全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第96話「どいつもこいつも狂ってやがる文化祭・1」

 

 

 今回の設定

 

・ 3組のクラスメイトが若干嫌な感じです。

 

それではゴー。

 

*******************

 

 

 ある日のバンドリ学園。

 

「えー。3組の出し物について話し合いたいと思います」

 と、文化祭のだしものについて決めていた。

 

「はーい! メイド喫茶がいいでーす!」

「オレもオレも!」

 

 調子のよい男子生徒達がそう言い放つと、女子たちが嫌そうな顔をした。

 

「えー。それ男子が楽したいだけじゃん」

「男子がホストやればいいでしょ」

 

 と、拮抗した状態だった。

 

「あー。時間内に決められなかったらこっちで決めるから」

 

 担任はかなりいい加減な性格で、特に加わろうとしなかった。その時、1人のDQNがそう言った。

 

「しょーがない。それじゃホストクラブやるよ」

 

 と、陽キャ男子が言い放った。

 

「流石陽キャくん!!」

「女子の味方―」

 

 女子生徒達は陽キャを称賛した。

 

 ところがどっこい。

 

「そういう訳だから、やっといてね。陰キャくんたち」

「え…」

 

 なんという事だろう。陽キャは男子を集めて、仕事を押し付けたのだ。当然、我らが主人公。一丈字飛鳥も含まれていた。

 

「おいおい、やめとけってー」

「かわいそうだろー」

 

 と、取り巻きが止めるが、本当に止める様子がなかった。

 

「あ、ちなみにだけど…」

 陽キャがにらみを利かせた。

 

「逃げたらどうなるか分かってるよなぁ?」

飛鳥「どうなるんです?」

 

 飛鳥が言い返した。

 

「は? 何お前」

飛鳥「どうなるかって聞いてるんですが」

「そんなのボコすに決まってんじゃん」

飛鳥「そうですか。分かりました」

「は? さっきから何舐めた口利いてんの? 殺すよ?」

 と、陽キャが飛鳥に脅しをかけたが、飛鳥は動じなかった。

 

飛鳥「またまた面白いご冗談を。分かりました。引き受けましょう」

「!」

飛鳥「ただ、どういうホストクラブにするかはこちらで決めさせて貰いますので」

「ほ、ほーん…」

「そこまで言うならやって貰おうじゃねーか!」

 

 と、陽キャたちも強気になり、飛鳥達がホストクラブをやる事になった。

 

*****************

 

「一丈字くん」

 

 飛鳥と押し付けられた陰キャたちで話をする事にした。

 

飛鳥「ああ。ご心配はいりませんよ。皆さんあまりお話しされないタイプでしょう」

「う、うん…」

飛鳥「高校生ですからホストクラブなんて言われても、そこまで期待しませんよ。そもそも大人のお店ですし。人生相談に乗るパターンで行きましょう」

「人生相談…」

 飛鳥の言葉に他の生徒は困惑した。

 

飛鳥「失敗したくない、恥をかきたくないって思ってませんか?」

「そ、そりゃそうさ!」

飛鳥「それは他のクラスの生徒達も同じです。ましてや1組と2組はコスプレ喫茶ですよ。しかも担当は女子!」

「……」

飛鳥「そりゃあ、やりたくない事は誰でもやりたくはありませんよ。けど、誰かがやらないといけないんです。私もそう」

 飛鳥が仲間を見た。

 

飛鳥「こうなったのも何かの縁です。私に力を貸していただけませんか」

 

 と、飛鳥は仲間に協力を求めた。

 

「あの…そうじゃなくて」

飛鳥「?」

 クラスメイトの一人が頬を染めた。

 

「オレ…好きな人がいるんだ。2組に…。だからホストクラブなんてのは…////」

 その言葉に皆が驚いた。

 

飛鳥「詳しく…聞かせて貰えませんか?」

 

*********************

 

 そして文化祭前日。準備が進む中、1年3組は何の準備もしてなかった。精々机といすをどけただけである。

 

飛鳥「これでよし」

「……」

 

 他の陰キャたちは特に驚く様子がなかった。これには他のクラスメイト達も困惑気味だった。

 

「あ、あの…一丈字くん…」

「これで準備終わりなの…?」

飛鳥「そうですが何か?」

 

 飛鳥はあっけらかんとしていた。

 

飛鳥「こちらも色々忙しいんで。それじゃ」

 と、帰ろうとすると、

 

「おい、待てよ」

 陽キャが止めた。

 

飛鳥「どうされました?」

「文化祭やるんだったらちゃんとやれよ」

飛鳥「何が言いたいんですか?」

 陽キャが正義の味方ぶって飛鳥に注意をしたが、飛鳥はそれを見透かしたかのように言い返した。

 

飛鳥「あ、それとも教室の飾りつけ、やってくださるんですか?」

「そうじゃねぇよ!!」

「前々から思ってたけど、何なんだよお前!!」

 

 と、陽キャたちが激怒した。

 

飛鳥「何なんだ? そりゃあこっちの台詞ですが」

「!?」

飛鳥「人に仕事を押し付けておいて、その上自分の手は汚さないように監視はする。顔が良いとここまで卑怯な性格になるんですねー」

「…おい、いい加減切れるぞ」

飛鳥「切れる? もう切れてるじゃないですか」

 飛鳥の言葉に陰キャたちが青ざめた。

 

「ざけんなよてめぇ!!」

 と、陽キャが飛鳥を殴り飛ばした。

 

「きゃああああああああああ!!!」

 そして馬乗りになって、飛鳥を殴り続けた。

 

「黙って聞いてれば!!! 陰キャは黙ってオレたちの言う通りにすればいーんだよ!!!」

 飛鳥は笑みを浮かべた。

 

「何がおかしい!!」

飛鳥「これで…」

「!!」

 

飛鳥「これで、正当防衛は成立ですね」

「!!」

 飛鳥は陽キャの腹に思いっきり裏拳をお見舞いした。すると、陽キャは言葉を失ってそのまま気を失った。失う直前に飛鳥は横に移動して、陽キャと体を重ねないようにした。

 

 そして陰キャたちの方を見た。

 

飛鳥「予定通り、証人をお願いします」

「あ、ああ…」

飛鳥「彼は保健室に連れて行きますので。これで解散。もし当日私が来れなかったら、来れなかった時のパターンで」

「わ、分かった!」

飛鳥「よいしょっと…」

 飛鳥が陽キャをおぶって、保健室に移動した。

 

「……」

 その時、黒服達が現れた。

 

「参りましょうか」

 と、黒服達が陰キャ4人を連れて行き、それ以外の生徒は茫然と佇んでいた。

 

 そしてこの後、飛鳥組と陽キャ組で事情聴取を行ったが、飛鳥が事情聴取で陽キャ組や先生の悪事の証拠を提出したため、余裕で飛鳥組の勝利になった。

 

 だが、問題はここからだった…。

 

『学校でいじめを受けているそうだな』

飛鳥「いや、いじめを受けてるわけではありませんし、返り討ちにしましたので…」

『どっちみちお前に用がある。明日そっちに行く』

飛鳥「……」

 

 飛鳥は滝のような汗を流した。

 

 

 

つづく

 

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