全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第79話「もしも2年生に進級したら」

 こんにちは。一丈字飛鳥です。バンドリ学園に転入してからというもの、かなり時間が経って、気が付けば2年生に進級していました。広島にいる仲間とはちょくちょく連絡は取ってあったりしてるんで、特に変わりはないのですが…。

 

 今日はクラス替えが行われる日。何でも2年と3年はクラスが変わらないんだそうです。私もクラスが表示されている紙を見に来た訳ですが…。

 

「あ、おーい! 飛鳥くーん!」

 Poppin’partyと出会ったが、沙綾、りみ、有咲が気まずそうにしていた。

 

飛鳥「戸山さん。それから…どうされたんですか?」

たえ「クラス表もう見た?」

飛鳥「いえ、まだですが…」

香澄「私達と同じクラスだよ!!」

飛鳥「あ、そうですか…」

 

 香澄のテンションがやたら高いので、特に驚きはしなかった飛鳥。だが、どうしても沙綾、有咲、りみのテンションがおかしかった。

 

飛鳥「山吹さん、牛込さん、市ヶ谷さん」

沙綾・りみ・有咲「?」

飛鳥「分かりますよ。私と同じクラスになるのって物凄い嫌ですよね…」

りみ「ち、違うよっ!?」

沙綾「そうそう!」

有咲「一丈字」

 

 有咲が目を閉じた。

 

飛鳥「どうされたんです?」

有咲「ちょっとクラス表見てこい。お前は3組だ」

飛鳥「……」

 

 有咲の言葉にかなり嫌な予感がした飛鳥だったが、言われた通り3組のクラス票を見て見た。すると…。

 

<3組女子>

 

青葉モカ

市ヶ谷有咲

上原ひまり

宇田川巴

牛込りみ

奥沢美咲

北沢はぐみ

弦巻こころ

戸山香澄

羽沢つぐみ

花園たえ

美竹蘭

山吹沙綾

若宮イヴ

 

 何という事でしょう。同級生のバンドガールズの名前が全員分あるではありませんか。

 

飛鳥「ええええええ~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!!?」

 

 飛鳥は目玉が飛び出る勢いで叫んだ。そう、まるでスマブラでキングクルールが参戦すると分かった時のドンキーコングとディディーコングのように…。

 

「やーやー。クラスを確認したようだね飛鳥く~ん」

 

 と、Afterglowが現れた。

 

飛鳥「……」

モカ「これから1年間宜しくね~」

蘭「よ、宜しく…」

ひまり「宜しくね」

つぐみ「よ、宜しくね?」

巴「宜しく!」

飛鳥「あ、はい…」

 

 飛鳥が困惑していた。

 

「飛鳥!!」

 

 こころ、はぐみ、美咲が現れた。

 

飛鳥「あの、弦巻さん…」

美咲「弦巻家のせいだと思うでしょ? 残念だけど違うみたいよ」

飛鳥「えっ」

こころ「バンドやってる子はみーんな同じクラスにしましょうって先生達が言ってたわ!」

美咲「で、あなたの功績も認められたから同じクラスにしようって…」

はぐみ「はぐみは飛鳥くんと同じクラスになれてうれしいよ!?」

飛鳥「……」

 飛鳥が額を抑えた。

 

イヴ「どうしたんですか? アスカさん?」

有咲「分かるよ」

美咲「ええ…」

 イヴの問いかけに有咲と美咲が困惑して、ある方向を見た。そこには嫉妬の炎に包まれた男子生徒達の姿があった。有咲と美咲が心の底から飛鳥に同情した。

 

飛鳥「あー…多分これ私が裏で賄賂とか送ってるとか思われてるな…」

こころ「そうなの?」

飛鳥「ええ。有名人でバンドやってる別嬪さん達が集まるクラスですもの。そりゃあ誰だってクラスに入りたいですよ」

「べ、べっぴ…/////」

 

 一部の女子が照れた。

 

有咲「そ、そういう恥ずかしい事言うんじゃねーよ!!/////」

飛鳥「おや、すみません」

香澄「有咲顔真っ赤―」

有咲「う、うるさ~い!!!//////」

 

 有咲が憤慨すると、男子生徒達がもだえ苦しんだ。

 

「香澄ちゃんと有咲ちゃんの夫婦漫才…」

「萌え…」

「3組羨ましい…」

「一丈字殺す…」

 

 と、もだえ苦しんでいたが、女子生徒達は泣き叫んでいた。

 

「嫌よお!! こんな変態たちとひとくくりにされるのォ!!」

「うわああああああああああああん!!!」

「私も3組にいれてぇええええええええええええ!!!」

「ていうかどうしてこの学校のイケメン変態が多いのぉおおおおおおおおお!!!」

飛鳥(全員が全員そうじゃないのに…)

 

 結構カオスな状態になっていて、泣き叫ぶ女子達に対して飛鳥は困惑していた。

 

飛鳥(これら全部オレのせいだよな…。合ってるけど)

 

 飛鳥は自分が持っている『ご都合主義』や『主人公補正』を心から呪った。

 

モカ「いやいや。そんなの無くても飛鳥くんは自然に成り上がるって~」

巴「そうそう」

飛鳥「あ、どうも…」

 

 モカ、巴に褒められて飛鳥も思わずびっくりした。

 

こころ「そうよ!」

飛鳥「?」

こころ「飛鳥がこの1年間、皆のために頑張った事、あたし達は知ってるわ!」

飛鳥「……」

 飛鳥は慈しむ表情をした。

 

飛鳥「あぁ…。思えば長い戦いだった…」

蘭「おーい。一人で振り返るなー」

イヴ「タタカイ!? それでしたらワタシにもスケダチさせてください!」

飛鳥「ありがとうございます。ですが、第一にアイドルの活動頑張ってください」

 

 ちなみに男子もいる事はいるが、殆ど元3組の生徒で、元1組、元2組の陰キャ組だった。

 

「あ、どーもー」

「モブです…」

 

 そして…

 

「うわぁああああああああああああああああん!! こんなんだったら特進クラスを希望するんじゃなかった!!」

「今まで一生懸命頑張ったのにぃいいいいいいいいいいい!!!」

 と、1組の特進クラスの男子たちは泣き喚いていた。女子達はゴミを見る目で見ていたが…。

 

モカ「…ここだけの話、モカちゃん達が特進クラスに入ると思ってたんだよ」

蘭「まあ、これでふるいはかけられたね」

飛鳥「えー…」

 

 飛鳥は困惑した。

 

有咲「冗談じゃねぇよ。いっつもいっつも人の身体ジロジロ見やがって!//」

飛鳥(プレッシャーかかる~)

 

こころ「そういう訳だから宜しく頼むわよ! 飛鳥!」

飛鳥「あ、はい…こちらこそ…」

 飛鳥のテンションは低めだったが、そのまま香澄たちに連行されていった。

 

 その後…

 

香澄「紹介するね! 妹の明日香だよ!」

明日香「いつも姉がお世話になってます…」

飛鳥「あ、これはどうもご丁寧に…」

 

 と、進級した香澄の妹・戸山明日香と、宇田川あこがやってきた。

 

あこ「あこと明日香も3組なんだよ!」

飛鳥「そうなんですか…」

巴「あ、そういえば湊先輩達も皆3組に纏められてたな」

飛鳥「えっ!!?」

 

 その後

 

「一丈字くん。本当にありがとう」

「君のお陰だ!」

飛鳥「え、あ、は、はい…」

 

 3年3組の男子生徒達に物凄く感謝された事は言うまでもなかった。

 

 

おしまい

 




クラス編成

飛鳥、バンドガールズ、全員3組。
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