全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第180話「一丈字家大混乱!(後編)」

 そして夢飛鳥が着替えて、食事が並べられた。

 

夢紗夜「す、すごい食事…」

夢友希那「食べれそう?」

夢紗夜「え、ええ。大丈夫ですよ」

 

 だが、量が多すぎる。

 

夢紗夜(いつもこれくらい作ってるのかしら…)

 と、夢紗夜は心の中でツッコミを入れた。だが、モニターで見ている皆としては何故重婚しているのかずっと気になっていた。

 

夢リサ「いやー。人数がこんなにも多いと作る量も多いよねー。ま、作り甲斐があるけど!」

夢友希那「そうね…。もし『適正婚姻法』がなかったらどうなっていたのかしらね…」

夢紗夜「…適正婚姻法?」

 紗夜が思わず声を漏らしていた。

夢友希那「あら、あなたが一番よく知っている筈だけど…」

夢燐子「や、やっぱりどこか具合が悪いんじゃ…」

夢飛鳥「最近ずっとバタバタしてましたもんね。ド忘れするのも仕方ございませんよ」

 夢飛鳥がフォローを入れた。

 

夢飛鳥「分からなかったら、素直に聞いてくださって大丈夫ですよ」

夢紗夜「あ、ありがとうございます…」

 

 すると他の4人が嫉妬しだした。

 

夢飛鳥「もう、それくらいで嫉妬しないでくださいよ」

夢友希那「別に…」

夢あこ「紗夜さんにだけは優しくなーい?」

夢飛鳥「気のせいだよ。それよりも適正婚姻法について説明しますね。まあ、早い話が男性の能力と適正によって複数の女性と結婚できるという法律です」

夢紗夜「そ、そんな法律が…!!」

 夢紗夜が驚きを隠せなかった。

 

夢友希那「ハーレムを作りたい国会議員が作った法律なのよ。しかもいい年した爺さん。ボケが来てるんじゃないかしら?」

夢燐子「ゆ、友希那さん…」

夢リサ「まあ、そのお陰で皆飛鳥くんと結婚できたことには感謝だけどねー。さ、早く食べよ食べよ!」

 

 と、食事にありついた。飛鳥と紗夜が隣同士で、他の4人が向かいの席に座っていた。

 

夢友希那「飛鳥。どう? ハンバーグを作ってみたの。美味しいかしら?」

夢リサ「野菜もちゃんと食べないとねー。リサ特製スペシャルサラダも食べてね☆」

夢燐子「あ、あの…スープ、作りました…」

夢あこ「あこはデザート買ってきたんだよ!? あとで一緒に食べようね!」

 

 ちなみにつけあわせのフライドポテトを出前で購入した。

 

夢紗夜「な、何か皆さん…優しいですね」

夢友希那「そうかしら?」

夢リサ「まあ、家でずっとぐーたらせずに、手伝ってくれるからね。こっちも尽くし甲斐があるってもんよ!」

夢燐子「…というより、飛鳥さんが全部やってくれるときもあります」

夢あこ「それはちょっとお嫁さんとしてどうかなーって思うんだ」

夢飛鳥「まあ、今はもう夫も家事育児に参加する時代ですし、出来る人がやればいいんですよ。何もしないというのは無しですが」

 紗夜が夢飛鳥に感心した。

 

モカ「道理でモテるわけだ~」

ひまり「女性への気遣いがちゃんと出来てるわね…」

巴「過剰に甘やかしすぎず…。もう少しで及第点だな」

つぐみ「と、巴ちゃん…」

 

夢あこ「あ、そうだ! ご飯食べ終わったらあこ、肩たたきしてあげる!」

「!」

夢燐子「それだったら私は足をマッサージ…」

夢リサ「そうだ。お小遣い足りてる? 言ってくれたら上げるよ?」

夢友希那「あら、欲しいものがあるなら私が買ってあげるわよ」

 

 と、超VIP待遇に驚く夢紗夜とバンドガールズ。

 

香澄「飛鳥くん。お小遣い制なんだ…」

有咲「いや、驚くところそこかよ!」

沙綾「まあ、浪費するよりかはずっといいけど…」

 

 沙綾がまた苦笑いした。

 

 そして食事が終わって、飛鳥が皿を洗おうとしたが、リサに止められて、あこと燐子に本当にマッサージされていた。

 

夢紗夜「ま、毎日こんな感じなの…?」

夢友希那「毎日じゃないわ。私達もそれほど暇じゃないけど…。あの子が頑張ってると、何かしてあげたくなっちゃうのよ。あなただって知ってるでしょう? この子の頑張りを…」

夢紗夜「……」

 

 この世界での飛鳥の事は全く知らないが、自分が知っている飛鳥も常に誰かの為に頑張ったので、友希那の言いたい事は理解できた。

 

