そして、7周年だというのにこんな内容でごめんなさい。
それはある日の事だった。
「今日も練習疲れましたねー」
バンドの練習がえりであるRoseliaが街を歩いていた。
紗夜「ええ。ですがライブも近いので…」
リサ「そういやお腹すいたね。どこかで食べてく?」
あこ「あ! それだったらいつものファミレスに…」
あこがそう言い放ったその時、友希那がある事に気づき、リサも友希那の様子に気づいた。
リサ「友希那。どうしたの?」
友希那「あそこにいるの…一丈字くんじゃない?」
「!」
友希那がそう言うと、他の4人が友希那が見ている方向を見た。すると確かに友希那の言う通り、飛鳥がいたが友希那達に気づいていなかった。
あこ「ホントだ!」
リサ「飛鳥くんも誘う?」
友希那「それは構わないのだけど…」
友希那がそう言い、Roseliaの5人が飛鳥を誘おうとしたその時、飛鳥は路地裏に入っていった。
あこ「路地裏の中に入って行っちゃった!」
紗夜「一体何をする気なの!?」
風紀委員である紗夜が語気を強めた。
リサ「確かあそこ人があまり来ない所だよね…」
紗夜「皆さんは先に帰っててください。私はちょっと一丈字くんに声をかけてきます!」
あこ「紗夜さん!」
友希那「落ち着きなさい。あなた一人じゃ危険だし、一丈字くんはそんな危ない事をしないと思うわ」
紗夜「だったら何故路地裏なんかに…」
紗夜の言葉に友希那も何も言えなかった。
あこ「そういえば飛鳥くんって結構謎が多いって、中等部でも噂になってるんですよ」
紗夜「そ、そうなの…?」
リサ「そういやRoseliaは同級生いないからねー」
と、普通に喋っていると紗夜はいてもたってもいられなくなっていた。
紗夜「謎が多いなら猶更です! 皆さんは先に帰っててください!」
リサ「あ、紗夜!」
あこ「あこも行く!」
リサ「ちょ、あこ!!」
こうしてRoseliaメンバーは飛鳥を探しに行ったが、燐子は『メールで何をしてるのか聞いた方がいい』と言おうとしたが、言いそびれた。まあ、結果としては紗夜あたりに『絶対はぐらかす』と言われるのがオチだが…。
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「おーい! 飛鳥くーん!」
と、Roseliaメンバーは路地裏を抜けて道の通りに出たが、誰もいなかった。
あこ「この道を通ったよね…」
あこがキョロキョロ探していると、ふとある店に気づいた。そこは大人のお店である…。
「……//////」
まさか飛鳥はあの店に行っているんじゃないかと思い、Roseliaは困惑した。
リサ「ま、まあ…飛鳥くんも男の子だしね…////」
燐子「……/////」
紗夜「そ、そうはいってもまだ18歳にもなってないのに、そんなお店に行くなんて許されません!!/////」
そう言って紗夜が飛鳥を止めようと店の近くまで行き、Roseliaもついていった。案の定エッチなポスターとかが並べられていた。
あこ「うわわわわわ!!///// 裸の女の人がいっぱい!!/////」
燐子「あ、あこちゃん!! 見ちゃダメ!!/////」
燐子はあこの目を塞いだが、紗夜は構わず店の中に入った。
リサ「さ、紗夜!!////」
紗夜が店の中に入ると、店主が驚いた様子で紗夜を見た。
「あの、お嬢ちゃん…」
紗夜「さっきここに男子生徒が入ってきませんでしたか? 黒い髪で眼鏡をかけた子で、私よりも背が高い子です!」
「黒い髪で眼鏡をかけた子…。入ってきてないよ」
紗夜「本当ですか?」
「ああ。というか店の外で見かけたんだ」
紗夜「え?」
紗夜がそう返事をすると、友希那とリサもやってきたが、リサは恥ずかしさから両手を顔を覆っていた。
「いやー。最近色んな学校の男子生徒がここに来るもんだからね。ここに来たらダメだってその子にも言ったんだけど、その子はね、この店を出てずっと左に行ったところにあるラーメン屋に用があったみたいなんだ」
紗夜「ラ、ラーメン屋?」
店主の言葉に紗夜たちがポカンとした。
「何でも広島にいたころの知り合いが店長らしいんだ。前に一度会ったけど暗いから、友達がいないもんだと思ってたけど、あんな若い友達がいたんだな…」
ラーメン屋の店長と友達という事実が、また一丈字飛鳥という少年に関する謎が増えた。
