全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第404話「飛鳥と何かがあった演劇部とその他諸々」

 

 

 今回の設定

 

・ 飛鳥 ← バンドガールズ

 

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 一丈字飛鳥です。さて、今回のお話は瀬田先輩、大和先輩が所属する演劇部のお話です。

 

バンドリ学園にも演劇部が存在していて、その中でも瀬田先輩は『不動のセンター』と呼ばれています。定期的に劇とかも行われるのですが、大体瀬田先輩が主役です。まあ、皆さんも分かりますように瀬田先輩は女性のファンが多く、その中にはPoppin‘Partyの牛込さんや、Afterglowの上原さんもファンです。

 

 そんな演劇部ですが、部員は男子と女子同じくらいいます。千聖さんから聞いた話によると、瀬田先輩はともかくとして、大和先輩目当てで入部希望してる人たちが結構いたそうですが、そこは演劇部の上級生の方々がしっかりガードしてるそうです。まあ、なんか仕事は一応できるみたいだけど、やっぱり下心がありすぎるという事で、入部には至らなかったそうですね。

 

 さて、私の語りはここまでにして、お話に参りましょう。

 

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 ある日のバンドリ学園。

 

薫「一丈字くん。劇をやってみないか?」

飛鳥「あ、遠慮しておきます」

 

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 さて、私は今カフェテリアにいるのですが、瀬田先輩から劇をやってみないかというお誘いを受けました。はい、皆さんもお分かりの通り、瀬田先輩は『ハロー、ハッピーワールド!』のギターをしていて、当然ファンも多いんですね。男子からも女子からも支持されている瀬田先輩。そんな人に声をかけられてみましょう。こうなります。

 

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「イィイイイイイイイイイイイイン!!?」

「か、薫先輩が一丈字をスカウトぉ!!?」

「な、何かの間違いだ!!」

「薫様!!?」

 

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 いつもは男子生徒だけなのですが、今回は女子生徒もいますね。あれ? よく見たら牛込さんと上原さんもいる…。はっはーん…。どうやらこれは市ケ谷さんと奥沢さんの出番ですな?

 

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有咲「あ、あー! すみません瀬田先輩! こいつちょっとアタシ達と用事があるんですよ~!!」

美咲「すみませーん!」

 

 そう言って市ケ谷さんと奥沢さんが私を退場させてくれた。

 

りみ「あ、有咲ちゃん…?」

ひまり「い、いったい何の用事なの!?」

薫「フフ…」

 

 あー。なんかこれ嫌な予感がするぞぉ。でもまあいいや。

 

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飛鳥「いやー。助かりました」

 

 場所は変わって、私は市ケ谷さんと奥沢さんの3人だけになりました。市ケ谷さんと奥沢さんは私を運んで息を切らしています。

 

有咲「こ、これで貸しは一つ作ったからな…!」

美咲「そうだね…」

飛鳥「はい。私が出来る範囲でしたら、お答えさせて頂きますよ」

 

 私がそう言うと、奥沢さんと市ケ谷さんが目を光らせた。この二人こういうキャラだったかな?

 

有咲「本当にいいんだな?」

飛鳥「ええ。私が出来る範囲ですけどね」

美咲「それだったらー…」

 

有咲・美咲「今度の休み、私たちとデートしろ(して)!」

飛鳥「お出かけですね?」

 

 デートとは恋人同士がするものです。

 

有咲「…この鈍感///」

 

 すみませんね鈍感で。ですが、立場上あまり深く入れないのですよ。

 

美咲「ま、まあそういう事にしといてあげる」

有咲「アタシ達を労え!」

 

 まあ、そんな事を言っていた時だった。

 

 

「フフ。抜け駆けなんて中々儚い事をしてくれるじゃないか」

 

 

 何という事でしょう。瀬田先輩、牛込さん、上原さん、そして演劇部つながりなのか大和先輩も現れた。

 

有咲「ゲッ…! りみとひまりちゃんに…麻弥さんまで!」

薫「子猫ちゃん達の気持ちは分かるが、私も譲れないのでね。彼を引き渡して貰えないだろうか?」

美咲「いや、一丈字くん断りましたよね?」

 

 そう言って私をめぐっての言い争いになった。一番恐れていたことが現実に。超能力を遣えば一発なんだけど、あまりこういうやり方も良くない気がする。

 

りみ「有咲ちゃん。薫さんのお願いなんだよ…?」

ひまり「聞いてもらえないかなー…」

大和「ていうかそもそも、演劇部の話だった筈ですよ?」

 

 そうですね。もとはと言えば私が市ケ谷さんと奥沢さんの名前を出したことで、こうなってますね。

 

有咲「いや、今回は正しい」

美咲「あやうく演劇部に入れられるところだったよ? 一丈字くん」

 

 ああ、それでしたらありがとうございますお二人さん。本当に助かりました。

 

有咲「そ、そんなに褒めんなよ/////」

美咲「そ、そうだよ。アタシ達…ツッコミ仲間じゃん////」

 

 それは初めて聞きましたが…ああ、なんか瀬田先輩たちが真っ黒な感情に、ここは可愛くやきもちやいてくれたらいいのになーって思うけど、やっぱそういう訳には行きませんよね。怒るのすっごい分かります。

 

ひまり「もう! 有咲ちゃんも美咲ちゃんもずるいよ! 私だって一丈字くんに構ってほしいのにぃ!」

りみ「え、えっと…/////」

 

 あれー? なんか聞こえてたんですかね?

 

麻弥「そ、そうですよ! 劇をやってほしいのだって、もっと一丈字さんと仲良く…/////」

 

 大和先輩。あなたはアイドルですよ。もうちょっとプロ意識持ちましょう。

 

薫「ああ…なんて罪づくりなんだ。この子犬くんは…」

 

 かおちゃんって呼んだらどうなるんだろう。

 

薫「…怒るよ?///」

 

 まあ、かおちゃんって呼んでいいのは白鷺先輩だし、呼んでも何ってなるだけだから、心の中だけにしとこう。

 

薫「心の中もダメ!/////」

美咲(なんだろう。薫さんがいつもより可愛い…)

 

 素の性格に戻り始めている瀬田先輩に奥沢さんがときめき始めていた。本当に罪づくりなのはあなたの方ですね。瀬田先輩♪

 

薫「~~~~~~~~っ!!/////」

 

 かおちゃんって言ってないのに、顔を真っ赤にしている。

 

ひまり「ちょ、ちょっと一丈字くん! やめてあげてよ!!」

飛鳥「!」

 

 上原さん。なんで鼻血出してるの?

 

ひまり「こういう時の薫先輩、滅茶苦茶破壊力凄くて鼻血が止まらないんだからぁ!!///////」

りみ「萌えぇぇぇ…//////」

 

 それに至っては同感です。あ、また瀬田先輩が顔を真っ赤にして両手で顔を覆い、何とも言えない状況になっていた。

 

麻弥「あのー…一丈字さん」

飛鳥「何でしょう」

麻弥「薫さんをこんな風にした責任を取っていただきたいので、演劇部の方に…」

飛鳥「大丈夫ですよ。彼女はきっと乗り越えます。それでは!」

 

 そう言って私は逃げた。え? 男としてどうなんだって? もう人から嫌われまくってますし、今更ですよ。

 

 

おしまい

 

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