全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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 今回の設定

・ 飛鳥 ← パスパレ
・ パスパレの用心棒として現場に同行することに。

****************


第244話「飛鳥と何かがあったPastel*Palletesと用心棒」

 

 

 

『完全にぶっ壊れたパスパレ』

 

 私の名前は一丈字飛鳥。バンドリ学園に通う高校1年生。いろいろあってこの高校に通っていたのですが…。

 

「…あの、白鷺先輩」

「千聖って呼んでくれるかしら?」

 

 同じ学校に通っている大人気アイドルバンド「Pastel*Palletes」のメンバーの仕事に同行することになり、そして今メンバーの白鷺千聖先輩に抱き着かれています。ここで、私の語りは終わります。

 

飛鳥「私を消そうとしているのでしょうか」

千聖「そんな訳ないじゃない。寧ろ消そうとする輩を消してやるわ?」

飛鳥「あなたによって消されそうになっているのですが」

 

 そんな時だった。

 

「あーっ! 千聖ちゃんだけずるいよ~」

飛鳥「丸山先輩。アイドルが何を仰ってるんですか…」

日菜「次あたしね!」

彩「日菜ちゃん!」

飛鳥「私の話聞いてました?」

 

 メンバーに囲まれているというより、自分の話を聞いてくれないメンバーに飛鳥は困惑していた。

 

麻弥「み、皆さん! 一丈字さん困ってるじゃないですか」

飛鳥「大和先輩…」

 

 麻弥が助け舟を出してくれ、千聖たちが離すと飛鳥は一安心した。

 

イヴ「大丈夫ですか?」

飛鳥「大丈夫ですよ…」

千聖「それはそうと飛鳥くん。そろそろ敬語使うのやめてもらえるかしら?」

飛鳥「先輩ですよ」

日菜「あ、それあたしも思った」

彩「ちょ、ちょっと余所余所しいかなーって…」

飛鳥「線引きは大事だと思いませんか?」

 

 日菜、彩の言葉に飛鳥が困惑した。

 

麻弥「確かにそうですけど、プライベートはもうちょっと肩の力を抜いたほうが…」

イヴ「少なくとも私は同級生ですよ?」

千聖「イヴちゃん。抜け駆けはだめよ?」

日菜「あ、それだったら先輩命令で!」

飛鳥「日菜先輩。あまり無茶苦茶なこと言いますと、紗夜先輩から…」

日菜「え!? おねーちゃんの名前を出すのは卑怯だよ!!」

 

 飛鳥の言葉に日菜が慌てた。

 

千聖「本当にまじめね…」

飛鳥「お気持ちはありがたいのですが、誰が見てるかわかりませんしね。ファンの怖さはあなたが一番ご存じのはずです」

千聖「それもそうね…」

 

 その時だった。

 

「パスパレのみなさーん! そろそろお願いしまーす!」

「はーい」

 

 パスパレは午前から仕事が入っていて、飛鳥はその見学…もとい、撮影の邪魔をする輩の排除を任せられていた。

 

「いやー…。ごめんね一丈字くん。うちのタレントが…」

飛鳥「いえ、うちの社長からも承諾を得ているので…」

 

 飛鳥は日菜たちの事務所のお偉いさんと話をしていた。

 

 撮影は滞りなく進み、昼食の時間となったのだが…。

 

「何ぃ!? 手違いで弁当が注文できていなかった!!?」

「す、すみません…」

「ばっかもーん!!!」

 

 スタッフの手違いで用意されるはずだったロケ弁が注文されておらず、全員昼食が食べられない状態になっていた。

 

飛鳥「あらまあ…」

千聖「…ごめんなさい。いつもの事なのよ」

 

 飛鳥が困惑していると、千聖が申し訳なさそうにしていた。

 

日菜「そんなー…。おなかペコペコだよ…」

麻弥「そういやこの辺、コンビニとかありましたっけ…」

彩「なかったよ。ましてやスーパーもなかった気が…」

イヴ「武士は食わねど高楊枝です…!」

 

