全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第378話「Afterglow VS Roselia 5番勝負!」

 

 前回までのあらすじ

 

 男子生徒たちのある一言がきっかけで、AfterglowとRoseliaは相撲対決をすることになったが…。

 

**************************

 

『さて、それでは第1戦目から参りましょう! キーボード対決です!』

 

 白金燐子 VS 羽沢つぐみ

 

ひまり「つぐー! ファイトー!」

つぐみ「うん…」

 

 仲間の声援を受けて気合を入れるつぐみだったが、対戦相手の燐子はもう既に何か気合が入っている状態だった。

 

つぐみ(も、ものすごい気迫…どうしたんだろう…!?)

燐子(…一丈字くんに電話して、レアアイテム譲って貰えないか聞かなきゃ)

 

 燐子の気合の入れように紗夜とリサも困惑していた。ちなみに髪が長いメンバーは結んでいる。

 

リサ「り、燐子…どうしちゃったの…?」

あこ「多分レアアイテムの事が気になるから、試合をさっさと終わらせて飛鳥くんに電話しようとしてるんだよ。それで運が良かったら譲って貰おうとしてる…」

紗夜「そ、そんなに貴重なアイテムなんですか…?」

あこ「はい。限定のボスを倒さないと出てこなかったアイテムなんです。倒しても出てくる可能性が凄く低くて、出した人はTwitterで報告するくらいだったんですから」

紗夜「そ、そうなの…」

 

 そして試合が始まる。

 

「はっけよーい! 残った!」

燐子「羽沢さん。勝たせてもらいます!」

つぐみ「!」

 

 すると燐子はつぐみに掴みかかり、そのまま上手投げした。

 

『一本!』

リサ「燐子強っ!!」

あこ「ある意味レアアイテムの力で強くなってるね…」

 

 覚醒した燐子の姿に皆が驚きを隠せなかった。

 

「燐子ちゃん強ぇ…」

「ああ…」

「強いのもそうだけど…」

「ああ…」

 

 男子生徒たちは燐子の胸や尻を見ていた。

 

(やっぱエロい…)

 

 と、皆がいやらしい目で燐子を見ていたが、燐子はレアアイテムの事で頭がいっぱいになっていた。

 

燐子(可能性はゼロに近いけど…。それでも可能性があるなら…)

 

つぐみ「つ、強い…」

モカ「つぐー。ドンマーイ」

 

 そしてお互い一礼をすると、燐子は司会の方を見た。

 

司会「あ、一丈字さんですか? 決勝戦進出です」

「!」

 

 司会の一言に皆が驚いた。

 

司会「対戦相手を18秒で倒しました」

リサ「凄さがあまり伝わらない!」

燐子「そ、そうですか…」

あこ「試合見せてくれないの!?」

司会「そうはいってもあこさん。次はあなたの出番ですよ」

あこ「あ、そうだった…」

 

 第2試合: 宇田川巴 VS 宇田川あこ

 

司会「さあ、ドラム対決でありますが姉妹対決でもあります!」

巴「あこ。手加減はしてやらないからな?」

あこ「も、勿論だよっ! あこだって手加減しないよ!?」

 

 そう言って相撲が始まると、あこは一生懸命巴を押し出そうとしたが、ビクともしない。

 

あこ「ん~っ!! ん~っ!!」

巴「どうしたあこ。これが限界か?」

 

 完全に巴がリードしていたが、姉妹特有の微笑ましさがあった。男子生徒たちが写真を撮りまくっていた。

 

ひまり「だから写真撮るなってばー!!!」

蘭「後で消させる…」

 

 そして勝負は覆る事なく、巴が勝った。

 

あこ「うわーん! 負けた~!!」

巴「アタシに勝つのはまだまだ早いぞあこ」

あこ「でも、流石おねーちゃん…」

巴「あこ…」

 

 とまあ、姉妹喧嘩することなく無事に終わりました。

 

「うちの姉とは大違い…」

「何だって?」

「見習え」

「いや、少しは誤魔化せや!!」

 

*****

 

司会「これで1勝1敗! 続いて第3戦です!」

 

 ベース対決:上原ひまり VS 今井リサ

 

リサ「……」

ひまり「リ、リサさん…?」

 

 リサのただならぬ雰囲気にひまりが困惑した。というのもこれは友希那の作戦で、

 

**

 

友希那「リサ。負けたらどうなるか分かってるわね」

リサ「勿論だよ友希那…」

友希那「あなたの大好きなお化け屋敷よ」

 

***

 

リサ(ぜってぇ負けられねぇ…)

 

 リサが滅茶苦茶ウォーミングアップしながら、気合を入れていて、対戦相手のひまりがビビっていた。

 

