全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第481話「節分2024」

 

千聖「……!」

飛鳥「…大変ですね」

 

 中庭のベンチで飛鳥、千聖、モカが話をしていたが、千聖を含むパスパレが今度ラムちゃんのコスプレをする事となってしまったのだ。

 

千聖「あのセクハラ親父共…!!」

モカ「まー。男の子が見る雑誌ですもんねー」

飛鳥「こっちを見るんじゃありません」

 

 モカが飛鳥を見ながらそういうと、飛鳥は困惑しながら見つめたが、千聖に至っては中の日とて気にぴったりだと思っていた。

 

千聖「まあ、仕事自体は引き受けるけどこっちに事前に話せっつーの…!」

飛鳥「話したら引き受けない可能性があるからじゃないですかねぇ…」

モカ「言えてる~」

千聖「そういえば前回はよくも逃亡してくれたわねぇ?」

飛鳥「いつの話ですか」

 

※ 261話参照

 

千聖「本当の鬼は心の中にいる。だったわね?」

飛鳥「そういう事言うからじゃないですかねぇ…」

千聖「おだまり!! とにかく今回はアナタたちも巻き添えにしてやるわ!」

飛鳥「今度ヤラカシ達が私に嫌がらせをしてきたら、そうしましょうか?」

千聖「まあ、そうね…」

 

 こうして作戦を考えたが、ヤラカシ達が何故か大人しくしていた。

 

飛鳥「次行きましょう」

モカ「こうなると思った~」

千聖「ちょっと待ちなさーい!!」

 

2. だがやる。

 

こころ「話は聞かせて貰ったわ! 皆でやりましょう!」

飛鳥「それはいいけど、肌結構露出するから、皆結構嫌がるよ」

こころ「そうね…」

飛鳥「いったんここは作戦を立てましょう」

「おい! 何こそこそ話してんだよォ~!!」

 

 ヤラカシ軍団が現れた。

 

「オレ達も混ぜてくれよ~?」

「仲間外れは良くないなぁ~?」

飛鳥「次こうやって絡んできたら、弦巻さんと青葉さんと白鷺先輩が鬼娘の格好をするという作戦を考えていました。見事にやってくれましたね」

「な、何だとー!!?」

千聖「あら。あなたもよ?」

飛鳥「需要あります?」

こころ「飛鳥も一緒にやりましょう!」

 

 そして本当にやらかして、そのままライブをする事となった。

 

こころ「みんなー! 今日は臨時ライブに来てくれてありがとー!!」

 

 こころはボーカル、モカはギター、千聖はベース。そして飛鳥はドラムだが、ドラムは後ろにいる為目立たないという事で、挨拶の時だけ前に出る事となった。モカ、千聖がビキニタイプなのに対し、こころはワンピースタイプ、飛鳥は鬼のカツラを被り、赤のインナーを着て、ハーフパンツを穿いていた。

 

 香澄達も見に来ていて、コスプレバンドに目を輝かせていた。

 

蘭「モ、モカ…!!/////」

巴「いつの間にこんなバンドを…」

 

彩「千聖ちゃんもだけど、こころちゃんやモカちゃんまで…」

麻弥「一丈字さんもいますよ!」

 

 そして飛鳥も話しかける。

 

飛鳥『えー。今回は節分にちなんだ臨時バンドでお送りします。この度Pastel*Palettesの白鷺千聖さんが少年漫画雑誌の表紙を飾る事になったのですが、鬼の格好をするという事になりました。ですが、初めての事なのでどのように表現すればよいか考えた結果、その話を聞いていた私と青葉、弦巻の4人で簡単なライブをやってみる事と致しました。短い時間ではございますが、お楽しみください。あ、今日も冷えてまいりますので、防寒対策はきちんとなさってください』

 

 すると黒服たちがカイロと体をあっためるジンジャークッキーを見物客に配り始めていた。そこそこ高い。

 

こころ「それじゃ聞いて頂戴! えがおのオーケストラっ!」

 

 ライブ演奏が始まったが、ハロハピの時とは違ってアレンジをかけていて観客を驚かせていた。

 

有咲「思ったんだけど、いつ練習してるんだ…?」

香澄「私達もアレやろうよ!」

有咲「ア、アレってコスプレか…?」

たえ「有咲いい体してるし…」

有咲「しねー!!!」

 

 こうして数曲演奏して、ライブは大成功に終わった。

 

彩「まさかこんなライブをするなんて…」

千聖「まあ…今回は飛鳥くん達にも私達の気持ちを味わってもらおうと思って」

麻弥「あの…千聖さん」

 

 麻弥が気まずそうにしていた。

 

千聖「どうしたの?」

麻弥「大変言いにくい話なんですけど…。今度の表紙、あの格好をしなくても良くなりました…」

千聖「えーっ!!!?」

 

 麻弥の言葉に千聖が絶叫すると、飛鳥とモカは困惑した様子で顔を合わせた。

 

こころ「あら、どうしてかしら?」

麻弥「その…ジブン達の承諾を得ないでその鬼の格好をさせようとしたことが、問題になったみたいなんです。そんな会社とは仕事出来ないって…」

飛鳥「まあ、当然の結果ですね…。セクハラになりますし」

千聖「……」

 

 自分のやった事は何だったんだと千聖は呆然としていた。

 

イヴ「チサトさん…」

飛鳥「白鷺先輩。お気の毒ですが、今回は我々も一緒の筈です。気を落とすのやめてください」

モカ「そうですよ~」

 

 気を落とさないで下さいと気を遣うのではなくて、自分達も巻き込んでんだから無駄とか言うなよ。という感じで千聖に言い放った。

 

 すると千聖は飛鳥達の方を向いた。

 

千聖「本当にごめんなさい…」ズーン

飛鳥「打ち上げ行きましょう」

こころ「いいわね! パーティしましょう!」

飛鳥「パーティっていうテンションじゃないから、普通に食事会にしよう」

モカ「モカちゃんは楽しかったですよ~」

千聖「う…うぅうううう~~~~~~!!!!!(泣)」

 

 優しすぎる後輩たちに千聖は号泣していた。

 

 

 ちなみにヤラカシ達はというと…。

 

「一丈字は余計で、パスパレの撮影中止は残念だが、千聖ちゃんとモカちゃんとこころちゃんがやってくれたからOKだ!!」

「スマホで撮影しまくったもんね~!!!」

 

 とにかく気持ち悪かったが、まあ結果的に飛鳥がバンドガールと食事会に行くので、最終的にあいつが勝ちました。

 

モカ「モカちゃんの鬼娘姿に見惚れてたでしょ~」

飛鳥「え? なんでです?」

巴「モカ! あんまり困らせるんじゃない!」

つぐみ「と、とにかくお疲れ様…」

 

 

おしまい

 

 

 

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