全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第367話「それでも明日はやってくるけど、やっぱ辛い」

 

 一丈字飛鳥です。前回の話は遂に心が折れてしまいましたが、今日からまた頑張ります。にしても、心が折れると本当に何もやる気が起こらなくなるんですね…。

 

******************************

 

日菜「飛鳥くん!」

紗夜「一丈字くん!」

 

 日菜と紗夜が同時に飛鳥に話しかけてきた。

 

飛鳥「どうかされました?」

日菜「明日パスパレのロケに来て!」

紗夜「ロゼリアの練習に付き合って頂戴」

 

 双子が同時に飛鳥にお願いすると、日菜と紗夜が向き合った。

 

日菜「…おねーちゃん。Roseliaの練習はいつでもできるよね?」

紗夜「日菜こそ、アイドルなのに殿方をロケに連れて行くなんてどういう了見なの?」

日菜「いや、飛鳥くんがいる方がるんってするし、おねーちゃんこそどうして飛鳥くんを?」

紗夜「一丈字くんは演奏できるし、第三者の観点から色々教えてくれた方がRoseliaのレベルアップに繋がるからよ」

日菜「それだったら今度パスパレもそうしようかなー」

紗夜「まあ、日菜の話は置いといて一丈字くん。お願いできるわね?」

日菜「いや、パスパレだよね!? なんか千聖ちゃんとも仲が良いみたいだし!」

 

 そう言って日菜と紗夜に迫られる飛鳥。ある意味で究極の選択である。

 

飛鳥「選ばれなかった方はちゃんと諦めますね?」

紗夜「え、ええ…」

日菜「勿論!」

 

 紗夜と日菜の言葉を聞いて、飛鳥が答えようとした次の瞬間だった。

 

「何やる前提で話を進めとんじゃクラァ~~!!!!!」

 

 ロケット団の如く男子生徒軍団が現れた。ポケモン初代におけるポッポやコラッタばりのエンカウント率である。男子生徒たちが現れた事で紗夜と日菜の目のハイライトが消えたし無表情になった。

 

「紗夜ちゃんと日菜ちゃんの氷の目…」

「ぷっひょー! たまんねー!!」

「ああン…♥」

 

 冷たい視線に興奮している一部の男子生徒に飛鳥も無表情になった。

 

「てめーは無表情になってんじゃねぇや!!」

「モテ男ぶりやがって!!」

飛鳥「…あの、何か御用でしょうか?」

「御用でしょうかじゃねぇんだよおめーは!!」

「何ロゼリアやパスパレと宜しくやろうとしてんだ!」

「ぜってーさせねー!!」

 

 と、男子生徒たちが騒いでいたが、

 

紗夜「邪魔しないで頂戴」

日菜「そうだよ。邪魔しないで」

 

 いつになくキレていた。

 

「ありがとうございます!!」

「邪魔しないでと言われても僕たちは紗夜ちゃん達の事を思って…!!」

 

紗夜「日菜。皆心配してるわよ。今のうちにやめなさい」

日菜「それはおねーちゃんもだよ。ロゼリアも人気があるんだから影響力高いよ」

 

 そう言ってお互いがお互いに対して諦めさせようとしていた。

 

「一丈字も少しは遠慮しろ!」

飛鳥「いつも遠慮してたんですけど、ちゃんと見てました?」

「見てたけど、結局一緒にやっとるやんけ!」

飛鳥「それでしたら、今回は私じゃなくてあなた方とパスパレとロゼリアのイベントにしましょうか」

 

 飛鳥は同じ過ちを繰り返すことはなかった。

 

飛鳥「これで上手くいかなくても、一切文句は言わせませんよ?」

 

 飛鳥がそう言って黒い笑みを浮かべて、圧をかけた。

 

紗夜「普通に嫌なんですけど」

日菜「あたし達は飛鳥くんに来てほしーの!!」

飛鳥「光栄ですが…彼らを大人しくさせるにはこれしか思いつかなくて…」

日菜「分かった。パスパレの名前を使って社会的抹殺…」

「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て」

 

 日菜の言葉に皆が困惑した。

 

飛鳥「アイドルが何してるんですか」

日菜「だってー」

紗夜「……」

飛鳥「紗夜先輩も何か言ってくださいよ」

紗夜「ロゼリアの名前も使って…」

飛鳥「ああ、また心が折れそうだ…」

 

 紗夜もボケにまわってしまったので、飛鳥は遠い顔をした。

 

「ぐ…ひ、卑怯だぞ一丈字!」

「日菜ちゃんと紗夜ちゃんにこんな事を言わせるなんて!」

飛鳥「もうそんな気がしてきました。私もうこの学校にいない方がいいのかもしれないですね」

日菜「いや、この学校にいない方がいいのはこの人たちだから大丈夫だよ?」

「日菜ちゃん!!?」

紗夜「そうね。さっきから嫌がってるのに気づいてない上に、しつこいのよ」

「ああっ…なんか初期の紗夜ちゃんや…」

「懐かしい…」

 

日菜「それはそうと飛鳥くん」

紗夜「結局どっちにするのかしら?」

 

 そう言って2人が圧をかけてきた。

 

飛鳥「ロゼリアです」

 

 飛鳥がはっきりと言い放った。

 

日菜「あ、分かったー。アイドルだから選ばなかったんでしょ?」

飛鳥「はい」

日菜「じゃあしょうがない。あたし個人と」

「余計にダメだろ!!!」

「なんで主人公って言うだけでこんなにモテるの!?」

 

 男子生徒たちの言葉に飛鳥がスッと手を上げた。

 

飛鳥「その分敵も多いし、助けてほしい時に誰も助けてくれませんよ?」

「うるせぇよ!!」

「ていうかもうさり気にモテる事認めやがったな!!?」

「じゃあオレ達もお前の事助けねーよ!!」

「ずっと心が折れてたら良かったのに…!」

 

 と、男子生徒たちはわなわな震えていた。

 

紗夜「けど、Roseliaって一丈字くんが直接決めたからRoseliaで決定ね」

日菜「そ、そんなぁ~!!!」

 

 その時、パスパレの4人が現れると飛鳥が困惑した。また嫌な予感がすると…。

 

イヴ「アスカさん…信じてましたのに…」

麻弥「残念です…」

千聖「……」

彩「私たちを選ぶと思ってたのに…」

 

 そう言って4人が言い放つと、

 

飛鳥「すみませんね。影響力でかすぎるんで、私では捌ききれません」

「いや、絶対嘘だよね!?」

 

 飛鳥の言葉に皆が突っ込んだ。

 

「一丈字の代わりにオレ達が!!」

紗夜「だそうですよ」

彩「いや、あの…」

千聖「あらそう? それじゃ一丈字くんをこっちに来るように説得してくれたら、考えてもいいわ?」

「悪女!!」

「完全に悪女の発想やん!!」

「用が済んだら切り捨てるつもりやろ!!」

 

 千聖の発言に皆が困惑した。

 

「それでも構わん!!」

「寧ろ切り捨てられたい~!!!」

「オレは日菜ちゃんに切り捨てられたい!」

「僕は麻弥ちゃん!」

「僕、イヴちゃん!」

 

 ドMぶりを発揮している男子生徒たちを見て飛鳥は思った。もうこの学校はダメだと。

 

 

飛鳥(良い子はマネしないでね)

 

 

おしまい

 

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