全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第474話「バンドリごちゃまぜ劇場」

 

1. 飛行機はイヤ!!

 

 ある日の事。色々あって飛鳥とガールズバンド組が旅行をする事になりました。というのも、飛鳥が本当に疲れているという事もあり、こころ達が労おうと計画していた。だが、目的地が南の島という事もあり、飛行機を使う事となったのだが…。

 

香澄「飛行機はヤダ!!!」

 

 香澄が駄々をこねていた。

 

薫「子猫ちゃんがここまで嫌がっているし、たまには船もどうだろうか…?」

 

 飛行機は苦手ではないが、もう高い所自体ダメな薫も香澄に便乗する形でこころを説得しようとしていた。ちなみに千聖は薫の様子を見て呆れていた。

 

こころ「それもそうねー。でも、これは飛鳥を労う旅行だから、飛鳥に決めて貰いましょうか!」

飛鳥「え」

 

 こころが飛鳥に責任転嫁してきたので、飛鳥が声を漏らすと香澄と薫がこれでもかという程圧をかけてきた。

 

千聖「薫。一丈字くんに決めさせてあげなさい」

薫「千聖、何故私だけなんだ…」

香澄「飛鳥くんおねが~い!!!」

有咲「話聞いてた!?」

飛鳥「…それもそうですが戸山さん。飛行機駄目だったんですね」

香澄「うん! 此間乗ったんだけどやっぱり怖くて~…」

飛鳥「…あー。まあ、いいですよ」

有咲「ホントにいいのか!?」

飛鳥「特に飛行機が良いという理由はないので…。ですが目的地までどれくらいで着きそうですか?」

千聖「あの、それを言うなら私達パスパレの予定が…」

紗夜「それなら南の島は難しいわね」

ひまり「えっ…」

 

 実はちょっと行きたそうにしていたひまりだったが、巴やつぐみに抑えられていた。

 

こころ「大丈夫よ!」

「え?」

 

 そしてどうなったかというと…

 

こころ「この高速船を使えば半日くらいでつくわ!」

「ええええええええええええええええええええええええ!!!?」

 

 ご都合主義の塊の豪華客船が出てきて、飛鳥達は絶叫していた。

 

飛鳥「いやー。お金持ちのやる事はよくわかりません」

 

2. 着ぐるみ大戦

 

 ある日の事、飛鳥が商店街で買い物をしていたが、

 

飛鳥「そういや、あのウサギの着ぐるみって…」

はぐみ「ああ! マリーちゃんの事!?」

飛鳥「マリーちゃん?」

はぐみ「マリー・アンドロメダっていう名前があるんだよ!! 商店街のマスコットなんだ!」

飛鳥「へ、へえ…。ミッシェルとは関係ないんですね?」

はぐみ「あ、そういえばミッシェルとマリーちゃんって仲良しなのかな。今度聞いてみるよ!」

飛鳥(奥沢さん…すみません…)

 

 はぐみの言葉を聞いて、飛鳥は美咲が苦労する姿が脳裏に浮かんだ。

 

はぐみ「あ、ちなみにミッシェルって妹いるんだよ!」

飛鳥「へ、へえ…」

 

3. 猫好きはもう一人…

 

「ニュースです。Youtuber数名が子猫を川に投げ捨てたり、ボール代わりにして遊んでいる動画を投稿して炎上しています」

 

 昼休憩、皆が食堂で食事をしている時にこのニュースが流れていたが、このニュースと映像を見た友希那がとてつもなく激怒していた。瞳孔がかなり開かれていてめちゃくちゃ怖い。

 

リサ「友希那!! お願いだからその顔はやめて!! 怖い!!(涙目)」

 

 一緒にいたリサが涙目で止めていて、それをパスパレメンバーが見ていた。

 

彩「ど、どうしたんだろう…友希那ちゃん…」

日菜「なんか猫を川に投げ捨てたりボール代わりにしたり、捕獲してガスを嗅がせたりしてるYoutuberがいるみたいだね」

イヴ「ひ、酷いです!」

千聖「…あの、麻弥ちゃん」

麻弥「え? なんですか?」

 

 千聖がおそるおそる声をかけると、麻弥も友希那同様激怒していて、頬や額に青筋が立っていた。

 

麻弥「あ、大丈夫ですよ。ジブンそんなに怒ってないんで…え、そんなに怖いですか?」

彩「怖いってレベルじゃないよ!!!」

日菜「あの、麻弥ちゃん。ちょっと落ち着こ? ね?」

 