モカ「あー…お化け屋敷がかかってるからねぇ…」

巴「ひまりー!! 負けるなよー!!」

つぐみ「ひまりちゃーん!!」

 

 こうして第3戦が始まった。

 

ひまり「うっしゃああああーッ!!!」

 

 ひまりが果敢に攻めるが完全に掛け声が力士で、他の4人も完全に力士だと思い、つぐみは苦笑いして他の3人は呆れていた。

 

 だが、完全に負けフラグを立ててしまっており、案の定リサに秒殺された。

 

ひまり「何であたしの扱いこんなのばっかりなの~!!!?」

モカ「Afterglowではひーちゃんにしか出来ないからだよ~」

蘭「いや、そんなのいいから勝ってほしかったんだけど」

ひまり「あ、もううちの負けでいいです。蘭にお化け屋敷させてください」

蘭「ダメに決まってるでしょ!!?」

リサ「え? 本当?」

「めっちゃ嬉しそう!!」

 

 お化け屋敷に行かなくて済みそうになり、リサが露骨にうれしそうにした。

 

あこ「り、りんりん…。リサ姉ってあんなに面白かったっけ…」

燐子「分からない…」

 

 燐子は決勝戦がどうなったのか気になって仕方なかったが、Roseliaの試合をないがしろにするわけにもいかなかったので、そわそわしていた。でもどっちかっていうと決勝戦がどうなったのか気になって仕方なかった。

 

 そして第4試合:青葉モカ VS 氷川紗夜

 

日菜「おねーちゃん頑張ってー!!」

 

 試合が始まり、お互い好調なペースを見せていたがものすごく密着していた。

 

紗夜(青葉さん…意外と力あるわね…!)

モカ「紗夜さん」

紗夜「?」

 

 モカが紗夜の耳元でこうささやいた。

 

モカ「にゃーん♥」

紗夜「!!?!?!?!?!?!?!///////」

 

 モカが猫なで声を出すと紗夜の顔が真っ赤になった。

 

友希那「!」

リサ「友希那じゃない。座ってて」

 

 猫なで声に反応した友希那が立ち上がったが、リサが冷静にツッコミを入れた。そして紗夜が怯むとモカはそのまま上手投げを繰り出した。

 

『勝負あり! 勝者、青葉モカ!』

紗夜「ちょ、ちょっと待ってください! 今の反則では…!」

日菜「そ、そうだよ!」

 

司会「えー。特に反則ではありませんし、寧ろ紗夜選手の方に耐性がなさすぎだと言いたいですね」

紗夜「た、耐性がないだなんて…////」

モカ「紗夜さん」

紗夜「!」

 

 紗夜がモカを見た。

 

モカ「ごっつあんです!」

紗夜「~~~~~!!!!!/////」

 

 こうして2勝2敗となった5番勝負。

 

 ちなみに相撲の反則行為は以下のとおりである。

 

・ 丁髷をつかむ

・ 拳で殴る

・ 張り手を両手でする

・ 指を折りかえす

・ 急所攻撃

・ 膝蹴り

・ 喉への攻撃

・ まわしの前袋(急所を隠す部分)を意図的に握る

 

また、ルール違反ではないが相手の攻撃をかわすこともあまり宜しくないとされている。

 

 そして最終戦 美竹蘭 VS 湊友希那…なのだが、皆の予想通り互角というか、いつまでたっても決着がつかない状態で、最終的に引き分けになった。

 

「いや、めっちゃ雑っ!!」

「でも本当に決定打に欠けるんだよな…。2人とも体力ないから」

「でも鍛え甲斐があるなぁ…」

「特に友希那ちゃんはひょろひょろしてるから…ふひひひひ…」

 

 とまあ、最終的に引き分けになりました。

 

**********

 

友希那「いい勝負だったわ」

蘭「ええ…」

 

 友希那と蘭が握手して、一件落着かに思われた。

 

巴「まあ、引き分けだったしこれでお化け屋敷の件も…」

司会「えー。その件ですが」

「!」

 

 皆が司会の方を見た。

 

司会「やっぱりオチは必要なので、10人で『おばけタワー2』に挑戦してもらいます!」

リサ「もう嫌!!!」

 

 司会の言葉にリサ、蘭、巴、ひまりがずっこけた。

 

あこ「そんな事より決勝戦どうなったの!?」

 

 こうなりました。

 

『おめでとー!! 優勝は今大会史上最年少! 一丈字飛鳥選手だー!!』

飛鳥(アイリス鉱石が手に入った。これで後は林グループが所属する研究機関に渡すだけだな…)

 

 飛鳥は希少価値があるとされているアイリス鉱石を手に入れる為にNFPに参加したのだった…。

 

レポーター「めっちゃええ試合やった…!!」

 

 また、レポーターは感涙して惜しみない拍手を送っていた…。

 

 

おしまい

 

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