 イヴがそういったその時、イヴの腹から大きな音がなった。

 

イヴ「……!!//////」

 

 イヴは恥ずかしさから顔を真っ赤にして涙目になり、飛鳥を見たが、飛鳥はスマホで何かを探していた。

 

飛鳥「そういやここに来る途中、うどん屋が見たような…」

「!!」

 

 飛鳥がそうつぶやくと、皆が飛鳥を見た。

 

*******************

 

 そして、スタッフ一同でそのうどん屋にやってきたが、全員分はふるまえないといわれた。すると飛鳥は超能力を使って存在感を消した。演者であるパスパレ、女性スタッフ、お偉いさん、男性スタッフ、飛鳥という優先順位を付けたが、結局女性陣とお偉いさんしかうどんにありつくことはできなかった。

 

「腹減った…」

 

 取り残された男性スタッフは困惑していると、飛鳥がやってきた。

 

飛鳥「あのー…」

「?」

飛鳥「これ、ひそかに私が持ち込んでたお菓子なんですけど、食べます?」

 

 飛鳥が黒い球体みたいなのを取り出した。

 

「何これ?」

飛鳥「兵糧丸っていう、昔のカロリーメイトみたいなものです」

「そ、そう…」

「でももう腹減ってるから…」

「いただきます!」

 

 そう言って男性スタッフたちが兵糧丸を食べた。すると…。

 

「…うんまぁああああああああああああああい!!!!」

「まいう~」

 

 それはそれはとても大好評だった。

 

 一方、パスパレはというと、飛鳥の手柄でうどんにありつけたが、飛鳥が男性スタッフたちに兵糧丸を渡した瞬間に術が解けた。

 

彩「はっ! 飛鳥くんは!?」

日菜「気が付いたらいない!!」

千聖(あの子…っ!!)

 

 5人が慌てて外に出ると、飛鳥と男性スタッフが和気あいあいしているのを見た。

 

「やるなあんた!」

「家で料理すんのかい!」

 

 その光景を見て、パスパレは唖然としていた。

 

千聖「あ、飛鳥くん?」

飛鳥「あ、はい。なんでしょう」

千聖「どうしてあなた、ここにいるの?」

飛鳥「え? 男性スタッフの方々はないという事なので」

彩「そ、そうなんだ…」

 

 そんな事しなくても私たちが食べさせてあげるのに! と5人は思ったが、スタッフがいる手前何も言えなかった。

 

千聖「それはそうと何をはしゃいでたの?」

日菜「教えて!!」

「いやあ、この子が作った兵糧丸っていう菓子が美味いんだ!」

「量は少ないけど、とても元気が出るよ!」

 

彩・日菜・千聖・麻弥「この子が作った!!?」

イヴ「兵糧丸!!?」

 

 パスパレが驚くと、すぐさま黒い笑みを浮かべた。

 

千聖「飛鳥くん。どういう事かしら?」

飛鳥「こういう事です」

日菜「どうして教えてくれなかったの!?」

飛鳥「聞かれなかったからです」

 

 飛鳥が淡々と答えた。

 

彩「そもそも兵糧丸って何?」

イヴ「兵糧丸はニンジゃの携帯食なのです! アスカさん、あなたやっぱりニンジャなのでは…?」

飛鳥「あ、忍者マニアの知人から作り方教えてもらっただけですよ。美味しかったし、食べやすかったので、持ってきました」

麻弥「それもそうですけど、飛鳥さんの手料理…うらやましいです…!」

飛鳥「え、そうですか?」

千聖「わかってて聞いてるでしょ…!!」

 

 飛鳥の言葉に千聖が目を閉じて拳を握った。

 

飛鳥「まあ、皆さんには午後からもカメラの前で元気でいてもらわないといけないので、より栄養のあるものを食べていただかないと」

日菜「そっち食べたかったよ!!!」

彩「もー!!」

飛鳥「ははははははは」

 

 と、飛鳥は何とか笑ってごまかしたという。

 

イヴ「今度作ってください!!」

飛鳥「……」

 

おしまい

 

 

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