全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第350話「人豚(IFルート)」

 

 

 とてつもなく恐ろしいホラー映画観賞が終わったが…。

 

まりな「あ、あのう…大丈夫…?」

 

 一部のメンバーがげっそりしていたし、いまだに人豚にされた側室の顔が脳裏に思い浮かんでいた。

 

蘭「これが大丈夫に見えますかぁ!!?」

巴「ホントいい加減にしてくださいよ!!」

 

 蘭と巴が涙目で叫んだ。

 

リサ「あぁもう怖かったぁ…ってかもう思い出したくないんだけどぉ…」

 

 リサは涙目でぶつぶつ言うと、モカ、千聖、飛鳥は目を合わせた。今すぐ記憶を消した方が良いかもしれないが、これだと話がすぐに終わってしまうため、どうすればよいものかと。

 

まりな「さて、これからの事なんだけど…」

蘭「え? まりなさんが一人であの映画を見るんですか?」

まりな「やめて!!!」

巴「頑張ってください」

まりな「嫌よ!! 一人であの映画見るのぉ!!」

 

 まりなが涙目で叫んだ。

 

千聖「ちなみに何をされるのですか?」

まりな「数パターン考えてみたんだけど、皆で決めて!」

 

 するとまりながフリップを持ってきた。

 

まりな「その1! 前回と同じように一晩我慢大会!」

蘭「それはもう嫌です」

 

 まりなの言葉に蘭が難色を示すと、

 

友希那「あら、やはり怖いのかしら」

蘭「こ、怖い訳じゃ…」

リサ「友希那お願い。今回はホントにやめて。やめてください」

 

 リサが滅茶苦茶怖い顔で友希那に迫った。一部のメンバーはお前が怖いわと心の中で突っ込んだ。

 

まりな『その2! 体育館で男25人女25人でお泊り会!』

「50人で!?」

 

 まりなの言葉に皆が突っ込んだ。

 

まりな「一般公募した男子生徒の皆と香澄ちゃん達の25人ずつでお泊りをするパターンです」

蘭「それも絶対嫌です」

 

 どうなるかなんてわかりきっていたため、蘭以外にも一部のメンバーが難色を示していた。

 

「なんでだよお!!」

「僕たちが守ってあげるよ!?」

「やらしい事しないって!!」

「でもせめてパジャマ姿を見つめる事くらいは…」

 

 と、どこからか声がして、ドアをバンバン叩いていた。

 

まりな「その3! 普通にここで解散」

千聖「それが一番無難だけど…」

イヴ「きょ、今日誰もいないんですぅ…」

たえ「私も今日お泊り会って言っちゃった」

 

 その3が一番自分たちにとって良いのかもしれないが、洋館に一泊するという前提で話を進めてしまったため、残るしかなかった。

 

まりな「その4! 25人で普通にお泊り会」

香澄「そうしよう! 全員で同じ部屋に泊まって布団を敷いたりして…」

 

 香澄の発言に飛鳥は超能力をこっそり使って、自分に話が行かないようにした。

 

こころ「いいわね! 皆一緒なら楽しいわ!」

薫「そ、そうしよう…」

はぐみ「さんせー!!」

 

***********************

 

 飛鳥が超能力で香澄達と切り離そうとしたその時、

 

モカ「飛鳥くんも一緒においでよ~」

 

 モカが制止し、皆が反応した。

 

つぐみ「モ、モカちゃん!?」

飛鳥「そういう訳にはいきませんよ」

 

 飛鳥が困惑していた。

 

モカ「いやー。なんか飛鳥くんがいないと面白くなくなるような気がして」

飛鳥「他の方はどう思いますか?」

蘭「いや、流石に同じ部屋で寝るのはちょっと…」

飛鳥「美竹さんもこう言ってるじゃないですか」

蘭「いや、何アタシのせいにしてんの!」

飛鳥「してませんよ。やっぱり男子と一緒に寝るの嫌ですよね」

蘭「嫌って言うか…普通に考えたら分かるでしょ」

 

 蘭がモジモジしていた。

 

モカ「しょうがない」

 

 モカが諦め、蘭たちが安心したが…。

 

モカ「結局ボケる人がいないとダメだから、それはAfterglowがすることにするよ」

蘭「ボケる人ってどういう事!?」

モカ「このまま普通にお泊り会をしてたら、これ見てる人も普通過ぎて面白くないと思うよ? アンパンマンでばいきんまんが悪さしないようなもんだし~」

ひまり「た、確かに…」

巴「こんなこと言うとあれだけど、ちょっと地味になるかもな…」

 

 モカの言葉にひまりと巴が困惑した。

 

モカ「まあ、そういう訳だからAfterglowがボケまくる事にするから~」

蘭「いや、ちょっと待って…」

 

 蘭がそれでもごねるので、友希那はイライラしていた。

 

友希那「私は構わないわよ。一丈字くんがいても」

「!!?」

 

 友希那がここぞとばかりにマウントを取った。

 

飛鳥「湊先輩…」

友希那「一丈字くんが変な事するわけがないし、私は年上だもの」

 

 とまあ、一見飛鳥を擁護しているように見えるが、何だかんだ蘭に対して自分の方が上だと言っていた。そして飛鳥やリサはそれを感知して、苦い表情になった。

 

蘭「べ、別に嫌とか言ってないじゃないですか…! ただ普通に男子と女子が一緒に寝るのはどうかって言っただけで…紗夜さんもそう思いますよね!?」

紗夜「え!?」

 

 いきなり話を振られて紗夜が困惑した。

 

紗夜「そ、そうですね。やっぱり風紀委員の立場としては…」

友希那「このまま一丈字くんを帰してもいいけど、いなくなった途端に何かがあるかもしれないじゃない」

 

 友希那の言葉に皆が困惑した。

 

リサ「へ、変な事言わないでよ友希那ぁ!!」

友希那「大丈夫よ。もしそうなったら私が何とかするけど…」

 

 友希那が飛鳥を見つめた。

 

友希那「あなたも分かっているわね?」

飛鳥「その、弦巻家の黒服の人たちにも警備はお願いしていますが…」

友希那「仕方ないわね。じゃあ一丈字くんはRoseliaで引き取るわ」

「!!?」

 

 友希那の発言に皆が驚いた。一見友希那が面倒見がいいように見えるが、蘭が我儘を言ったのを友希那がそれに付き合ってあげたという図が出来上がってしまったのだ。

 

 悪い言い方をすればAfterglowよりもRoseliaが上に立ってしまったのだ。

 

蘭「ちょっと待ってください。そこまでやる必要ないですし、モカが最初に言いだしたのでAfterglowで面倒見ます」

友希那「あら、遠慮しなくていいのよ?」

 

 とまあ、また小競り合いが始まって飛鳥達は困惑した。

 

飛鳥「…まあ、結果的に面白くはなりましたね」

モカ「そうだね~。でも、一番面白くなるのは…」

 

蘭「一丈字!」

友希那「一丈字くん」

 

 蘭と友希那が飛鳥の方を見た。

 

蘭・友希那「どっちを選ぶの?」

 

 とまあ、修羅場ものではお約束の主人公に選択を迫るシーンだった。そして注目は飛鳥に集まり、飛鳥がふっと笑うと上の方を向いた。

 

飛鳥「また次の第8シリーズもよろしくお願いしまーす」

蘭「いや、次のシリーズって!!」

友希那「どっちか選んで頂戴」

飛鳥「もう決めましたが、読者の皆さんの前ではあえて秘密という事で」

モカ「その手があったか~」

 

 

おしまい

 

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