 あの日菜ですら完全にフォローに回る程だった。

 

麻弥「一体どこの誰なんですかねぇ…。そんなバカな事をする輩は…」

 

 その時だった。

 

「どうせ一丈字の仕業だ!!」

麻弥「あ゛!?」

友希那「彼がそんな事やってる訳ないでしょう。黙ってくれるかしら?」

 

 ヤラカシがいつものように飛鳥sageをしようとしたが、麻弥と友希那にガチで怒られて萎縮していた。

 

 そしてそれを遠くで飛鳥とモカが見ていた…。

 

モカ「犯人捕まえた方がいいんじゃない?」

飛鳥「そうだね…」

 

 この後、千聖からもSOSが来て仕方なしに飛鳥は犯人探しを行う事にしたのだが、性懲りもなく猫を虐待していたので全員やっつけたという。

 

飛鳥「あの、あなたは…」

「楽奈」

 

 中学1年生のあの彼女と遭遇したのは言うまでもない…。

 

4. 沙綾の悲劇

 

「山吹さん。ちょっと来て」

沙綾「え?」

「いいから!」

 

 知らない女子に呼び出されて沙綾が向かったが、そこにはゴキブリが数匹もいた。

 

沙綾「ひっ!!」

「ちょっと前に出て!!」

沙綾「何々!?」

 

 するとゴキブリが沙綾に反応したのか、その場から出ていった。

 

「あ、出てった」

「ありがとう山吹さん」

沙綾「え、ど、どういう事…?」

「いや、それはその…」

 

 沙綾が自分を呼び出そうとした理由を聞こうとすると、女子達は気まずそうにしていた。すると沙綾が察した。

 

沙綾「…私が動物に嫌われやすい体質だから?」

「え、えっと…」

「ゴメン!! どうしてもゴキブリに触れなくて山吹さんの体質で何とかできないかなって!!」

 

 と、両手を合わせて謝ったので沙綾は苦笑いした。

 

沙綾「な、なーんだ。そういう事なら仕方ないなー…」

 

 沙綾は苦笑いしたが…。

 

沙綾「ってならないからー!!! うわあああああああああああああああん!!!!」

「や、山吹さーん!!!!」

 

 自分が気にしてる事を利用された沙綾は泣きながら教室を飛び出した。実は沙綾は動物に嫌われやすい体質で、猫をなでようとすれば引っかかれるし、商店街で買っているよく喋る九官鳥も沙綾に対しては無視するという散々な扱いを受けていた。

 

 そしてこの出来事を知ったポピパメンバーは激怒した。

 

沙綾「ううっ…ひっく…」

香澄「さーやに謝って!!」

有咲「そして二度と同じことすんな!!」

「本当にごめんなさい!!」

 

 陰で飛鳥とモカが見ていたが…。

 

モカ「…飛鳥くんの能力で沢山のゴキブリをあの子達の体中に這わせる事って出来る?」

飛鳥「出来ない事はないけど、オレが犯罪者になっちまうよ…」

 

おしまい

 

5. もしも4のシナリオで皆腹黒かったら…。

 

 沙綾の嫌われ体質を利用してゴキブリを追い払った女子達だったが、沙綾をめちゃくちゃ傷つけた。

 

***

 

たえ「さーやを泣かしたからにはゴキブリと仲良くなって貰わないとね」

「ひ、ひぃいいいい~!!!!」

 

 弦巻財団が用意した瓶に女子達が閉じ込められていたが、ゴキブリも一緒に閉じ込められていた。

 

「本当に悪いと思ってるの!!」

香澄「さーやはどうなっても良かったんだよね?」

りみ「ここまでやって貰わないと割に合わないよ…」

有咲「ただで済むと思うなよ。さーやすっごく傷ついてたんだからな?」

「きゃあああああ!! 服に入ってきたぁ!!」

「本当に許して~!!!!」

 

 それを飛鳥、モカ、千聖が見ていたが、飛鳥と千聖は青ざめていた。

 

モカ「やまぶきベーカリーのパンが食べられなくなることを考えたら軽い方だよ~」

飛鳥「本当にギスギスしてますね…(白目)」

千聖「お願いだからあなたが頑張って頂戴!!!(涙目)」

飛鳥「いや、あの市ヶ谷さんだったらもう大丈夫でしょう…」

千聖「お願いだから~!!!!(泣)」

 

 

 そう言って千聖は飛鳥の身体を思い切り揺さぶった。

 

 

おしまい

 

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