全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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 今回の設定。

・ 飛鳥とAfterglowが幼馴染。
・ オリ主ことキヨシが間男ポジション。
・ 飛鳥総受け。

それではゴー。


第81話「もしも飛鳥とキヨシの立場が逆だったら」

 

 

 

「なあ、聞いたか?」

「最近この学校…幽霊が出るらしいぞ」

「何か3年生がそんな話してたな…」

「おー怖い怖い…」

 

 と、飛鳥が教室で聞いていたが、特に何もする事は無かった。

 

「そういや今日、メンテナンスのために早めに施錠されるんだろ?うちの学校オートセキュリティだから」

「取り残されたら一晩中幽霊に付きまとわれるかもな」

「おーこわ」

「あ、でもガードマンがいるって」

「そっか」

 

 それを聞いて飛鳥は安心した。

 

 だが、それもつかの間…。

 

「ねえねえ。今度の課題難しいから一緒に勉強しない?」

 2組の教室で、上原ひまりが蘭、モカ、巴、つぐみに話しかけた。

 

モカ「いいね~。宿題の掃除…じゃなかった、勉強会」

蘭「…丸写ししないでよね」

モカ「しないよ~」

巴「まあ、今回のテストは難しいからな…乗った!」

つぐみ「それじゃうちに集まろう!」

 

 と、Afterglowが勉強会をする流れになった。そんな様子をキヨシが見ていた。この時自分は絶対に誘われると思っていた。何でかは知らないけど…。

 

モカ「あ、そうだ~」

キヨシ(来た!)

 

モカ「飛鳥くんも誘おうよ~」

ひまり「いいわね!」

 モカの発言にキヨシがずっこけた。

 

キヨシ「何でだよ!! そこは普通に考えてオレだろ!!」

 というキヨシの言葉に、Afterglowがゴミを見る目でキヨシを見た。

 

蘭「何で?」

モカ「痛いよー?」

ひまり「いや、そんなに仲良くないし…」

巴「そう言いきれるところは評価してやりたいが…」

つぐみ「……」

キヨシ「そ、それだったら7人でやろ!? な!?」

 と、キヨシがしつこく食い下がるが、女子達がガードした。

 

「キヨシくん。いい加減美竹さん達が困ってるのに気づいたら?」

「そうそう。空気読めなさすぎ」

「そういう所が引かれるの分かんないの?」

「正直うざいよ?」

 

 女子達の容赦ない口撃に他の男子たちも震えあがった。飛鳥は困惑していた。

 

飛鳥(一体何をしてるんだ…?)

 飛鳥が困惑した。

 

「あ、一丈字くん」

「!?」

 

 クラスメイトの1人が飛鳥に気づくと、皆が飛鳥の方を見た。

 

モカ「あれ~? どうしたの~?」

飛鳥「数学の教科書返して。次授業だから」

モカ「あ、そうだった~。ごめ~ん」

 と、モカが飛鳥に教科書を返した。

 

飛鳥「ありがとう…。で、どうかしたの?」

 

※ 本作の飛鳥はAfterglowにはため口で喋っています(ただ、能力者だという事は知りません)。

 

蘭「関係ないよ。それよりも今日空いてる?」

飛鳥「ゴメン。用事があるんだ」

モカ「用事? どんな?」

飛鳥「ちょっと出かけないといけないんだよ」

モカ「女の所に?」

 モカの発言に蘭たちが動揺した。

 

蘭「そ、そうなのか!?」

ひまり「う、うそでしょ…?」

巴「ど、どうなんだ! 飛鳥!!」

つぐみ「答えて!!」

飛鳥「……」

 

 4人のリアクションを見て、飛鳥は困惑した。

 

飛鳥「オレがそんなにモテる訳ないでしょ。人に会わないといけないというのは合ってるけど」

 飛鳥の言葉にAfterglowの5人はジト目で見つめた。

飛鳥「どうしたの?」

モカ「別にー」

飛鳥「オレがモテるとでも?」

モカ「教えてあげなーい」

飛鳥「そう。まあ、恋人いるからアレなんだけどね」

 飛鳥の発言に5人はショックを受けた。

 

