第27話「もしもAfterglowを助けたのがバレてたら」
サイコパスガードマンからAfterglowを守った飛鳥。しかし、彼女たちには何も言わなかった…。
飛鳥「いや、恩売るのダサいし」
こころ「謙虚なのはいい事なのよね」
しかし、今回はバレてしまった時のお話である…。
飛鳥「……」
こころ「そりゃそうなるわよ」
ある日のバンドリ学園。
モカ「飛鳥く~ん。モカちゃんにはちゃんと分かってたよ~。あのガードマンからモカちゃん達を助けてくれたのは飛鳥くんだって~」
飛鳥「……」
飛鳥はモカから呼び出しを食らっていたが、呼び出された先にはAfterglowが待っていた。そして罰が悪そうに俯くこころの姿もあった。
飛鳥「助けたのは…」
巴「こころには悪いけど、全部喋って貰ったよ」
モカ「まあ、こころちゃん嘘つくの下手だから~」
こころ「ご、ごめんなさい飛鳥…」
飛鳥「……」
飛鳥が目を閉じた。
飛鳥「バレちゃあ仕方ありませんね。あなた方の親御さんが気を遣うといけないから、黙っていたのですが…」
蘭「いいよ。そんな気を遣わなくても。元々あたし達が悪いんだし」
ひまり「違うの!! 悪いのは参考書を忘れた私で…」
巴「こうなったらもう全員の責任だよ。ひまり」
ひまり「うぅ…」
ひまりが俯いた。
飛鳥「まあ、親御さんに心配をかけさせたことについては反省してください。それだけです」
飛鳥がそう言うと、モカがじーっと飛鳥を見ていたが、飛鳥は察した。
飛鳥「…どうされました?」
モカ「いーや? あ、それでね~。今度お礼をしようかな~って」
飛鳥「お礼はいいので、反省してください」
飛鳥が冷徹に言い放った。
モカ「そんな事言っても、好感度下がらないよ~」
飛鳥「…今井先輩にも同じこと言われましたよ」
モカの言葉に飛鳥は困惑した。
巴「一丈字。お前の気持ちは分かるが、それじゃこっちの気が済まないんだ。お前だってそうだろう?」
飛鳥「そりゃそうですけど…」
モカ「えっちなお願い事でもいいよ?」
つぐみ「ええええ!!?/////」
蘭「モ、モカァ!!!//////」
モカの爆弾発言につぐみと蘭が顔を真っ赤にした。
巴「その…何だ。応相談で…/////」
飛鳥「いや、人助けしたらそういう事をさせてくれると思われるので結構です」
モカ「こう見えて皆うぶだから~」
蘭「殴るよ?」
つぐみ「あ、えっと…本当に遠慮しなくて良いよ?」
飛鳥「それを言うんだったら、弦巻さんにお礼を言ってくださいよ」
こころ「え、あたし?」
飛鳥「元々は弦巻さんからの通報で動いた訳ですから」
こころ「そんな事ないわ! 最終的に助けたのは飛鳥だから、飛鳥もお礼を言われてもいいのよ!?」
モカ「じゃあこうしようー。今日空いてる?」
飛鳥「…外出禁止令出されてませんでした?」
モカ「明日からだよー。で、ちょっと行きたい所があるんだけどー」
と、放課後飛鳥達が向かったのは…。
お化け屋敷だった。しかもとてつもなく怖い奴である。
モカ「蘭たちにはちょっと克服して貰わないとね~」
蘭「~~~~~~~~~!!!! ~~~~~~~~~~~~~~!!!!」
蘭がモカを揺さぶった。
巴「何でよりによってお化け屋敷なんだ!!!」
ひまり「一丈字くん。水着姿で勘弁してもらえないかな…。あ、下着姿までだったら…」
飛鳥「落ち着いてください。青葉さん…」
モカ「じゃあ、飛鳥くんにぎゅーって抱き着いた人は免除ね~」
ひまり、巴、蘭が飛鳥に抱き着いた。
飛鳥「あの、皆さん…」
蘭「お化け屋敷はもう無理!!」
巴「す、すまない! でもお化け屋敷だけは勘弁してくれ~!!」
