全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第141話「思い通りにいかない」

第141話

 

 今回の登場人物

 

一丈字 飛鳥

毎度おなじみ主人公。日菜と紗夜にアプローチをかけられている?

最近「超能力が使えること以外ごく普通の高校生」から「自称・ごく普通の高校生」になりつつある。今回は日菜と紗夜と同級生である。

 

氷川 日菜

人気バンド「Pastel*Palletes」のギター担当。人懐っこい性格で飛鳥にアプロ―チしまくっている。

 

氷川 紗夜

人気バンド「Roselia」のギター担当。生真面目でシャイな性格。

 

檻主 次郎

日菜と紗夜の同級生。この二人は自分の嫁になると確信しているが、二人からは嫌われている。

 

 それではゴー。

 

************************

 

 オレの名前は檻主次郎。ごく普通の高校生で、何のとりえもない陰キャだ。そんなオレの同級生には氷川紗夜と氷川日菜という双子の美少女がいて、男子共にモテモテだ。オレの(将来の)女に手を出しやがってあのクソ共が。

 

 だが、そんな高根の花である日菜と紗夜があんな男達を相手にする訳がない。学年トップで生徒会にも入っているんだ。やっぱりここはオレ以外には…。

 

「ねー飛鳥くーん。今度の休み遊ぼうよー」

「日菜。飛鳥さんは私の練習に付き合って貰うのよ」

 

 ……。

 

「…あの、紗夜さんはその日、Roseliaの練習がありませんでしたっけ?」

日菜「あ、そうだよー。リサちーもそんな事言ってた!」

紗夜「…く!」

 

 紗夜が歯ぎしりした。というのも、このままだと日菜を飛鳥に取られてしまう可能性があったからだ。

 

紗夜「と、とにかく男女の不純異性交遊は許しません!」

日菜「いや、おねーちゃんだってやろうとしてたじゃん」

紗夜「う、うるさいうるさい!!」

 

 日菜の言葉に紗夜が叫ぶと、ほかのメンバーも集まってきた。

 

リサ「どうしたの?」

燐子「け、喧嘩ですか…?」

日菜「違うよー。あたしが飛鳥くんを遊びに誘ったんだけど、どうしても2人きりにさせたくないみたいで…」

友希那「それはあなたが悪いわ」

日菜「えええええ!!?」

 

 友希那の言葉に日菜が驚き、紗夜が友希那に感心すると、

 

友希那「飛鳥とデートするのは私よ」

飛鳥「あの、湊さん?」

友希那「いい加減名前で呼んでくれないかしら」

飛鳥「それが出来ない相談なんですよ」

 

 理由は簡単。名前呼びをするとファン達が大暴れするからだった。

 

紗夜「湊さん。それは聞き捨てなりませんよ」

日菜「そーだよ! それならそうだって最初から言えばいいじゃん!!」

友希那「そうね。それは悪かったわ」

 

 日菜の言葉に友希那が素直に認めて謝罪した。

 

友希那「それで? あなたは今度の休み、誰とデートするのかしら?」

飛鳥「あー…。悪いんですけど、今度の休みは予定が入ってるんですよ」

日菜「どんな?」

飛鳥「メカノスアイランドまで部品の買い出しをしないといけないんですよ」

日菜「メカノスアイランド?」

 

 メカノスアイランドとは、機械に関する部品などが豊富に揃っている人工島であり、飛鳥や麻弥はそこを御用達としていた。

 

日菜「部品ってまた何か機械作るの!!?」

飛鳥「そういう訳じゃなくて、安売りしてるんだよ。そういう時にやった方がコストを抑えられるからね」

日菜「それだったらあたしもついていっていい!?」

飛鳥「すみません。ちょっとそれも…」

日菜「分かった。麻弥ちゃんと二人きりで行くんでしょ」

 日菜の言葉に飛鳥と麻弥が反応した。

 

日菜「やっぱりそうだ。だってこういう時、麻弥ちゃん反応するもん」

麻弥「うっ…」

飛鳥「ゆっくりお買い物したいそうです」

日菜「それじゃゆっくり買い物できるようにすればいいんだねー?」

 日菜が麻弥を見た。

麻弥「も、もうちょっと空気読んでほしいっす…」

日菜「やだ! 飛鳥くんを独り占めしようとするのはダメ!」

 日菜の言葉に麻弥が肩を落とした。

紗夜「まあ…二人きりじゃないみたいだから安心といえば安心だけど…」

友希那「買い物が済んだらちゃんと帰るのよね?」

飛鳥「ええ。食事はしますけど」

友希那「…そう」

 

 と、友希那が不機嫌そうにつぶやくと、飛鳥が頭をかいたが、その時檻主の気配を感じ、後ろを振り向くと、檻主が睨みつけていた。

 

日菜「どうしたの?」

飛鳥「いえ、なんでもございませんよ」

日菜「分かった。檻主くんが飛鳥くんを妬んでるんでしょ」

「誰が妬んでるだコラァ!! オレが誰に!!」

 と、檻主が現れた。

 

檻主「それはそうと一丈字テメェ…。随分楽しそうな話してんじゃねぇか。あ?」

飛鳥「ただ買い出しに行くだけですよ」

檻主「買い出しでも、オレ以外の男と日菜たちと買い物させる訳ねーだろ!!」

 檻主が憤慨していると、飛鳥が日菜の方を見た。

 

飛鳥「…もしかして、お付き合いされてるか何かですか?」

日菜「ううん!! いっつも嫌がる事してくるの!!」

紗夜「本当に懲りませんねぇ…」

檻主「おい!! オレの話を聞けぇ!! とにかく一丈字よりもオレと遊ぼうぜ?」

日菜「何で?」

紗夜「誰があなたなんかに…」

 

 日菜と紗夜の反抗的な態度に檻主が憤慨した。

 

檻主「おい!! オレのいう事聞かねーと、そいつと一緒にいるの週刊誌に売りつけるぞ!!」

日菜「どーぞお構いなーく。寧ろそうしてくれる?」

檻主「なっ!!」

紗夜「絶対にやめてください!! それを利用して自分が飛鳥さんとくっつこうとしてるんです!」

日菜「そんな事ないもん!! やるんだったらさっさとやって!!」

 

 と、日菜と紗夜の小競り合いを見て、檻主は発狂した。

 

「どうしてオレのいう事聞かねぇんだぁああああああああああ!!!」

 檻主の言葉に対して友希那が

 

友希那「当り前よ。口だけならともかく脅しをするような人に従いたくないわ。行きましょ」

飛鳥「え、ちょ…」

日菜「あーっ!! 友希那ちゃーん!!」

紗夜「卑劣です!!」

 

 友希那が飛鳥を連れ出そうとしたので、日菜と紗夜は追いかけていった。

 

 

 

 

 

おしまい

 

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