第379話
とある夜
「えー。皆さんこんにちは。今回のダシマ式バンドリ!はリニューアルした『おばけタワー2』のお話です。今回挑戦して頂くのは、AfterglowとRoseliaの2グループです!」
あこ「イエーイ!」
モカ「イエ~イ」
司会の言葉にあことモカが反応したが…。
リサ「え? うそでしょ? 本気でやるの?」
司会「本気です」
リサ「い゛や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
リサは露骨に嫌がった。
蘭「ねえ、女の子いじめて楽しい?」
司会「少なくとも美竹さんは自業自得です」
「ごもっとも!!!」
そもそもは男子生徒の発言に友希那が乗っかり、友希那の発言に対して蘭が乗ってしまったのが原因です。
司会「寧ろ今井さんや宇田川さん達に謝るべきではないでしょうか?」
リサ「蘭。今回ばかりはその通りだと思う」
リサの言葉に蘭はばつが悪そうにした。
友希那「だったらもうRoseliaだけでいいわよ」
リサ「あのー。Roseliaだとアタシ入ってしまうんだけど…」
司会「今井さんは2年生なんだから頑張りなさいよ」
リサ「ホラーネタ以外だったら頑張るもん!」
「え? それじゃコスプレ大会とかしてくれる!?」
「えっちぃネタOK!?」
「おっしゃあ!」
「僕たち企画考えてくるからね!!」
リサ「も~!!! 飛鳥くん助けてぇ~!!!!」
男子生徒たちの言葉にリサは涙目で叫ぶと、観客席にいた有咲と美咲も涙を流して、心の底からリサに同情した。ちなみに観客席の男子生徒たちは涙目になっているリサを可愛いと思っていた。
「リサちゃん! 一丈字じゃなくてオレが助けるよ!」
「いや、僕が!!」
「オレだつってんだろ!」
「あとなんでオレら観客席にいるんだ!!?」
**
あこ「そういえば飛鳥くんどうなったの!?」
司会「今、本人と連絡が取れています。一丈字さん?」
『あ、もしもし。お疲れ様です』
飛鳥の声がして、皆が驚いた。丁度パズルの大会が終わって会場の外に出ていた所だった。
あこ「飛鳥くん! NFPに出てたんだよね!?」
飛鳥『あ、はい。そうなんです』
燐子「も、もしかしてレアアイテムの『ダシマミコス』を…?」
飛鳥「いえ、賞金と鉱石が目的だったんですよ。そのレアアイテムは5個くらい持ってるんで…」
あこ「5個も持ってるの!?!」
飛鳥「ええ。暇つぶしに何回も遊んでたら…」
燐子「あの、そのレアアイテム1つ譲っていただけませんか…?」
飛鳥「あれ? 持っていらっしゃらなかったんですか?」
あこ「そーなんだよ! あことりんりんが二人がかりでやっても手に入らなくて…」
飛鳥「分かりました。それじゃお譲りしますね。私は特に集めてるわけではなかったので…」
あこ「やったー!」
飛鳥の言葉に燐子とあこが喜んだ。
リサ「それはそうと飛鳥くん?」
飛鳥「あ、はい。何でしょう」
リサ「…今回のおばけタワーだけど、飛鳥くんも来るんだよね?」
飛鳥「来るというのは?」
リサ「だから飛鳥くんも一緒に来てくれるんだよね!?」
飛鳥「いやあ、それは会場にいらっしゃるお客様が許してくれないでしょうし、今回は湊先輩やあこさん、青葉さんといった耐性のある方もいらっしゃいますし、女性だけのメンバーに男が入るのは野暮というものでは…」
蘭「は? 来ないと許さないから」
飛鳥の言葉に蘭が逆切れすると、飛鳥が困惑した。
モカ「あーあ…蘭、ご愁傷様…」
蘭「変な事言わないで!」
友希那「私は構わないわよ。許可するわ」
友希那が許可したが、案の定男子生徒たちがブーイングをした。
「オレ達は認めない!!」
「そうだそうだ!」
「女の子達だけの甘ったるい空間を見たいんだ!!」
「でも優勝おめでとう!!」
するとリサが観客席の方を見た。
リサ「ごめんね。今回はちょっと実績のある人に来てほしいから…」
蘭「文句があるなら帰れば?」
「帰りません!!」
「そうだそうだ!」
「こんな華やかな空間の中帰れるもんか!」
「ちなみにオレちゃんと優勝お祝いしたから、見直してくれてもいいよね!?」
飛鳥「…ちなみに、他の方はどうでしょうか?」
飛鳥が友希那たち以外のメンバーに確認を取った。
リサ「ぜーったい来て!」
燐子「私も来てくれた方が嬉しいです…」
あこ「それとNFPの事について聞きたいし!」
紗夜「…皆さんがこう言うなら」
巴「ゴメン。ちょっと来て」
ひまり「おねがーい!」
つぐみ「わ、私も来てくれたほうが嬉しいな」
モカ「まあ、来るまで待ってるよ~」
飛鳥「分かりました。それじゃトロフィーとかを黒服さん達に預けて、そちらに向かいます」
こうして飛鳥の到着を待ってから、ロケが開始されることとなった。
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飛鳥「お待たせしました」
司会「それでは11名様で行ってらっしゃい!」
こうしておばけタワー2に入ったわけだが、案の定飛鳥が先頭を歩かされていた。
1F
あこ「なんかワクワクするね!」
飛鳥「そうですねぇ…」
飛鳥がキョロキョロ見渡していた。
モカ「どうしたの? まさかもうビビったとか?」
飛鳥「そうじゃなくて、前とだいぶ内装違うけど、いつ作ったんだろうって…」
ちなみに1階は電気がついていた。
ひまり「そういえば前は1階の時点で電気ついてなかったもんね…」
飛鳥「まあ、上に上がりましょうか」
そう言って飛鳥達が階段を上がろうとするが、中の様子はモニターで映し出されていた。
「一丈字めぇ…!」
「醜態晒して女子に嫌われろ!!」
「いいなぁ…」
「女の子にキャーって抱き着かれたら絶対に許さん…」
飛鳥「皆さん。大丈夫ですか?」
そう言って飛鳥は段差を1個飛ばして階段を上がった。2階に上がるにつれて部屋はどんどん暗くなっていき、リサは既にビビっていた。
友希那「リサ。ビビりすぎよ…」
リサ「だ、だってぇ~…」
Afterglowも蘭と巴がビビッて、本当なら誰かにくっつきたかったが、友希那やあこがいた為、それが出来なかった。
ひまり「モカぁ~」
モカ「大丈夫だよひーちゃん」
ひまりはそんな事を気にしなくてもいいので、普通にモカに抱き着いていて蘭と巴からうらやましがられていた。
(ひまモカ…)
(あぁ~…やっぱ女子がくっついている姿はええのう…)
とまあ、男子生徒たちはほっこりしていた。
香澄「な、なんだか怖そ~…」
有咲「怖いんだろ…実際に」
香澄「うん」
有咲「暑苦しいんだよ!!」
香澄が露骨に有咲にくっついていたので、有咲が思わず突っ込んだ。
さあ、果たして飛鳥達の運命は!!
つづく