全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第422話「美咲の悲劇」

 

 

 今回の話は弦巻家から始まった。

 

こころ「そういえば黒服の人たちから面白いものを貰ったわ!」

 

 練習している最中、こころがある事を思い出してその面白いものを持ってきた。

 

はぐみ「こころん! なにそれ?」

こころ「ロシアンドリームキャンディといって、これを舐めるととても良い夢を見られるそうなんだけど、1個だけおかしな夢を見られるそうよ!」

美咲「…大丈夫なの。それ」

 

 美咲はキャンディの効果について、体に害がないか心配になり始めていた。

 

こころ「練習も数時間やったし、早速舐めてみましょうよ!」

はぐみ「さんせー!」

薫「フッ…」

花音「ふぇええ…大丈夫かなぁ…」

 

 まあ、舐めないとこの話が進まないので、とりあえず騙されたと思って美咲と花音は飴を食べてみた。

 

こころ「それじゃあ早速寝ましょう!」

美咲「ちょっと待って。寝るって夜寝るんじゃ…」

 

 美咲がそう言っている間にも黒服たちによって、寝る準備が進められ、弦巻家の最高技術によってすぐに眠りに落ちた。

 

美咲(なんてご都合主義…)

 

 美咲はそのまま眠りに落ちた。

 

**********************

 

 気が付くと美咲は全裸だった。

 

美咲「何この夢の始まり方!」

 

 そして周りはいろんな浴槽があった。そう、ここは温泉である。

 

美咲「あ、なんか日ごろの疲れをいやすためか…」

 

 そんな時だった。

 

「わー! とっても大きなお風呂ね!」

「そうだねこころん!」

 

 と、こころとはぐみの声がしたので、「あ、いつもと同じ展開か…」と思っていた。しかし…

 

「飛鳥! どのお風呂から入ろうかしら!」

 

 飛鳥の名前が出た瞬間、美咲はぎょっとして後ろを振り向くと、そこにはハロハピのメンバーと飛鳥がいた。飛鳥と花音はタオルで大事な部分が隠れている状態だったが、こころ、はぐみ、薫は全裸だった。

 

美咲「……!!!//////」

 

 異性の存在に美咲は顔が真っ赤になって目を大きく開いた。

 

薫「おや、子猫ちゃんは先に来ていたのか…」

美咲「な、なななななななんで一丈字くんがここにぃ!!?//////」

 

 美咲がしゃがみこんで胸と股間を必死に隠す。

 

はぐみ「え? 飛鳥くんと混浴したいって言ったのはみーくんだよ?」

美咲「」

 

 美咲はこの時確信した。はずれを引いたのは自分だと。そして一秒でも早く夢から覚めてほしいと思っていたが、肉体は完全に睡眠状態に陥り、覚めることが出来なかった。

 

こころ「そうよ美咲」

薫「私も確かに聞いた」

美咲(うっそ~ん…)

 

 美咲は飛鳥に裸を見られた恥ずかしさから頭がショートしそうになったが、ずっとこのままという訳にもいかなかった。

 

飛鳥「奥沢さん」

美咲「ア、ハイ。ナンデショウカ…」

飛鳥「バスタオルでしたら…」

花音「わ、私が持ってるよ…?」

 

 そう言って花音が美咲にバスタオルを渡すと、飛鳥に見ないように指示を出した。

 

**

 

美咲「スイマセン。コンナソマツナカラダヲミセテシマッテ…/////」

飛鳥「…いえ」

 

 美咲が赤面+涙目+しおらしくなっている姿を見て飛鳥はかける言葉が見つからなかった。

 

こころ「それにしても飛鳥ってやっぱり女の子みたいね」

飛鳥「良くいわれるよ」

美咲(それもそうだけど、なんで一丈字くんは平気なの!? こころやはぐみはともかく、薫さんの裸を見ても!)

 

こころ「それにしても沢山の温泉があるから迷うわ!」

はぐみ「そうだねこころん!」

こころ「あっ! 展望風呂というのがあるらしいわ!」

 

 と、高さ数十mはあるであろう展望風呂があったので、こころがそこに行こうと提案したが、高所恐怖症の薫は青ざめた。

 

はぐみ「おもしろそー!!」

薫「い、いや…。もっと別なのがいいんじゃないかな…?」

飛鳥「あれとかどうです?」

 

 飛鳥が指さした先は洞窟の温泉だった。

 

こころ「あそこも面白そうね! 行きましょう!」

はぐみ「うん!」

飛鳥「あ、走らないでください!」

 

 飛鳥が注意するも、こころ、はぐみ、薫が洞窟温泉に向かっていった。薫は本当に早歩きだった。

 

美咲「あ、あのう…一丈字くん…」

飛鳥「何でしょうか?」

美咲「その…どうして女の子の裸を見ても平然としてられるの?」

飛鳥「何でってそれは…」

 

 美咲の問いに飛鳥はこう答えた。

 

飛鳥「ハロー!ハッピーワールドの雰囲気ですかね?」

美咲「え?」

飛鳥「そういう事にしといてください」

 

 飛鳥が苦笑いすると、

 

こころ「飛鳥―! 美咲―! 花音―! はやくはやくー!」

はぐみ「とっても面白いよー!」

 

 と、こころとはぐみは手を上げて早く来るように催促する。全裸で…。

 

飛鳥「あ、はーい」

 

 そう言って飛鳥がこころ達の所に行くと、花音も美咲に対して自分たちも行こうと言い、美咲が口角を上げた。

 

 

美咲「って! やっぱりこころ達はタオル巻きなさーい!!!」

 

 

******************

 

美咲「はっ!!」

 

 美咲がそう突っ込むと目を覚ました。

 

美咲「あ~…なんて我ながら恥ずかしい夢を見たんだ…」

 

 と、美咲がそう呟きながら困惑していると、ふと既に目を覚ましている4人と目が合ったが、こころ以外顔を真っ赤にしていた。

 

美咲「…え、ど、どうしたの?」

こころ「美咲はあたし達や飛鳥と一緒にお風呂入ってる夢を見たのね!」

美咲「え、何でそれを知って…」

薫「君があまりにも目を覚ますのが遅いから、どういう夢を見ているのか見させてもらったんだ。そしたら…/////」

花音「あ、あははは…ご、ごめんね…/////」

 

 花音が苦笑いして視線を逸らすと、美咲がわなわなと震えた。

 

はぐみ「もー!! みーくん!! なんではぐみスッポンポンなの~!!!?/////」

こころ「あら。温泉に入る時は普通裸よね?」

花音「いや、男の子がいるから…///」

薫「全く。いけない子猫ちゃん達だ…/////」

美咲「……」

 

 自分が見た夢がメンバーにバレ、美咲も顔を真っ赤にして涙目になり、目はぐるぐる目になっていた。

 

美咲「い…い…いやぁあああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!!////////」

 

 と、美咲の叫びが弦巻家中に響き渡った。

 

*****************

 

 そしてこの後どうなったかというと…。

 

飛鳥「道理で北沢さん達が私の顔を見て避けてたのか…」

花音「あの、気を悪くしないでね…? 恥ずかしがってるだけだから…//」

飛鳥「いえ、大丈夫です…」

 

 はぐみと美咲は暫く飛鳥の顔が見れなくなり、薫は平然と振舞おうとしていたが、やはり恥ずかしさから自然に飛鳥を避けていた。で、何があったかを調べる為にこころを問い詰めたところ、一緒にいた花音が白状したという形になったそうです。

 

 

おしまい

 

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