オレは面倒が嫌いだ。平凡でありたくて、刺激のある生活なんていらない。人間関係も面倒だし、ぼっちでもいいや。面倒だし。
香澄「飛鳥く~ん♥」
たえ「飛鳥くん。オッちゃん達が会いたがってるから、家に来ない?」
りみ「あ、あのう…一丈字くん…/////」
沙綾「一丈字くん。その…弟たちがまた会いたがってるんだけど…/////」
有咲「その…一丈字…/////」
蘭「あの、今度ライブやるんだけど…////」
モカ「飛鳥く~ん。モテモテだね~」
ひまり「一丈字くん。放課後空いてる…?////」
巴「一丈字、ラーメン食べに行こうぜ」
つぐみ「い、一丈字くんっ!!/////」
彩「あの、一丈字くんっ。今度イベントあるんだけど…////」
日菜「飛鳥く~ん。放課後遊ぼ~♥」
千聖「一丈字くん。放課後付き合って欲しいんだけど」
麻弥「あ、あの、一丈字さん…/////」
イヴ「ヤマトダマシイを教えて欲しいです!」
友希那「飛鳥。今日も練習付き合ってくれるわよね?」
紗夜「あの、飛…一丈字さん…//////」
リサ「飛鳥くん。今日付き合って貰えないかな?」
燐子「え、えっと…」
あこ「センパイ。あことりんりんとゲームしようよ!」
薫「子犬くん。また演劇をやるんだが見に来てくれないかい?」
はぐみ「飛鳥くん。あそぼー」
花音「ふ、ふぇええ…////」
美咲「一丈字くん。勉強教えて欲しいんだけど…」
飛鳥「……」 ← 一丈字くん、飛鳥くん、
……
こころ「ダメよみんな! 飛鳥を困らせたら!!」
はぐみ「こころん」
こころ「飛鳥はあたしが連れてきたんだから!!」
香澄「ずるいよ!!」
蘭「そうだよ」
彩「わ、私達にもチャンスを!!」
友希那「それじゃ皆を笑顔に出来ないわよ」
うがあああああああああああああああああああ!!! 隣の奴らがとってもうるせぇええええええええええええええええええ!!! 他所でやれや!!!
***********
とは言いつつも、語っていたこの男子生徒・太郎は本当はハーレムを作りたいと思っていた。何であんな事言ったかって? そりゃあ自分が作る筈だったハーレムを他の奴に取られた挙句、しかもその男が自分の席の隣でイチャイチャしてるもんですから、そりゃあもう叫びたくもなりますわな。
飛鳥(ファンの人たちに申し訳ない)
面倒な事は確かに嫌いではあるが、こういう美少女関連の事は大歓迎だし、平凡で満足するわけがない。願わくはチート無双をしたい。老若男女に絶賛されなくてもいいから、美少女たちにチヤホヤされたい。という願望があったのだ。
それがこの始末。はてさて、この先どうなります事やら…。
1年3組の教室
「一丈字くん。相変わらずモテモテだね…」
飛鳥「そうですかね…」
と、クラスメイト達に話しかけられた。
「中学の時もモテてた?」
飛鳥「いえ、さっぱりですね」
「嘘つけ!!」
「どうせ彼女とかいたんだろ!?」
飛鳥「いないですよ」
「彼女欲しいとか思ってる?」
飛鳥「いえ、色々バタバタしてるので。皆さんもご存じの通り」
「……」
飛鳥の言葉にクラスメイト達が困惑した。
「でも一丈字くんって、作業をしてる時の真剣な顔、とってもカッコいいもんね」
飛鳥「恐縮です」
「それにいざって時に頼りになるし」
飛鳥「恐縮です」
「今考えたら、能ある鷹は爪を隠すを感じだよね」
飛鳥「恐縮です」
飛鳥は同じ言葉を繰り返していた。
************
リサ「飛鳥くん!」
飛鳥「今井先輩」
リサが飛鳥に話しかけた。
リサ「…リサでいいのよ?」
飛鳥「そういう訳に行きませんよ。何でしょうか?」
リサ「今度私達のライブ見に来てよ」
飛鳥「学内のライブですか?」
リサ「ううん。学外。これ、チケット!」
リサからチケットを受け取った。
飛鳥「この日は…」
リサ「そ。その日は燐子の誕生日だから飛鳥くんにもお祝いして欲しいと思ってさ」
飛鳥「そういう事ですか。分かりました。急用が無ければお邪魔させて頂きます」
リサ「お願いね」
と、リサは去ろうとした。
太郎(リサさんからチケットを貰っただとう…!!?)
太郎が陰から憤慨していた。
太郎(本来貰うのはオレの筈だったのに!! こうなったら横取りしてやる!!)
