バンドリ学園の体育館
「今回はバンドガール25人と男子生徒25人の合コンです!!」
「ええええええええええええええええええええええええ!!!!」
突如香澄達は自分たちのファンであり、ストーカーでもある男子生徒達25人と合コンをすることになった。
有咲「ちょ、ちょっと待てぇええええええええええええ!!」
美咲「これ結局やるの!?」
「安心してください。しょうもない事をすると弦巻家の黒服たちに消されます」
「消されるって!!」
バンドガールのほとんどのメンバーが絶望する中、選ばれた25人の男子生徒たちは喜び、観客席から見ているヤラカシと女子生徒たちはブーイングをあげた。
ヤラカシA「うるせぇぞお前ら!!」
ヤラカシB「そうやってブーイングをあげるから選ばれなかったんだブァ~カ!!」
ヤラカシC「負け犬ども!!」
モカ(あー…あの人たちが今回のオモチャか…)
モカはこの合コンの真意に気づいて、すぐに安心していた。
香澄「合コンって何するんだろ?」
たえ「合バンなら知ってるけど…」
りみ「な、なんか男の人たちが怖いよぉ…」
有咲「そ、それはそうと一丈字はどこに行ったんだよ!」
マスター「用事があるって言ってましたね」
沙綾「用事!?」
飛鳥も今回不在の為、更に不安が蘭たちを襲う。
蘭「アタシ達を見捨てたんだ…」
モカ「そういう言い方しないの。大丈夫だよ~」
ひまり「どうして?」
ひまりの言葉にモカは自信満々そうにした。
モカ「そんなこと言って、最後はいつも助けてくれるから」
巴「そ、そうだといいけど…」
モカ「忘れたの? 林間学校でつぐを助けたときの事を」
「!」
Afterglowが林間学校の時の事を思い出した。
モカ「今は信じようよ」
つぐみ「そ、そうだね…」
そんなこんなで、合コンが始まったわけだが…。
ヤラカシD「お前離れろよ!」
ヤラカシE「てめーが離れろ!」
リサ「ちょ、やめなって!」
推しがかぶって揉める輩。ちなみに推しはリサである。
ヤラカシF「友希那ちゃんの匂い…あっちは紗夜ちゃんの匂い…」
友希那・紗夜「……!」
においをかいだりする奴もいた。
日菜「おねーちゃんの匂いをクンクンしていいのはあたしだけなのー!!!」
紗夜「いや、それもどうなの!?」
ヤラカシF「じゃあ日菜ちゃんのを…」
ヤラカシG「モカちゃん。もうあいつに近づかないで」
ヤラカシH「そうそう。あいつは紳士のふりをした変態なんだよ」
モカ「へー」
モカに対して飛鳥の悪口を言ったり、
ヤラカシN「り、燐子ちゃん…」
ヤラカシO「ふ、ふひひひ…」
燐子「……!」
あこ「り、りんりんは男の人が怖いの! だからあまり近づいたらダメ!」
ヤラカシN・ヤラカシO「ぼ、僕たちで練習…」
2人の男子生徒に迫られ、ただでさえ対人恐怖症の燐子は涙目で震えていて、あこがガードしていた。だが、あこも結構怖がっていて最終的には巴がガードした。
ヤラカシI「彩ちゃん。此間の放送まだ堅いよ」
ヤラカシJ「司会の人が欲しいものを返さなきゃ」
彩「私だけ普通にダメ出し!」
千聖「彩ちゃん。そのポジションある意味美味しいわよ」
ヤラカシK「千聖ちゃんは良かったよ! 此間のあの馬の絵!」
千聖「…犬なんだけど」
ヤラカシL「犬なの!!?」
ヤラカシM「い、犬ってあれかな? マルチーズ!」
千聖「…柴犬よ」
千聖はブルブル震えていた。
とまあ、案の定男子生徒たちは変態ぶりを発揮し、ギャラリーたちはブーイングをあげていた。
有咲「うわぁああああああああああああああん!!!」
美咲「助けてぇええええええええええええええ!!!」
有咲と美咲は原作以上のカオスぶりに抱き合って号泣していたが、ヤラカシはそんな2人の気持ちなんて考えずに、
ヤラカシP「有咲ちゃん! 美咲ちゃん! 僕が守ってあげるゥ!」
ヤラカシQ「いや、オレが!」
ヤラカシR「写真撮るね!?」
とまあ、本当に目も当てられないくらいカオスだった。
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千聖「それはそうと一丈字くんはどこ行ったの!?」
マスター「あ、やっぱり知りたいですか?」
有咲「出せ!! そして今すぐアタシ達を解放しろぉ!」
「出さなくていい!!」
「そのまま大人しくしてろぉ!!」
美咲「うるさい!!」
マスターが飛鳥に電話をかけた。
『あ、もしもし?』
飛鳥の声がした。
