ある日の事。とある楽屋に薫、はぐみ、花音、美咲、そして飛鳥の5人がいた。
美咲「どうして一丈字くんがここにいるの?」
飛鳥「弦巻さんに呼ばれたからです」
するとこころが現れた。
はぐみ「こころん!」
薫「重大な発表ってなんだい?」
こころ「発表するわ!!」
こころが皆の前に立った。
こころ「10月31日から「おジャ魔女どれみ」とコラボする事になったわ!!」
こころの言葉に飛鳥、花音、美咲が固まった。
はぐみ「おおーっ!!!」
薫「なんて儚いんだ…」
はぐみと薫は特に疑問に思う事もなく、称賛した。
美咲「遂にここまで来たかー」
美咲はもう魂が抜けていた。
飛鳥「おジャ魔女どれみって完全にあれですよね? あのおジャ魔女どれみですよね?」
こころ「本物よ!!」
はぐみ「もしかして飛鳥くんも見てたの!?」
飛鳥「見てましたよー。女児向けアニメだったけど、普通に見てましたよー」
美咲「…Afterglowはペルソナとコラボしてたけど、ハロハピはやっぱりこういう路線なのね」
こころ「という訳だから、皆宜しくね!」
「はーい」
こころがそう言うと、はぐみ達が反応した。
こころ「という訳で解散!!」
美咲「え、もう終わりなの!!?」
さあ、ここからがフリータイムです。
美咲「あ、ダシマ劇場そういうスタンスなのね…」
飛鳥「そうなんですよ。だからダシマ劇場って呼ばれてるんですね」
はぐみ「金朋地獄みたいな?」
飛鳥「怒られますよ」
はぐみの言葉に飛鳥がツッコミを入れた。
こころ「そうだ! 折角だから衣装とか着替えてみましょう!!」
「えっ!!?」
ちなみに既にハロハピが魔女見習の格好をしている一枚絵が存在している。そして黒服達が現れてセッティングをした。
美咲「なんか嫌な予感しかしない…」
飛鳥「奇遇ですね。私もです」
そして…
こころ「じゃーん!!」
こころ、はぐみが着替えた。
飛鳥「ももことはづきですね」
美咲「本当によく知ってるわね…」
飛鳥「あの頃は男児女児全く気にしないで見てましたからね…」
こころ「そういえばpixivでプリキュアの子と共演したことがあるのよね?」
飛鳥「そうですね…って、あまりここでpixivの話をしないでください。見てる人たち混乱しますから」
Pixivで飛鳥がプリキュアと共演している小説が存在しております。もし時間があれば探してみてください。
すると、花音と薫もフィッティングが終わった。
飛鳥「違和感がない…」
美咲「ホント。髪の色とかもあってぴったりだし…」
薫「昔見た魔女見習になるなんて…なんて儚いんだ…」
花音「ふぇえええ…//////」
薫はいつも通りだったが、花音は恥ずかしがっていた。
こころ「そうだ! 折角だから美咲もやりましょ!!」
美咲「え゛っ」
美咲が困惑した。
はぐみ「あ、そーだねー。どれみがいないよ!」
薫「やはり主演がいてこそ…だね」
花音「ぜ、絶対似合うと思うよ…」
こころ「そういう訳だから、ゴー!!」
美咲「え、ちょ…いやぁあああああああああああああああああ!!!!」
と、美咲もなんやかんやでどれみの格好をする事になった。
美咲「……////////」
美咲がピンク色の魔女見習の服を着させられていたが、恥ずかしがっていた。
こころ「可愛いわ!!」
はぐみ「可愛いー!!」
薫「儚い…」
花音「可愛い…」
飛鳥が美咲を見て驚いていた。
美咲「はずかしい…//////」
美咲は頬を赤く染め、涙目になっていた。飛鳥がじっと美咲を見ていた。
美咲「そ、そんなに見ないでよ!」
飛鳥「あ、ごめんなさい」
こころ「どう!? 美咲の格好!」
飛鳥「いやー。ハッピーとラッキーが確実に皆に届きますね」
美咲「もー!!//////」
飛鳥「世界一不幸な美少女とか言わないでくださいよ」
こころ「そうよ! 今の美咲は世界一幸せな美少女なのよ!」
美咲「うるさ~い!!!///////」
はぐみ「なんてね?」
飛鳥「火山が大噴火」
花音(み、美咲ちゃんが滅茶苦茶弄られてる…!!! ふぇええええ…)
飛鳥が美咲いじりに参加したことにより、花音が戦々恐々としていた。
美咲「そ、そうだ!」
「?」
美咲がある事を言いだした。
美咲「折角だから一丈字くんも魔女見習になりましょうよ!!」
と、言いだした。
飛鳥「のんちゃん?」
美咲「誰!!?」
飛鳥「幻の魔女見習い」
飛鳥の言っている「のんちゃん」とは和久のぞみと言って、ニックネームは「のんちゃん」である。魔女に憧れていたが、とある理由から「幻の魔女見習い」と呼ばれている。
花音「……!!」
花音が驚いて口元を覆った。飛鳥が「のんちゃん」の名前を出した理由が分かったからである。
飛鳥「まあ、でもやっぱりポジション的にはハナちゃんかな…」
美咲「ちょっと待って。なんでそんなにやる気なの? そんなに好き?」
飛鳥「女装はしょっちゅうやらされてたからもう慣れましたよ」
飛鳥が諦めた目をしていたが、実は裏でこっそり超能力を使って回避しようとしていた。
そして、逃れた。
こころ「折角だから皆で写真撮りましょ!」
美咲「あ、折角なので一丈字くんもハナちゃんの格好をさせましょ?」
はぐみ「ハナちゃんって赤ちゃんだよね?」
美咲「違う違う。小学6年生の方」
花音「!!?」
こころ「いいわねそれ!!」
薫「きっと似合うよ」
【悲報】一丈字飛鳥 魔女見習いにされる。
そして飛鳥が着替え終わって、お披露目。
こころ「とっても可愛いわ!!」
薫「儚…」
はぐみ「飛鳥くんとっても綺麗…/////」
花音「……!!//////」
美咲「う、うそ…//////」
こころはいつも通りだったが、薫は固まり、はぐみは何やら羨ましそうにしていて、花音は驚き、美咲は信じられなさそうにしていた。
飛鳥「声がサトシなのに役柄ピカチュウですよねコレ」
飛鳥はもういつも通りだった。
美咲「いや、その…恥ずかしくないの?」
飛鳥「恥ずかしいって思ったら負けですよ。相手の思うつぼですから」
飛鳥が腕を組んでそう言った。
花音「それはそうと一丈字くん。足綺麗…」
飛鳥「そうですか?」
こころ「折角だから写真撮りましょ!!」
飛鳥「どういう風に撮るんですか?」
こころ「6人で一緒に撮るのよ?」
飛鳥「あ、戸山さん達に送るなら、私の名前はちょっと伏せて貰っていいですか? 気づくか確かめたいので」
こころ「面白そうね!」
美咲「……」
飛鳥の態度に美咲は困惑した。
美咲(逞しいわ…一丈字くん…)
ちょっと見見習わなきゃと思う美咲であったが…。
飛鳥「奥沢さんをセンターにしましょう」
美咲「それだったら一丈字くんもセンターね(逃がさんぞ!!)」
と、美咲が飛鳥を捕らえてセンターで撮影をさせた。写真の中の美咲は吹っ切れていて、飛鳥もノリノリだった。
この後、写真は香澄たちに送られたが、どうなったかはご想像にお任せします。
おしまい