全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第394話「飛鳥と何かがあったPastel*Palettes ~ 買い物編 ~」

 

 

『飛鳥と何かがあったPastel*Palettes』

 

 今回の設定

 

・ 飛鳥 ← パスパレ

 

***********************

 

 それはある日の事だった。

 

千聖「飛鳥くん」

飛鳥「……」

 

 飛鳥はバンドリ学園で千聖に話しかけられていた。パスパレは用事がない限り、飛鳥とずっと一緒にいるようになってしまったのだ。

 

飛鳥「これじゃ男子生徒の方々に文句を言われても仕方ありませんわね」

千聖「いいのよ。大した努力もせずに人を馬鹿にするような人たちが何をほざいても、私たちには響かないわ」

(滅茶苦茶辛辣…)

 

 千聖が本当に辛辣になったため、周りにいた生徒たちは困惑していた。

 

飛鳥「あの、白鷺先輩…」

千聖「千聖って呼んで頂戴」

飛鳥「そういう訳にはいきませんよ」

千聖「どうして?」

飛鳥「此間そう呼んだら、あなたのファンに闇討ちされかけました」

千聖「え、何でそれ言ってくれなかったの?」

 

 飛鳥の言葉に千聖が困惑した様子で飛鳥の顔を見ながら言い放った。

 

飛鳥「あなた方が放送できないような顔をされてましたので…」

千聖「そ、そんなに酷くないわよ!!」

 

 飛鳥の言葉に千聖が困惑していた。

 

飛鳥「それはそうと私は飲み物を買ってきますね」

千聖「私が行ってくるわ。何が欲しいの?」

飛鳥「白鷺先輩。やはり私を消すつもりでしょう」

千聖「どうしてそうなるのよ!」

飛鳥「考えてみてくださいよ。パスパレの白鷺千聖をパシリにさせる男子生徒って構造が生まれますよ」

千聖「…全く、ひねくれた考え方をする人たちも困ったものね」

 

 飛鳥の言葉に千聖が他人事のようにため息をついて呆れていたが、飛鳥としてはあんたに言ってんだけどなぁ…と思っていた。

 

 そんな時だった。

 

「千聖ちゃん!!」

 

 同じパスパレのメンバーである丸山彩がやってくると、千聖が苦笑いした。

 

千聖「あ、彩ちゃん…」

彩「あれだけ飛鳥くんの所には行かないように言ってたくせに!」

千聖「あ、彩ちゃんは行く回数が多すぎるから…」

彩「理由になってないよ?」

 

 彩がびしっと突っ込むと、いつもと立場が逆になっていると飛鳥と周りの生徒たちは困惑していた。

 

彩「それはそうと飲み物買いに行くんだよね? 私が行くよ?」

飛鳥「いえ、お気持ちだけ受け取っておきます…」

彩「飛鳥くん。先輩の気持ちはちゃんと受け取っておくべきだよ?」

 

 彩はそう言って飛鳥に注意をするが、

 

飛鳥「そうしたいのは山々なんですけど、あなたのファンが私を闇討ちしようとするので、自分で行きます」

彩「大丈夫だよ」

飛鳥「え?」

彩「パスパレのファンはそんな事しないよ」

飛鳥「丸山先輩…」

 

 彩の発言に飛鳥は感心していた。アイドルを志しているだけあってファンにも優しいと飛鳥は思っていたのだが…。

 

彩「そんな酷い事をする人たちが、パスパレのファンな訳がないよ」

飛鳥「丸山先輩…?」

千聖「そうね。飛鳥くんを闇討ちする奴はパスパレのファンじゃないわ」

飛鳥(なんか意味が違ってた!!)

 

 過激なファンにも優しいのではなく、過激なファンはもうファンではないと切り捨てていて、アイドルの黒い部分を見て飛鳥はショックを受けていた。

 

飛鳥「分かりました。それでは一緒に行きましょう」

彩「いや、飛鳥くんはここに残ってて」

飛鳥「あ、やっぱり私と一緒に歩くのは嫌ですよね…」

 

 飛鳥はそう言って落ち込む演技を見せた。そう、この熱心ぶりを逆手に取ったのだ。案の定彩はものすごく慌てていた。まるで収録中に台詞が飛んでしまって、どうすれば良いか慌てていた時と同じように。

 

飛鳥「たとえが分かりづらいよ!!」

 

千聖「彩ちゃん。今後飛鳥くんに接近禁止ね」

飛鳥「罰が重すぎる!!」

彩「違うのぉ!! 本当に誤解だってばぁ!!」

 

 千聖の発言に彩が泣きながら謝っていた。飛鳥としては完全にあり得ない状況に白目になっていた。

 

飛鳥(バンドリ関係者の皆さん、本当に申し訳ございません…)

 

 無名のオリキャラが超有名なキャラクターより立場が完全に上になっていることに、飛鳥は息の根が止まりそうだった。『もしもパスパレの好きな人が同じ人物で修羅場だったら』というシチュエーションでお楽しみください。飛鳥はもうただの相手役という事で…。

 

飛鳥「済めばいいなぁ~!!」

 

****

 

千聖「とはいえ、飛鳥くんが怪我とかしたら大変だわ」

飛鳥「心はしょっちゅう大怪我ですけどね」

彩・千聖「え」

 

 飛鳥の発言に彩と千聖は飛鳥の方をじっと見ると、飛鳥はスーッと消えた。

 

飛鳥「さて、カフェオーレ買いに行こ」

 

 飛鳥がそう言ってカフェオーレを買いに行ったが、彩と千聖は飛鳥が急にいなくなったので騒いでいた。

 

*****

 

 学園のコンビニに行くと、日菜、麻弥、イヴが既に来ていて、飛鳥は嫌な予感がしていた。

 

飛鳥(なんでだろう。なんか良く分かんないけど、コンビニに行ってはいけないような気がする)

 

 飛鳥がそう考えていると、日菜たちが飛鳥に気づいて、すぐに近づいた。

 

日菜「飛鳥くー…」

 

 その時、男子生徒たちがブロックした。飛鳥からは日菜たちが見えなくなっていて、ブロックしている男子生徒2名があっち行け! と飛鳥を威嚇していて、飛鳥は困惑していた。そこまでやるかと…。

 

「日菜ちゃんに麻弥ちゃんにイヴちゃん!」

「相手なら僕たちがするよ!!」

 

 男子生徒たちの言葉に飛鳥は禍々しいオーラが放たれていることに気づいた。

 

飛鳥(あ、これいかん方がええわ)

 

 飛鳥は身の危険を感じて逃げようとしたが、逃げようとしてもきっと彩や千聖が来るんだろうなと思ったので、逃げないことにした。

 

千聖「いや、ここは逃げましょう飛鳥くん」

彩「うん。ここは日菜ちゃん達に任せましょう」

飛鳥「え」

 

 飛鳥の予想通り千聖と彩が現れたが、飛鳥を安全な場所に逃がそうとしたが、日菜・麻弥・イヴが追いかけてきて、そのまま鬼ごっこに突入しましたとさ。

 

 ちなみにカフェオーレは鬼ごっこが終わってから全員で飲んだ。

 

 

おしまい

 

 

 

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