千聖「一丈字くん! あなた今何してるの!?」
飛鳥『たこ焼き焼いてます』
飛鳥の言葉に皆がキョトンとした。
有咲「た、たこ焼き…?」
飛鳥『ちょっと色々ありまして』
美咲「あ、もしかしてアルバイト…?」
飛鳥『そんなところですね』
有咲「そもそもなんでこんな企画作ったんだよ!?」
飛鳥『それについてなんですけどね、市ヶ谷さん達に負担かけて申し訳ないのですが、たまにはこういう回がないと、たまりにたまって偉い事になるので』
飛鳥が淡々と説明した。
蘭「アタシ達がどうなっても良い訳…?」
飛鳥「それに至っては心配はいりませんよ」
ひまり「どういう事?」
飛鳥「弦巻家の黒服さん達がガードしてますし、ブシロードの件もあるので変なことは絶対できないですよ」
モカ「そりゃあブシロードに訴えられたら勝ち目ないもんね~」
モカの言葉に皆が困惑した。
たえ「そういやお客さん来てるの?」
飛鳥「いや、お客さんというかグリグリとチスパの人たちに振舞っています」
マスター「ちなみに中継がつながっています」
すると飛鳥とグリグリ、チスパが映し出されていた。飛鳥は黒のTシャツにジーンズの上に赤いエプロンをして、頭にバンダナを巻いていた。眼鏡はかけている。
ちなみにこのシリーズではグリグリはバンドリ学園の3年生、チスパは他校の1年生という設定です。
沙綾「夏希!!」
りみ「おねーちゃん達!!」
ゆり「あ、お疲れー」
ゆりを筆頭にグリグリとチスパは沙綾達に手を振った。
紗夜「そ、そういえばどうして牛込先輩達は対象に入ってないの!?」
ゆり「いやー。私たちサブバンドだし」
夏希「そうそう。ブシロードから押されなかったし、ガルパピコでもハブられたし」
夏希とゆりがわざと拗ねたように視線をそらしながら話した。
ゆり「いやー。流石っすわりみさん」
りみ「おねーちゃん! 普段そんな話し方しないでしょ!!」
ゆりのボケにりみがツッコミを入れた。
夏希「流石ポピパは勢い乗ってるね。さーや」
沙綾「悲しい事言わないで! 泣くよ!?」
夏希もボケたので沙綾も突っ込んだ。
ゆり「あ、でも安心してりみ」
りみ「え?」
ゆり「あんたに手を出そうとした奴、黒服の人たちにしばいて貰うように言っといたから」
「怖い!!」
「流石お姉ちゃん!!」
飛鳥「えー。そういう訳ですので今回は牛込先輩たちのお相手をしないといけないので、頑張ってください」
有咲「いや、頑張れって!」
美咲「いや、もう尺はもう残ってないし、このまま終われるかも!!」
有咲「!!」
もう既に文字数が2500文字以上になったので、このまま終われると思った有咲と美咲。
「延長戦! 延長戦! 延長戦! 延長戦!」
「シリーズ化希望!!」
有咲「ぜってーやだぁ!!!」
美咲「本当に一丈字くんがいかに苦労してたかもう分かったからぁ!!」
千聖(有咲ちゃん、美咲ちゃん。あなた達がそういう面白いツッコミをするからよ!!)
日菜「千聖ちゃんもツッコミ上手になったよね」
千聖「余計な事言わないで!」
香澄「それはそうと飛鳥くんがたこ焼き作ってるんだよね! 美味しいの!?」
夏希「めっちゃ美味いよ。特にスイーツたこ焼きが」
ひまり「スイーツたこ焼き…?」
飛鳥「恐縮です。あ、もうそろそろ時間ですので切りますね」
ひまり「せめてスイーツたこ焼きの詳細だけでも!!」
りみ「それじゃ頑張ってねー」
ひまり「スイーツたこ焼きをぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ひまりがそう叫んだが、無情にも通信は切れてしまった。
マスター「さて、続きやりましょうか」
有咲「まだやんの!!? まだやんの!!?」
美咲「チャイムが鳴ったのにまだ授業を続けようとする先生を見てるような感覚!!」
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
有咲・美咲「もうやだぁああああああああああああああああああ!!!」
こうして、バンドガール25人と男25人の合コンは幕を閉じたが、男子生徒たちの間で第2弾をやろうと画策していたが、結局足止めとなった。
そして飛鳥はというと…。
「スイーツたこ焼き食わせろぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
飛鳥「Oops」
この後の想像はお任せします。
おしまい