リサ「あ、そうそう」
「?」
リサが飛鳥の方を振り向いた。
リサ「チケット失くしたらいつでも連絡して。入れるように手配しておくから。横取りしようとする奴がいたら、確認次第出禁にするから」
飛鳥「あ、ありがとうございます…」
太郎(対策済みかよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)
太郎が頭を抱えた。お分かりの方もいらっしゃるでしょうが、自ら面倒な事に首を突っ込もうとしています。
飛鳥「……」
あっという間にライブ当日になった。
「一丈字さんですね。お待ちしておりました」
飛鳥「ありがとうございます」
飛鳥が関係者席に通された。
太郎(どうしてあいつが…!!)
太郎が陰から飛鳥を見ていた。
そしてライブが始まった。
友希那「最高の音楽を聞かせてあげるわ」
友希那の言葉にライブハウスは大盛り上がりになった。
飛鳥(やっぱり人気あるんだなぁ…)
観客の熱狂ぶりを見て、飛鳥はRoseliaの人気を再認識した。
そしてライブは見事に大成功。
飛鳥(はー…凄いなー。湊先輩の歌声もそうだけど、氷川先輩達の演奏も技術が高い。流石本格派バンドって言われるだけのことはあるなぁ…)
飛鳥はRoseliaの実力を素直に認めていた。
そしてライブ終了後…
友希那「さて、早く脱出するわよ」
飛鳥「え」
紗夜「そうですね」
あこ「ファンの人たちに囲まれるからだよー。今日はりんりんの誕生日パーティーをするからね」
と、Roseliaと合流した後、飛鳥達はライブハウスを脱出しようとした。
飛鳥「そういや差し入れとかプレゼントとかどうするんですか?」
燐子「後日取りに行くという事で…」
リサ「まあ、それだけ有名になって嬉しいけどね」
ライブハウスを出ようとするが、ファン達が囲んでいた。
飛鳥「完全に囲まれましたね」
友希那「ここでパーティをするというのはどうかしら」
飛鳥「いやいや…」
燐子「わ、私は別に…。友希那さん達や…あ、飛鳥さんがいてくれたら…/////」
燐子が頬を染めた。
あこ「ケーキやジュースが無いのは寂しいなー」
紗夜「我儘言わないの」
その時、飛鳥の携帯が鳴った。
飛鳥「失礼します」
飛鳥の携帯が鳴った。
飛鳥「もしもし」
『あ、もしもし飛鳥!? こころよ!』
飛鳥「弦巻さん?」
飛鳥の言葉にRoseliaが反応した。
友希那「ちょっと貸して」
飛鳥「わっ」
友希那が飛鳥の携帯を強奪した。
友希那「どういうつもり?」
こころ「あたしもライブハウスに来てたんだけど、今出られなくて困ってるでしょ? 黒服の人たちに道を開けて貰ってるから、そこから脱出して!」
友希那「余計なお世話よ」
リサ「ちょ、ちょっと友希那!」
こころ「確かにそうかもしれないけど、でも今日って燐子の誕生日でしょ? それだったらちゃんとお祝いしてあげた方が良いと思うの!」
燐子「弦巻さん…」
飛鳥「……」
こころ「あ、そういやこれ燐子にも聞こえてる?」
燐子「は、はい…」
こころ「お誕生日おめでとう! 今日も良い演奏だったわ!」
燐子「あ、ありがとうございます…」
こころ「黒服の人たちが案内してくれるから。飛鳥、しっかり守ってあげるのよ!」
飛鳥「了解」
と、こころが電話を切った。
友希那(な、何かしらこの敗北感…!!)
紗夜(弦巻さんの正妻感が凄い…!)
リサ(好感度爆上がりだろうなぁー)
あこ(さ、流石お金持ち…)
と、4人は敗北に打ちひしがれていると、黒服がやってきた。
「一丈字様。Roselia様。準備が整いました」
飛鳥「ありがとうございます。それでは行きましょうか」
燐子「はい…」
飛鳥「!!?」
燐子が飛鳥の隣にくっついた。
友希那・紗夜・リサ・あこ「!!?」
飛鳥「…白金先輩?」
飛鳥が困惑した。
燐子「あ、えっと…メイワクでしたか…?/////」
飛鳥「いえ、突然横に来たので吃驚しただけですよ。参りましょうか」
燐子「は、はい…」
と、2人は去っていった。
友希那「ちょ、ちょっと燐子!」
紗夜「破廉恥です!!////」
リサ「まあまあ、今日は燐子に譲ってあげようよ」
あこ「りんりんも大胆になったなぁー」
燐子「あ、あこちゃんっ!!//////」
この後、Roseliaと誕生日パーティーを行った飛鳥であった。
太郎「オレはー!!!?」
忘れてた。
おしまい