここでお別れね」

飛鳥「お疲れさまでした」

「お疲れ様―」

 

 そう言って飛鳥とまりなは退場していったが、すぐに超能力を解くとモカと千聖は我に返った。

 

こころ「あら? 飛鳥がいないわ?」

千聖「…一丈字くんなら帰ったわよ」

「え!?」

 

 千聖の言葉に皆が驚いた。

 

ひまり「もしかして私たちだけで過ごせって事!?」

「ご安心ください」

「!」

 

 弦巻家の黒服たちがやってきた。

 

「我々が警備しますので、皆さまはごゆっくりお休みください」

「あ、ありがとうございます…」

 

 そして飛鳥はというと、結果的に用済みになった男子生徒たちを帰していた。

 

「畜生!!オレ達も香澄ちゃん達とパジャマパーティーしたかったぁ!!」

「せめてどんなパジャマを着ているかだけでも…」

「ネグリジェでも可!!」

 

 それを陰から見ていた飛鳥は超能力を使って、男子生徒たちを帰した。

 

飛鳥「それでは、後はお願いしますね」

「了解しました」

 

 後の事は弦巻家の事に任せ、飛鳥も帰る事にした。

 

********************

 

 そして大部屋。25人は一緒に泊まる事にした。

 

香澄「う~…」

有咲「香澄…。いつまで抱き着いてんだよ」

 

 香澄はラストシーンが相当答えたのか、有咲にずっとくっついていた。

 

たえ「でも流石に最後のシーンはびっくりしたよね」

りみ「ホラーっていうより、普通に怖い…」

沙綾「いや、グロいの間違いだよね」

 

 たえ、りみ、沙綾も会話に参加していた。

 

モカ「それにしても、飛鳥くんも残れば良かったのにね~」

 

 Afterglowは飛鳥の話をしていた。

 

蘭「いや、流石に一緒には寝れないでしょう…」

モカ「でも面白さが半減したような気も…」

ひまり「いや、男子たちが暴れるでしょう…」

巴「にしても、こんな所まで来てたとはな…」

つぐみ「あははは…」

 

 巴が呆れながらつぶやくと、つぐみが苦笑いした。

 

イヴ「や、やっぱり木刀を…」

千聖「ダメよ」

日菜「前みたいに暴れたりしたら、イヴちゃんああなっちゃうよ?」

イヴ「ヒィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」

麻弥「日菜さん!!!!」

 

 日菜が余計に怖がらせてイヴが悲鳴を上げると、麻弥も流石に怒鳴り、紗夜が日菜が耳をつねった。

 

紗夜「本当にごめんなさい。日菜!」

日菜「ごめんなさい~!!!!!」

 

友希那「…リサ」

リサ「無理無理無理無理!!!」

 

 リサはさっきからずっと怖がっていて友希那にくっついていた。ちょっと仕返しするつもりが、リサがここまでビビるとは思ってもみなかった。

 

あこ「りんりん大丈夫…?」

燐子「だ、大丈夫だよ…。でももう寝たい…」

 

 燐子は衝撃が強すぎる映像を見たため、具合が悪くなっていた。

 

はぐみ「薫くんもう寝ちゃったね」

花音・美咲(…本当に具合が悪くなったんじゃ)

こころ「きっと怖い思いをしたから楽しい夢を見ようとしてるんじゃないかしら」

花音・美咲「!!?」

 

 とまあこんな感じで、そのまま就寝することになったが…。

 

(…何もないならないで、普通だなぁ)

千聖(認めたくないけど…オチとしてはイマイチだわ)

 

 本当に何も起こらなかったので、一部のメンバーは物足りなさを感じていた。

 

 

おしまい

 

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