キヨシ「い、一丈字が彼氏いるなら問題ないよな! 勉強会はオレとやろう!!」

飛鳥「勉強会?」

キヨシ「そ、そうだ! 蘭たちは羽沢珈琲店で勉強会をするんだ! 邪魔すんなよ!」

飛鳥「分かりました。あ、今日学校早く閉まるから忘れ物しないように…って、聞いちゃいねぇな」

 飛鳥が蘭たちの様子を見ると、ショックで放心していた。するとクラスメイトがおそるおそる話しかけた。

 

「ほ、本当に恋人がいるの?」

飛鳥「ええ。アルバイトという名の恋人が」

 空気が止まった。

 

飛鳥「そういう訳だからゴメンね」

 そう言って飛鳥は去っていった。2組から何やら絶叫が聞こえたが、飛鳥は知らないふりをした。

 

 そして放課後、飛鳥はAfterglowから逃げるようにその場を後にした。超能力を駆使して…。

 

飛鳥(超能力が無かったら間違いなく逃げられなかっただろうなー…感謝)

 

 また、Afterglowは予定通り勉強会を行っていたが、飛鳥が言っていたアルバイトの事が気になって手が付けられなかった。

 

蘭「飛鳥の奴~…!!」

ひまり「私達を苦しめて一体何が楽しいのよ!」

モカ「モカちゃんも流石にカチンときた~…」

 と、5人が怒っていた。

巴「我慢だ我慢…。飛鳥を拒絶したらキヨシがまとわりついてくるからな…」

つぐみ「…それにしても、どんなアルバイトをしてるんだろう」

 皆がつぐみを見た。

 

蘭「あたし達にも言えないって事は…」

巴「…危険なバイトをしてるんじゃないか?」

「!!?」

ひまり「い、いくらなんでも考えすぎだよ!」

モカ「どうかなー…。飛鳥くんなら十分にあり得ると思うよ~。だって10年前急にアメリカに行くくらいだもん」

「……」

 

 飛鳥とAfterglowは幼稚園の頃からの幼馴染だが、途中から飛鳥はアメリカに転校する事になり、高校生になるまで音信不通だったのだ…。

 

蘭「ちょっと飛鳥に聞いてみよう」

モカ「うーん。その方が良いかも~」

ひまり「けど、いまバイト中かもしれないんだよ!?」

巴「メールを送るくらいならいいだろ」

つぐみ「う、うん…!」

モカ「いや、ここは電話をかける」

 

 モカが電話をかけた。

 

「あ、もしもし。一丈字です」

モカ「もしもし飛鳥くん~? モカだよ~」

飛鳥「どうしたの?」

モカ「どーしたもこうしたもないよ~。やっぱりバイトの事教えて」

飛鳥「ああ。夜の学校の見回りだよ」

 空気が止まった。

 

「…え?」

 

飛鳥「ちょっと校長先生からお願いされてね…」

モカ「どうして飛鳥くんに?」

飛鳥「え、何かお前やれって言われたんだよ。で、当時予定もなかったし、バイト代も結構弾むから引き受けたの」

モカ「な~んだ。そういう事ならそうだって言ってよ~」

飛鳥「あー…。それなんだけどね、本当の事話したら自分もやりたいっていう人が出て来て危ないからさ」

「危ない!!?」

 皆が驚いた。

 

飛鳥「そうそう。見回りつっても何があるか分からないから、大人しくして貰ったって訳」

 その時だった。

 

「飛鳥。誰と話してるのかしら?」

 

 という声がした。

 

モカ「ちょっと待って。誰かと一緒にいるの?」

飛鳥「うん。手遅れになった弦巻さん」

「手遅れってどういう意味なの?」

 

 こころの声に空気が止まった5人。

 

飛鳥「ちなみに今回の事に関して苦情は一切受け付けま」

モカ「飛鳥くん」

飛鳥「なに?」

 モカが笑いながら怒った。

 

モカ「今度会ったら正座ね」

飛鳥「断る。それじゃ」

 飛鳥が一方的に電話を切った。

 

モカ「はー…本当に仕方ないなぁ。飛鳥くんはー」

蘭「全くだ!!」

ひまり「けど…」

巴「ああ…」

つぐみ「……」

 

 5人がうつぶせた。

 

アフグロ「そういう所が好きぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」

 

 と、Afteglowの叫びが家中に響き渡り、その上空で飛鳥が「何でやねーん」と突っ込んでいた。

 

 

キヨシ「オレはー!!!!?」

 

 

おしまい

 

 

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