全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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 前回までのあらすじ

 参考書を取りに夜の学校に向かったAfterglow。だが、参考書を取りに行くと学校は施錠され閉じ込められてしまう。また、幼馴染であるもののそんなに仲良くない男子生徒・キヨシも一緒の上、快楽殺人をしようとするガードマンにも襲われて、絶体絶命に。

 そんな中、こころからの通報を受けた飛鳥は単身学校に乗り込み、ガードマンを撃退する。

 Afterglowもキヨシも救出されたものの、キヨシはAfterglowは自分が助けたと主張し、そんな彼の態度にクラスメイト達は愛想をつかしてしまう。

 そして飛鳥は真実を告げることなく、そのまま日常生活を送る事にした…。

 第26話のIFルートです。


第28話「IF:間男・一丈字飛鳥と青葉モカ」

 

 

 

 

 バンドリ学園。

 

こころ「キヨシ。まだ蘭たちに話しかけてるみたいよ」

飛鳥「そ、そう…」

 

 幼馴染であり、それも高校生である為バラ色の学校生活を送れると信じているキヨシだったが、全く相手にされない日々が続いたため、自分から声をかける事にしていた。だが、結果的に蘭たちからは鬱陶しがられていた。

 

 ちなみにつぐみの実家である羽沢珈琲店にもしょっちゅう顔を出したりしているのだが、つぐみの両親からしてみたら、キヨシの親にあまり良い思い出がない上に、キヨシもあまり良い印象が無かった。ましてや自分の娘を完全に嫁にしようとしているのが丸わかりであり、何とも言えない気持ちだった。

 

 そして飛鳥はこころとランチを食べていた。飛鳥としてはもう最近自重しなくなってきた。

 

こころ「一緒にご飯が食べられてうれしいわ!」

飛鳥「そりゃ光栄ですけど、北沢さん達と一緒じゃなくていいんですか?」

 ちなみに学校にいる時は敬語なのは変わらない。

こころ「いいのよ! はぐみ達もたまに他の子と一緒にご飯を食べたい時だってあるわ!」

飛鳥「そうですか」

 飛鳥がお茶を飲んだ。

こころ「今度はぐみ達ともご飯食べましょ!」

飛鳥「…機会がありましたらね」

 

 と、談笑していると、

 

「あ、おーい。こころちゃーん。飛鳥くーん」

 モカが現れた。

 

飛鳥「あ、青葉さん」

こころ「大丈夫?」

モカ「大丈夫だよ~。二人のお陰で~」

飛鳥「…二人?」

 モカが微笑んだ。

 

モカ「あのガードマンをやっつけてくれたの、飛鳥くんでしょ~? モカちゃんには分かってたよ~」

飛鳥「……」

 こころが青ざめた。

 

モカ「やっぱりそうなんだね~」

こころ「ち、違うわよ!!? あ、飛鳥じゃないわ!!」

 と、こころが慌てた。

モカ「ふ~ん。こころちゃんって、意外と嘘つきなんだね~」

こころ「う、嘘じゃないわ!! ホントよ!」

モカ「こころちゃんの嘘つき~」

こころ「う、嘘つきじゃないもん!!」

 こころの言葉に飛鳥は目を閉じて呆れた。

 

飛鳥「弦巻さん、もうやめましょう。完全にバレてます」

「!」

 飛鳥がモカを見つめた。

 

モカ「そして飛鳥くん。あなた…やっぱり普通の子じゃないでしょ」

飛鳥「……」

 飛鳥がモカを見つめた。

飛鳥「だったらどうするんです?」

モカ「大丈夫だよ。蘭たちには内緒にするから。喋ったらそれこそモカちゃん悪者だもん。ただね…」

 モカが考えた。

 

モカ「放課後、どっか話をしない? 3人で」

飛鳥「……」

 

 モカの言葉に飛鳥とこころは顔を合わせると、モカに従う事にした。

 

 放課後、3人はとある焼肉屋にいた。

 

モカ「ここなら流石に高校生は来ないでしょ~」

飛鳥「…個室にしてるんですから、そりゃあ来ない事を祈るばかりですよ」

 3人は個室にいた。

 

モカ「さて、改めて話をするけど…飛鳥くん、あなた」

飛鳥「…その通りですよ。私、超能力が使えるんです」

 飛鳥が指から光を出した。

 

モカ「そういう事も出来るんだ~」

飛鳥「ええ…」

 そして飛鳥は何故バンドリ学園に来たのかをモカに説明した。

 

モカ「そっか~。道理で飛鳥くんが来てからヤラカシ(マナーの悪いファン)が減ったと思ったんだ~」

飛鳥「……」

 飛鳥が俯いた。

 

モカ「そんなに落ち込まないで~」

飛鳥「あまりバレると、この学校にも居づらくなりますからね…」

モカ「じゃあ猶更言わない方が良いね~。折角ここまで飛鳥くんの事知ったから、モカちゃん、もっと仲良くなりたいな~」

 モカの言葉に飛鳥は苦笑いした。

 

モカ「そんなに照れなくても~」

飛鳥「…そういやあのキヨシさんって」

モカ「あ~。幼稚園の頃からの幼馴染なんだけどね~。事あるごとに絡んでくるんだけど、空気読めないんだよね~。モカちゃん達だけで遊びたかったのについてきたり、学校でもやたら絡んできて、鬱陶しかったんだよね~」

こころ「そうなの? 何か意地悪されたとかじゃなかったら…」

モカ「最近となっては、モカちゃん達の事、嫌らしい目で見てくるんだよ~。特にひーちゃん、おっぱい大きいから…あ、ひーちゃんって、上原ひまりね」

飛鳥「は、はあ…」

 飛鳥が困惑した。

 

モカ「ところで飛鳥くんって~。おっぱい大きい子好き~?」

飛鳥「普通ですね」

 飛鳥は即刻答えた。

 

飛鳥「それよりもなんか頼みませんか? お腹すきました」

モカ「やっぱりエッチな話は苦手だったりする~?」

飛鳥「苦手っていうか恐怖しかありませんね。いつ首取られるか分からないんで」

 と、答えた。

 

飛鳥「それに助けた人間の事をやらしい目で見てたら、格好もつかないでしょう」

モカ「それもそうだね~。あ、チーズフォンデュ頼んでいい~?」

飛鳥「…パンですね」

モカ「あ、お肉自由に頼んでいいからね~」

飛鳥「…払うの弦巻さんのおうちですけどね」

 飛鳥が困惑した。

 

モカ「あ、そうだ。もう敬語とかやめて。あと、名前もモカって呼んで~」

飛鳥「条件付きですけど」

モカ「それでもいいよ~」

 と、モカが微笑むと飛鳥は苦笑いした。

 

飛鳥「…そう。それじゃ宜しくね。モカ」

モカ「いきなり呼び捨てなんてだいた~ん」

飛鳥「あ、ごめんなさい。モカさん」

モカ「モカで~」

 

 と、モカと仲良くなった飛鳥であった。

 

 その頃…

 

蘭「ついてくんな!!」

キヨシ「なんでだよ! 幼馴染なんだからいいじゃないか!」

ひまり「もう嫌ぁ~!!!」

巴「何でこいつが幼馴染なんだよ!!」

つぐみ「……」

 

 モカ以外の4人はキヨシにつけまわされていたとさ。

 

飛鳥・こころ「……」

モカ「飛鳥くん。超能力でしばいていいからね」

飛鳥「えっ」

モカ「モカちゃんが許す!!」

 

 

おしまい

 

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