「ところでお嬢ちゃん達。ここは女の子が来る場所じゃないよ。早急に出ていきな」
*******
紗夜「とにかく一丈字くんが来てなくて安心したけど…/////」
リサ「男子ってあんなの見てるんだ…////」
友希那「汚らわしい…//////」
エロビデオ店から離れたRoseliaが集まって話をしていたが、エロDVDやポスターの刺激が強すぎてリサ、紗夜、友希那は困惑していた。
リサ「どうする? もう帰る?」
あこ「ところで飛鳥くんはどこ行ったんだろう…」
友希那「ラーメン屋を探してたって言ってたわね…」
燐子「あのう…」
燐子が困った様子で友希那に話しかけた。
友希那「どうしたの?」
燐子「その…。もしかしてラーメン屋さんってあそこじゃ…」
と、燐子の案内でラーメン屋まで向かったわけだが、
『ラーメン 霊界』
という紫色の文字で店の名前が書いてある黒い看板を見つけた。どうやら地下に繋がっている。
リサ「な、なななななななにこの物騒な名前…!!」
燐子「霊界…!?」
あまりにも物騒すぎる店名と看板にリサと燐子は恐れおののいた。紗夜もちょっとビビっている。
あこ「なんだかおもしろそー! 入ってみましょうよ!」
友希那「ここで聞き込みをするのが一番ね」
そう言って友希那とあこが入っていくと、
リサ「ゆ、友希那ぁ! あこぉ!!」
3人だけ取り残され、周りには誰もいない状態だった。
リサ「な、何かこの静けさが逆に怖いんだけど!!」
燐子「わ、私たちも入りましょう…」
紗夜「その方がいいわね…」
紗夜と燐子も続いて入ろうとすると、
リサ「ま、待ってぇ~!!!」
リサが半泣きで入っていった。
そして5人が一斉に店の中に入ると、テーブルのカウンター席に飛鳥がいた。
飛鳥「あれ? 皆さん…」
あこ「飛鳥くん!!」
飛鳥をやっと見つけてRoseliaメンバーは安心したが、それもつかの間内装も物騒だし、店内で流れるBGMがオルガンで演奏されたものであり、リサ、燐子、紗夜は真っ青になった。
友希那「探したわよ」
飛鳥「探した? もしかして何かありました?」
あこ「飛鳥くんが急に路地裏の中に入るから何事かなって皆で話し合ってたんだよ!」
飛鳥「あー…そういう事でしたか」
あこの話を聞いて、飛鳥が納得すると…。
「いらっしゃい…」
「!」
店主が現れたが、幽霊みたいな男だった。
リサ「で、ででででで出たァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
燐子・紗夜「」
リサが悲鳴を上げると、燐子と紗夜はリサの悲鳴で心臓が止まりそうになった。
飛鳥「あ、この人店長です」
友希那・あこ「……」
こんな状況でも平然としている飛鳥に友希那達の中で更に飛鳥がどういう人間か分からなくなっていった…。
ちなみにラーメンは普通に食べていった。
あこ「美味しいし、何か魔法の壺みたーい!」
「広島にいる職人に作って貰ったんです…」
スープを入れると色が紫色に見える特殊な皿を使ったラーメンにあこは満足だったが、リサ、燐子、紗夜は一秒でも早く帰りたかった。というのも、後ろに飾ってある絵が白い文字で「R.I.P」と書かれていたが、文字がとてつもなく怖かった。
紗夜(ゆ、夢に出そう…)
リサ(あ、味分かんない…!)
燐子(どうしてあこちゃんや一丈字くんは平気なんだろう…)
だが、本当にRoseliaが恐怖するのはここからだった。
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翌日
「おい! うちの女子があのエロビデオ店に入ったって噂があるぞ!?」
「マジか!!」
「ああ!」
「一体どこの誰なんだ!!?」
とまあ、名前はバレなかったものの、バンドリ学園の女子がエロビデオ店から出てきたといううわさが流れた。
紗夜・リサ「……!!」
当事者である紗夜とリサは震えあがっていた。もしバレたら自分たちはどうなってしまうのだろうと。そんな中友希那は堂々としていた。
燐子(は、入った生徒は3人って言ってたし…。わ、私とあこちゃんは違うよね…。でも…)
リサと紗夜は早くこの噂がなくなる事を心の底から願っていた。
飛鳥(…今度からは違うルートで行こう。丁度帰りに見つけたし)
飛鳥も噂は聞いていたものの、それが友希那達だとは思っていなかったのは内緒だ。
おしまい