前回までのあらすじ
日菜と千聖に連れられて温泉ランドにやって来た飛鳥。だが、飛鳥の独占を良しとしないRoseliaが追尾していた。こんな事したら飛鳥に嫌われるという事は分かっていたあこと燐子は、飛鳥が自分達の事を信じてくれると願っていたが、飛鳥はちゃんと分かっていた。
飛鳥「実は白金さんからメール来てた」
さて、友希那達の運命は!!
温泉ランドに入って、当初の目的だったプールに行こうとしたが…。
日菜「あ、そうだ! 折角だからまずカラオケ行こうよ!」
飛鳥「えっ…」
日菜「飛鳥くんの唄、聞きたいなー」
と、飛鳥達はカラオケルームに移動した。
その後にRoseliaがやってきて、
友希那「さて、プールに行くわよ」
紗夜「そうですね。日菜の事ですからすぐにプールに行くと思いま…」
紗夜が気づいた。
リサ「ど、どうしたの?」
紗夜「いえ、あの子の事だから恐らくプール以外の所に行ってます。そういう子なので…」
友希那「そうね。私達を待ちぼうけさせるための作戦かしら」
リサ「そ、それじゃ行きそうなところは…」
紗夜がパンフレットを見た。
紗夜「カラオケね」
「!!」
友希那「考えたわね。カラオケだと中に入り辛いわ」
紗夜「下手をすれば他の人に迷惑をかけてしまいます…」
リサ「だけどいつまでもカラオケにいたら、当初の目的のプールは…」
紗夜「その場合、また今度ってあっけらかんとするんですよ。そういう子ですから…」
燐子・あこ「……」
すっごい時間の無駄な気がする…。と燐子とあこがそう思っていた。プールの時、凛々しい顔で行くアトラクションの順番を決めていた時の紗夜は一体どこに行ってしまったのかとも思っていた。
友希那「もしかしたら入れ違いになるかもしれないわね…」
あこ「あのー。それだったらゲームしてていいですか?」
リサ「…まあ、ここで無駄な時間を過ごすよりかはいいかもね。練習もキャンセルしちゃったし」
紗夜「仕方ありませんね。それでしたらここで勉強でもしましょう。湊さん」
友希那「興味ないわ」
紗夜「宇田川さんの手前、そういう事が言えますか?」
リサ「そうだね。ちょっとそろそろ勉強した方が…」
と、友希那は勉強させられた。
暫くして…
「おい! Pastel*Palettesの氷川日菜と白鷺千聖がいるぞ!!」
「マジか!!?」
「しかも宴会場でミニライブやるみたいだぞ!!」
と、男性客が騒いでいで、大宴会場の方に向かっていた。それを見てRoseliaが驚いていた。
友希那「行きましょう!!」
紗夜「ええ! ですが、今言った所はちゃんとやってきてくださいね!」
リサ「チェックするからね!」
友希那「くっ…! わ、分かったわよ!!」
そしてRoseliaが大宴会場に行こうとすると、宴会場の前に沢山の人だかりがいた。
リサ「どうしたのかしら」
紗夜「やはりアイドルなだけあって、入場制限があるのでしょうか…」
すると友希那は構わず行こうとした。
リサ「ちょ、友希那!」
友希那「すみません」
「何…」
友希那「…通してくれませんか?」
友希那が上目遣いで男性客に色仕掛けを使った。すると即座に道を譲った。
紗夜「なんて愚かな…」
リサ「まあ、女もイケメンに弱いし、お互い様って事で…」
紗夜「まあいいです。行きましょう」
と、ちゃっかり紗夜たちも移動した。
そして友希那達が飛鳥達を確認すると、飛鳥達は舞台の上に立っていた。
飛鳥「えー。本日は御招き頂きありがとうございます。バンドリ学園1年の一丈字飛鳥です。そして…」
日菜「Pastel*Palettesの氷川日菜と!」
千聖「白鷺千聖です」
と、3人が挨拶をすると大歓声が上がった。席に座っていたのは強面のおっさん達ばかりだった。数人ほど女性がいる。
飛鳥「えー…。まさかここで再会するとは思いもしませんでしたが、皆さんお元気そうで何よりです」
飛鳥が苦笑いした。実は宴会場にいるおっさん達は、飛鳥の師匠である古堂和哉の舎弟(押しかけ)が社長をしている会社の従業員達だった。
飛鳥「それでは一曲披露をしてほしいというリクエストにお応えいたします。曲は教育番組「天才てれびくんMAX」2009年度テーマソング「夢のチカラ」」
と、飛鳥が用意されていたピアノの前に座り、日菜と千聖がマイクを持った。日菜と千聖の歌声は勿論、そんな二人の歌声を支える飛鳥の歌声は聞いていた人間たちを魅了した。
パート
1番:日菜・千聖
2番:飛鳥
Cメロ:日菜・千聖 → 飛鳥
サビ:日菜・千聖
ラストサビ:3人
友希那「……」
友希那は涙を流していた。
紗夜「…湊さん?」
友希那「ちゅき…」
紗夜「湊さん!!?」
突然のキャラ崩壊に4人が驚いた。
リサ「ゆ、友希那が壊れた…!!」
あこ「今のは可愛かった」
燐子「……」モヤモヤ
ライブは大成功し、オーディエンスからは惜しみない拍手が送られた。日菜と千聖が飛鳥に対して笑みを浮かべると、飛鳥も浮かべた。
そしてRoseliaは嫉妬した。
ライブが終わり、従業員達と別れた。
日菜「あー! 楽しかったー!!」
飛鳥「事務所的に大丈夫なんですか…?」
日菜「だいじょーぶだよ。お金を受け取ったわけじゃないし」
千聖「そうね」
と、3人が歩いていると、
日菜「あ、そうそう」
「?」
日菜「いい加減出てきたら? おねーちゃん達」
飛鳥「……」
すると、友希那達が現れた。
飛鳥「やはりいらしてたんですね…」
あこ「あこは止めようとしたんだよ!?」
飛鳥「ええ。ある方からメールは頂いてますよ。白金さんと宇田川さんが困ってたって」
飛鳥の言葉に友希那、紗夜、リサが困惑した。
千聖「貴女達、今日練習があったんじゃないかしら?」
リサ「あ、あはははは…」
千聖がジト目で見つめると、リサが苦笑いした。
友希那「貴方達こそ良いのかしら?」
日菜「何が?」
紗夜「丸山さん達に何も話してないでしょう」
日菜「大丈夫だよ。お土産買って帰るから」
「……」
結果的にどうなったかというと…。
彩「…日菜ちゃん。それで私達のご機嫌が取れると思ったら、ちょーっと考えが甘いよ?」
日菜「は、はい…」
後日、日菜と千聖は事務所で正座させられていた。麻弥とイヴも流石に呆れていた。彩は黒い笑みを浮かべていた。黙って飛鳥と温泉ランドに行った事に対して怒っていたのではなく、自分達に相談せずに、飛鳥と温泉ランドに行った事に怒っていた。まあ、大体同じなのである。
麻弥「言ってくれればスケジュール調整しましたよ…?」
イヴ「そうです。ブシドーに反してます!」
千聖「……」
千聖も若干甘く見て貰えると思っていた為、何も言えずにいて、この後も彩の説教が続いた…。
飛鳥「あーあ…」
コマの外で飛鳥も困惑した。
おしまい