ひまり「もうあんな思いするのいやぁ!!」
つぐみは困っていた。
モカ「つぐはどうする~?」
つぐみ「ど、どうするって…/////」
蘭、巴、ひまりに比べてまだ正常な判断ができたつぐみは抱き着くのを恥ずかしがっていた。普通はそうである。
モカ「このままだとつぐ一人で行って貰」
つぐみ「いやああああああ~~~~~~!!!」
つぐみが飛鳥に抱き着いた。これで360度4人の少女に抱き着かれ、おっぱいが当たっていた。それを男性客たちがガン見していた(そのうち女性客と一緒に来ていた男性客は頭を叩かれていた)。
飛鳥「羽沢さん…」
つぐみ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。一人で行きたくないです!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
と、こうして4人は免除になった。
モカ「それじゃ飛鳥くん。一緒に行こう~」
飛鳥「え?」
モカ「いいからいいから。こういうの大丈夫でしょ?」
飛鳥「まあ、そうですね…」
こころ「あたしも行きたいわ!」
モカ「そうだね~。丁度いいや。じゃあいってきま~す」
と、3人はお化け屋敷の中に入っていった。
巴「…怖いもの知らずだな。モカ」
蘭「無神経っていうか…」
ひまり「スタンガン当てられそうになったのに…」
つぐみ「本当に凄いよ…」
だが、この後飛鳥に抱き着いた事で皆が顔を真っ赤にした。
モカ「役得だね~」
飛鳥「…これでよかったのだろうか」
と、飛鳥は外にいる4人を感知して、何とも言えない顔をしていた。
モカ「…それはそうと、ありがとね。飛鳥くん」
飛鳥「……」
モカが飛鳥にお礼を言った。
モカ「それにしても驚いたな。飛鳥くんが本当にエスパーだったなんて」
モカがそう言うと、飛鳥は何も言わず、こころは俯いた。
飛鳥「もうそろそろバレると思ってましたよ。あと、白鷺先輩あたりも」
モカ「あ、そうそう。蘭のお父さんも飛鳥くんが怪しいんじゃないかって」
飛鳥「…そうですか」
確かにそんな感じがするなぁ…と思う飛鳥だった。
こころ「ごめんなさい飛鳥。喋るつもりはなかったの!」
モカ「こころちゃん、嘘つくの下手だもんね~。でもそれが良い所だけど~」
飛鳥「……」
飛鳥は困惑した。
モカ「大丈夫。蘭たちには内緒にしとくから」
飛鳥「!」
モカ「それがモカちゃんから飛鳥くんへ送るお礼だよっ」
飛鳥「青葉さん…」
飛鳥がモカを見た。
モカ「あ、でもこころちゃんみたいにモカも名前で呼んでほしいな~。あと敬語もなしで」
飛鳥「条件付きですけどね」
モカ「それでもいいよ。今なら大丈夫だよね?」
飛鳥「ええ…」
モカ「それじゃあ改めて宜しくね。飛鳥くん」
飛鳥が笑みを浮かべた。
飛鳥「ありがとう。こちらこそ宜しくな。モカさん」
モカ「あ、モカで。こころちゃんも呼び捨てでしょ?」
飛鳥「……」
そして帰ってきた。
モカ「たっだいま~」
こころ「とっても面白かったわ!!」
と、3人とも帰ってきた。
巴「本当にすげぇな…」
モカ「じゃあ次は4人のば」
蘭・巴・ひまり「絶対乗らないっ!!」
つぐみ「いじわる~!!!!」
なんだかんだで、モカ達と仲良くなった飛鳥であった。
飛鳥「でも結果的にバレてないから…」
こころ「そうね」
「残念。もう気づいてま~す」
飛鳥・こころ「!!?」
飛鳥とこころの後ろにはモカがいた。
モカ「じゃあ、これからはため口と名前呼びで宜しく~」
飛鳥「なかなかの強者だ…」
モカ「いや、それ飛鳥くんもだから」
おしまい