全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第435話「おばけタワー3(後編)」

 

 そんなこんなでおばけタワーを登っていく飛鳥一行。

 

 4階では数種類のお菓子が並んでいて、それを全部食べるというものだった。

 

モカ「皆さんも1個くらいならいいんじゃないですか~?」

花音「あ、うん…。1個だけなら貰おうかな」

紗夜「残すのはもったいないですし、青葉さんや一丈字くんばかりに負担をかけるのも良くないですしね」

リサ「ん! とっても美味しい! これ誰が作ったんだろ!!」

ひまり「うう…いいなぁ…」

 

 そして5階にたどり着くと、巨大なホールケーキが用意されていて、これは流石に全員で食べることにした。

 

飛鳥「こうやってのんびりとケーキが食べれるって、本当は凄く幸せな事なんですよね」

有咲「どうしたんだよ急に」

飛鳥「市ケ谷さんも私のように働ければお分かりいただけるかと」

有咲「お前の言う通りだわ。アタシすっごい幸せ」

 

 有咲の言葉に他の参加者も幸せをかみしめていた。

 

 そしてそんなこんなで最上階にたどり着いたが、他の階と変わらず電気がついていたが、そこには食べ物はなく…体重計があった。

 

有咲「やっぱりこれが目的か!!」

ひまり「う~…。私は怖いよ~…」

 

 そして全員がきちんと中に入りきると、ロックがかかった。

 

リサ「ひっ!!」

 

 電気がついているというのに、独りでにロックがかかった音を聞いてリサはビビっていた。

 

『ここまでお疲れさまでした』

 

 というアナウンスの声が聞こえてきて、リサは更に驚いた。

 

『さて、これより最後の関門に移りたいと思います』

紗夜「最後の関門…?」

 

『最後のミッションは男の子の前で体重計に乗って貰い、体重を公開する事です』

「!!?」

 

 まさかのとんでも内容に皆が酷く驚いた。

 

紗夜「ちょ、ちょっと待ってください!! それって一丈字くんに私たちの体重を教えろって事ですか!?」

『あなた達はこれまでケーキといったお菓子をたくさん食べて、現在体重が増えている筈です。そんな状態で体重計に乗ったら…分かりますね?』

ひまり「あああああ…。そうだよ…こんな状態で体重計のりたくなーい!!」

 

 ひまりが絶叫すると、他のメンバーも同じ気持ちだった。

 

紗夜「そうです! ワタシ達が体重計に乗っている間、一丈字くんには後ろを向いてもらいましょう」

『いや、それだと普通に終わってしまうでしょうが』

「!」

『ちなみに目を閉じたり後ろを向いたりした場合は、彼のメルアドに体重に関する文章を添付します』

有咲「一丈字。破壊しろ」

『その前にあなたの限界を破壊して差し上げましょう』

有咲「限界って何だよ!」

『次回からあのヤラカシ共の…』

有咲「ごめんなさい」

 

**

 

『制限時間は3分です! 今から3分以内に体重計に乗って、その男の子に体重を公開すれば無事に帰る事が出来ます。ただし、ギブアップや時間内に体重計に乗らなかった生徒はお仕置きが待っています』

リサ「お仕置き!? どんなの!?」

『地下室へ強制ワープされ、暗い地下で事故によって体の部分が欠けているという設定の人形たちと戯れながら帰って貰います』

 

 するとリサが即座に体重計に乗った。

 

『早い早い早い早い。ちなみにどんな感じの人形か、外にいるメンバーに見て貰いましょう』

 

 そう言ってアナウンサーが映像を公開したが…。

 

 ポピパ

 

香澄・沙綾「きゃああああああ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!」

 

 香澄と沙綾が涙目で抱き合っていた。

 

 アフグロ

 

蘭・つぐみ「いやあああ――――ッ!!」

巴「うおあー!!!!」

 

 3人とも涙目で抱き合っていた。

 

 パスパレ

 

麻弥「ちょ、イヴさん! 落ち着いてください!!」

イヴ「悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散悪霊退散…」

日菜「イヴちゃんおもしろーい」

彩「面白くないよぉ!!」

 

 イヴが麻弥の懐に潜り込んでブツブツ唱えると、それを日菜が面白がっていた。

 

 ロゼリア

 

燐子「あこちゃんはまだ早いから見ちゃダメ!!」

あこ「えー!? なんでー!!?」

 

 燐子はビビりながらもあこの目をふさいでいた。

 

友希那「こんなのリサが見たら卒倒するわね」

リサ「真顔で怖い事言わないでぇ!!」

 

 ハロハピ

 

こころ「あら? どうしてこの子目玉と腕がないのかしら?」

薫「こころ。そこはあまり触れたらいけないよ…」

はぐみ「薫くん。顔色悪いけど大丈夫?」

薫「だ、大丈夫さ…」

 

 と、他の面々の反応を見てリサ達は震えていた。

 

『さて、それではシンキングタイムです。乙女の秘密を自らバラして帰るか、悲しき亡霊たちと戯れ、交通事故の凄惨さを痛感しながら帰るか、好きな方を選んでください!』

 

 そしてタイマーが表示された。

 

飛鳥「まあ、私は念のため後ろ向いて目を閉じてますね」

有咲「どうせハッタリだ!」

 

 そう言って有咲が体重計に乗ろうとしたが、リサがあっさり体重計に乗って体重が表示された。

 

有咲「体重表示されたままなのかよ!」

花音「そ、そういう仕掛けになってるんだ…」

有咲「おい一丈字! 絶対見るなよ!?」

飛鳥「あ、はい」

 

 ちなみに外からは体重がテロップで隠されている。

 

あこ「リサ姉…」

友希那「全く…」

 

 そして他のメンバーはというと、

 

モカ「あたしは別に知られても大丈夫だから~」

 

 と、あっさり体重計に乗って体重が表示された。

 

モカ「リサさんと…」

有咲「モカちゃん!!/////」

 

千聖「こうなったら仕方ないわ…。一丈字くん! 絶対こっち見たらダメよ!?」

飛鳥「はい」

千聖「花音も来て!」

 

 残りは有咲、紗夜、ひまりの3人だけになった。

 

ひまり「ど、どうしよう…」

有咲「どうしようたって…」

紗夜「一丈字くんが後ろを向いてくれていますし、私達も行きましょう!」

 

 こうして3人も体重計に乗ったが、

 

モカ「ひーちゃん…」

ひまり「言わないでっ!!/////」

 

 こうして全員免れる事が出来て、おばけタワー脱出となった。

 

 

*****:::::::::

 

美咲「えー。今回は何ともなくてよかったですね」

リサ「まあ、これくらいだったらアタシでも平気かなー」

モカ「じゃあもう一度1からやります?」

リサ「やめてよモカぁ~!!!」

 

 と、リサが情けない声を出すと皆が笑い出すと、飛鳥も苦笑いした。

 

**

 

 その夜…。

 

飛鳥「あー疲れたなぁ…」

 

 飛鳥が自室で休んでいると、スマホに通知が来た。

 

飛鳥「通知…?」

 

 飛鳥が思わず通知を開くと、おばけタワーの件に関する通知が届いて思わずメールを開いたが…。

 

飛鳥「」

 

 そこには有咲たちの体重が表記されていて、このメールを送った事を有咲たちにも知らされていた。

 

飛鳥「あー。今回そういうオチか。寝よ」

 

 そう言って飛鳥はスマホの電源を切ってそのまま眠りについた。

 

 

おしまい

 

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