夢紗夜「…そうですね」

 

*************************

 

 そして皿洗いが終わると、夢友希那、夢あこ、夢リサ、夢燐子の4人がテレビの前に立った。

 

夢紗夜「え、な、何が始まるの…?」

夢飛鳥「……」

 

夢リサ「それじゃあ今月も総選挙、やっちゃうわよ!」

 

 夢リサの発言にモニターがざわついた。

 

リサ「な、何よ総選挙って!!」

美咲「AKBじゃないですか…」

 

夢紗夜「そ、総選挙?」

夢友希那「ええ。毎月誰が飛鳥の妻としてのセンターにふさわしいか決めるのよ」

夢紗夜「そ、そんな事する必要がどこに…」

夢リサ「まあ、飛鳥くんも皆平等だって言ってくれてるんだけどね。だけどRoseliaはRoseliaらしく常にお互いを刺激していかないとって、4人で決めたの!」

夢紗夜「そ、そうなんですか…」

夢友希那「ちなみにセンターになったら…」

 皆が息をのんだ。

 

夢友希那「夫婦の営みが最優先されるわ」

 

 夢友希那の発言に衝撃が走った。

 

友希那「ちょ、ちょっと!!/////」

 友希那も流石にこの発言は恥ずかしかったのか、慌てている。

 

夢紗夜「ふ、夫婦の営み…//////」

 夢紗夜も顔を真っ赤にして、夢飛鳥は何も言わないでいる。

 

夢リサ「まあ、そういう事だね。本当は変わりばんこなんだけど、たまに色々あるからさ…」

夢燐子「で、ですが…センターに選ばれるという事はその、女性としてそれなりに意識されているので…////」

夢あこ「あこだってもうオトナだもん!」

夢紗夜「ち、ちなみに夫婦の営みって既に…」

夢友希那「何を言っているの。結婚してもうどれくらい経ったと思ってるの?」

夢リサ「そ、そうだねー…/////」

夢燐子「……」

夢あこ「りんりんはまだ一人じゃ恥ずかしいからあこと二人で…」

 

 と、結構生々しい話をしだした。この時美咲ははぐみの、黒服はこころの耳をふさいでいた。

 

リサ・燐子・あこ「……//////」

 当の3人は顔を真っ赤にして俯いていた。

 

ひまり「ちょ、巴!! 落ち着いて!!」

巴「殺してやる!! 一丈字殺してやる!! 純真なあこを返せぇええええええ!!」

つぐみ「ダメ~!!!」

 

 巴が暴れだしたのでひまりとつぐみが取り押さえていた。

 

夢友希那「さて飛鳥」

夢飛鳥「!」

 

夢リサ「誰をセンターにするか…」

 

 

夢友希那・夢リサ・夢燐子・夢あこ「選んで頂戴(ください)!!!」

 

 すると友希那がスイッチをOFFにした。

 

(で、ですよねー…)

 

*************************

 

 その夜

 

紗夜「遅いわね日菜…」

 紗夜が自宅で日菜の帰りを待っていた。すると日菜が帰ってきた。

 

紗夜「日菜。遅かったじゃない。一体何してたの?」

日菜「ご、ごめーん。ちょっと寄り道してた…あはははは…」

 日菜が露骨に視線を逸らした。

紗夜「?」

日菜「お、おねーちゃん。もうお風呂入った?」

紗夜「え、ええ…」

日菜「それじゃ入ってきまーす」

 と、逃げるように風呂に入った。

紗夜「…な、何なのかしら?」

 

 

 そして後日

紗夜「おはようございます。皆さん」

 と、紗夜が2年1組の教室にやって来るが、彩、千聖、燐子、花音が気まずそうに見ていた。

紗夜「な、何ですか…?」

花音「う、ううん!!? 何でもないよ!?」

燐子「そ、そうですよ…」

 と、燐子がそう言うがとても顔が赤かった。

紗夜「…白金さん?」

千聖「何でもないのよ?」

紗夜「え、でも…」

千聖「何でもないのよ?」

 

 千聖が圧力をかけると、紗夜は何か嫌な予感がした。

 

 2年2組

 

紗夜「おはようございます。少し宜しいですか?」

リサ「あ、お、おはよう紗夜…」

 と、リサが露骨に視線を逸らした。

紗夜「…見ました?」

「!?」

 紗夜の発言に麻弥、薫がぎょっとした。

友希那「見たって…夢の話かしら?」

リサ「ちょ、友希那ぁ!!」

紗夜「……!!!」

 

 

 その後…

飛鳥(最近紗夜先輩が学校に来てないけど、どうしたんだろ…)

 紗夜は数日間寝込んだ。

 

 

おしまい

 

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