ある日の事、飛鳥は一人で食事をとろうとしたが偶然香澄達と出会い、飛鳥とポピパの6人で食事をとる事になったのだが…。
「一丈字貴様~!!!!」
1組の男子生徒たちがやってきて、いつものようにいちゃもんをつけてきて、飛鳥は困惑し、有咲はゴミのように見つめてきた。
飛鳥「何がどうなってるんですか」
「どうなってるもこうもないよ!」
「どうしてオレ達はダメでこいつはいいんだ!?」
「主役だからか!? 主役だからなのか!?」
有咲「お前ら今までやってきたこと考えろ!!」
男子生徒たちのいちゃもんに有咲がツッコミをした。
飛鳥「あの、ちょっと疑問に思ったんですけど…」
「お前の疑問は受け付けない!」
飛鳥「相手にされないのそういう所だと思いますよ?」
沙綾「い、一丈字くんも結構いうわね…」
飛鳥の言葉に沙綾が辟易していて、男子生徒たちが顔を真っ赤にした。
「聞いてやろうじゃないか」
飛鳥「同じクラスですし、仲良くなるチャンスは十分にある筈なんですけど、いったいどうやったらこんな事に…」
有咲「ああ。それに関してなんだがな…」
「オレ達は普通にやってるだけだぞ?」
有咲「聞けよ。人の話を」
有咲は苛立っていた。
有咲「此間の授業なんか…」
それは自分たちの教室で座学を受けている時の事だった。座席は男女1列ずつになっていた。男子15人、女子15人である。
皆が真面目に授業を受けている中、はぐみが誤って消しゴムを机の上から落としてしまった時の事。周りにいた男子生徒たちが血眼になって消しゴムを取ろうとしていたのだ。
飛鳥「あー…」
飛鳥はすべてを悟った。きっとはぐみとお近づきになりたいって言うのもそうだが、下心が丸見えだったのできっと見ていた女子たちも必死過ぎる姿を見てドン引きしたのだろう。その証拠にりみ、沙綾が視線をそらしていて、有咲は心底うんざりしていた。
「ぼ、僕たちははぐみちゃんの事を思って」
飛鳥「にしても隣の席に座ってる人だけで良くないですか?」
「前に転がってたりするんだよ!」
「ていうかお前は口をはさむな!」
飛鳥「はい」
たえ「あー。そういや体育の授業が合同になった時に…」
と、たえが体育の授業を思い出したが、男子たちは露骨に香澄達の体操着姿をガン見していた。
有咲「いやらしいっていうか怖すぎる!!」
たえ「そんなに珍しい? 女子の体操着姿」
沙綾「絶対に違うから…」
飛鳥は困惑していた。
「お前だって見てるだろ一丈字!」
「女子の体操着姿!!」
飛鳥「見てませんし、此間クラスの女子から『私たちの事は気にしなくていいからね』って慰められたんですよ。なんでか知りませんけど」
飛鳥の言葉に有咲と沙綾は察した。
「女子に気を遣わせんなよてめぇ!!」
「それでも男か!!」
有咲「お前らにそっくりそのまま言い返してやんよ!!」
沙綾「ていうかもうあっち行ってくれない? お昼食べたいんだけど」
「イ・ヤ・だ!!」
沙綾がそう言うと男子生徒たちは拒否したが、飛鳥が超能力を使って退散させた。
飛鳥「なんだか知りませんけど、行ったみたいですね」
有咲「もう疲れるよ…」
飛鳥の言葉に有咲が困惑すると、
飛鳥「そうですね」
有咲「分かってるとは思うけど、逃げんなよ」
飛鳥「このシリーズが続く限りは…」
沙綾「私たちも出来ることがあれば協力するから」
有咲「ていうか思ったんだけど、お前この学園に友達いるのか?」
飛鳥「この状況でいると思いますか?」
飛鳥の発言に皆が困惑した。
香澄「ク、クラスのみんなは…?」
飛鳥「最低限は仲良くしてくれますけど、何かもう色々ありすぎて…ねぇ」
飛鳥が何か言いたそうにしたが即座にやめて、有咲たちもこれ以上聞かないようにした。
たえ「元気出して。ハンバーグ一口あげるから」
飛鳥「ありがとうございます」
たえからハンバーグを一口分貰うと、
「ヒィーン!!」
「おたえちゃんからハンバーグを貰ったダハァーン!?」
奇声を上げながら今度は別の男子生徒数人が現れたが、飛鳥はめんどくさくなったのか超能力ですぐに追い返して、たえのハンバーグをすぐに食べてごはんをかきこんだ。
飛鳥「頂きました」
たえ「そういえば一丈字くん今日はおそばなんだね…」
飛鳥「はい。いりますか?」
たえ「いいや…」
飛鳥「そうですか…」
そう言って黙々と食べ続けた。
沙綾「それはそうと一丈字くん。本当に無理してない?」
飛鳥「しまくりですよ。ですが、それだけあなた方が人気者だという事ですね」
有咲「まあ、そうかもしれねーけど…」
飛鳥の言葉に有咲が困惑した。
飛鳥「そういや2組はどんな感じなんでしょうね」
有咲「モカちゃんから聞いたけど、似たような感じだって。5人だけで食べたいのに男子たちがやたら声かけてきて、蘭ちゃんが機嫌悪くしたって言ってたな」
飛鳥「…何となく想像つきますね」
有咲の言葉に飛鳥は嫌そうにしている蘭の姿を思い浮かべた。
有咲「定期ライブが満員なのは有り難いけど、ああいうのは勘弁してほしいよな」
沙綾「全くだよね」
有咲「そういやさーやの店って大丈夫なのか?」
沙綾「う、うーん…」
有咲の言葉に沙綾が苦笑いすると、りみがどんよりした。
飛鳥「…まさか」
沙綾「そのまさか。最近チョココロネが売り切れるようになって、こっそり渡してる事が多くなったんだ」
りみ「さーやちゃんに頼まんと、いっつもないねん…」
飛鳥(モロ関西弁!!)
りみの言葉に飛鳥が困惑した。
飛鳥「てっきりファンが牛込さんに渡すものだと思ってたんですけどね」
沙綾「私もそうだと思ったのよ。けど、そうでもなくて…」
飛鳥「へえ…」
そんなこんなで食事会は終わった。
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後日
飛鳥「…ん?」
飛鳥が街を歩いていると、2人の男が揉めていた。
「オレがりみちゃんにチョココロネ渡すんだ!」
「ふざけるな! そんな事させるか!!」
そう言って2人の男がチョココロネを取り合っていたが、遂にチョココロネを道路に放り投げてしまい、通りかかった車が踏んづけてしまったのだ。
「!!」
飛鳥「あーあ…」
飛鳥がそう言って困惑していると後ろから妙な殺気が放たれたので、後ろを振り向くとそこにはマジ切れのりみと沙綾がいた。
沙綾「ショックだなー…。わざとじゃないにしても、せっかく作ったチョココロネを道路にぶちまけるなんて…」
りみ「絶対に許さへん…」
沙綾とりみの存在に気づいた男2人は顔面蒼白になっていて、飛鳥は当分苦労しそうだなと首を横に振ったその時、
沙綾「まあいいや。そっちがその気ならこっちも考えがあるから。ちょっと付き合って。一丈字くん」
りみ「せやね。薫先輩の事とかも聞きたいし」
飛鳥「私は構いませんが…」
飛鳥が後ろを見ると、滅茶苦茶悔しそうにしてお互いを責めあっている男子生徒2人の姿が確認できた。
飛鳥「もう十分制裁されたと思いますよ…」
沙綾「まあ、純達も会いたがってるしさ」
りみ「あと、おねーちゃんに変な事言われてないかとかも」
飛鳥「……」
おしまい