全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

314 / 492
第166話「もしもPastel*Palletesがチョロかったら・3」

 

 前回までのあらすじ

 

 Pastel*Palletesが出演するショートドラマに相手役として出演する羽目になった飛鳥。一応飛鳥の希望通り、顔出しはしない方向で行く事になった(ちなみにパスパレ側もライバルを増やさない意味でこれを承諾)。

 

 嫌がらせをくくりぬけて、撮影当日。飛鳥は彩と共にミーティングルームに向かった。ちなみに飛鳥の出迎え役はじゃんけんで決めており、彩が勝った。

 

日菜「もー!! 何でこんな時に限って負けるのー!! いつもは勝つのにー!!」

千聖「やっぱり彩ちゃんだけじゃ心配だわ。私もついていきます。ていうか、私が行きます」

麻弥「千聖さん。流石にそれはダメっすよ…」

イヴ「そうです! ブシドーじゃありません!!」

 

 けど、麻弥とイヴも本当は超行きたくて、飛鳥と二人きりになった。

 

飛鳥『苦情は受け付けます』

 

 さて、どうなる事やら…。

 

***********************

 

 ミーティングルーム前

 

飛鳥「丸山先輩。ここからは離れてください」

彩「あ、分かった…」

 

 と、彩が飛鳥から離れると二人ともミーティングルームに入った。

 

飛鳥「こんにちは」

「こんにちはー」

 

 そこには確かにパスパレのメンバーとマネージャーらしき人物がいたが、飛鳥と彩の距離があまりにも近いので、日菜たちはそっちの方に目が行っていた。

 

飛鳥「私の顔に何かついてます?」

麻弥「あ、いいえ何も…」

彩「それじゃこっちに座ってね」

飛鳥「あ、はい…」

日菜「あーっ!!!」

千聖「彩ちゃん?」

 

 と、飛鳥が座らせた所は確実に彩だけが隣になれる席だった。

 

麻弥「ちょ、彩さん…」

イヴ「ブシドーではありません!!」

彩「ちょっと皆落ち着いて。飛鳥くんが困ってるでしょ!」

飛鳥「…あの、お話を進めて頂いてもよろしいでしょうか」

 

 飛鳥は困惑しながら、彩の無事を祈った。

 

**********************

 

 事務所の社員からドラマの流れを聞いた飛鳥。聞いているしぐさや相槌はいかにも「出来る人」の風格を醸し出しており、彩たちは飛鳥を見ていた。すると飛鳥もその視線に気づいたのか、彩を見た。

 

飛鳥「丸山さん。どうかしましたか?」

彩「あ、ううん!? 何でもないよ!?/////」

飛鳥「何か私の方ばっかり見てたので…」

彩「え、えっと…//////」

 飛鳥がそう言うと彩が顔を真っ赤にした。そして飛鳥は察した。

 

飛鳥(このお話をご覧頂いている皆さん。もうこのシリーズの評価、0にして頂いて結構です。シリーズの削除は無理ですが、もうゲージは青色にして頂いて構いません)

 

日菜「飛鳥くーん。なんで彩ちゃんばっかり見てるのかなー?」

飛鳥「気のせいですよ」

千聖「気のせいじゃないわ。彩ちゃんに何されたの?」

飛鳥「白鷺さんならお気づきになられるかと。すみません、お話を続けてください」

 飛鳥が真顔で言い放った。

 

「…それで、一丈字さんにはこの子たちに甘い台詞を囁いてくれたら」

飛鳥「甘い台詞?」

 飛鳥の言葉に彩達は頬を染めた。

 

「何かキュンとするような言葉をお願いします」

飛鳥「えー…結構難しいですねそれ…」

 飛鳥が困惑した。

 

日菜「そんなに難しく考えなくていいよー。いくらでもテイクは撮れるから」

飛鳥「スタッフの方々が困りますよねそれ…」

千聖「そうよ。それにそんなの見せられて、スタッフはどういう気持ちで撮影すればいいか分からなくなるわ」

 

 千聖が咳払いした。

 

千聖「まあ、飛鳥くんは素人だから…時間をかけてもいいのだけど…//////」チラッ

飛鳥「…シチュエーションによりますよね。それ」

イヴ「あの、アスカさん!」

飛鳥「はい?」

 キーボード担当の若宮イヴが話しかけた。

 

イヴ「あの、ワタシの場合はブシドーをお願いします!」

飛鳥「ブシドー?」

 飛鳥が困惑した。

日菜「ああ、イヴちゃんね。フィンランドの人で剣道とか、習ってるんだよ」

飛鳥「そうなんですか…。もしかして留学とかされてるんですか?」

イヴ「いいえ! 父が日本人で母がフィンランドのハーフです!」

飛鳥「あ、そうなんですか。もし留学とかだったら、元気づける言葉でもかけようかなと思ったんですけどね…って、脚本あるんでした」

イヴ「それでお願いします!!」

飛鳥「えっ」

 飛鳥がイヴを見ると、イヴが鼻息を荒くしてそう言った。

 

 そんなこんなで撮影が始まった。イヴからである。設定としてはフィンランドから留学してきたという設定で、飛鳥が彼女の世話役をする事になったという設定。奥様は魔女的ならぬ、彼女はフィンランド人といった感じだ。本当はハーフだけど。

 

 そしてその様子をイヴ以外の4人が見つめている。

 

飛鳥「日本に来てどれくらい経ったっけ」

 

 飛鳥も演技をしていた。ちなみにイヴの希望で敬語ではなくため口だった。

 

イヴ「三か月です!」

飛鳥「そっか。それじゃ結構経ってるんだな」

 と、飛鳥が空を見上げた。カメラは飛鳥の後姿を取っていた。

 

飛鳥「もう日本には慣れた…って言っても、慣れてるよな」

イヴ「はい! ブシドーです!」

飛鳥「…相変わらずそのブシドーはよく分からないけど、イヴが楽しそうでよかった」

 飛鳥が笑ってみせた。

 

彩「…飛鳥くん。演技上手」

麻弥「そうっすね…」

 

飛鳥「…そうか。もう数か月も経ったんだな」

イヴ「はい」

飛鳥「初めてイヴと出会った日が昨日のようだ」

イヴ「私もです」

 

 と、いい感じになっていた。4人は演技だと分っていても嫉妬していた。

 

イヴ「…本当にアスカさんと出会って良かったです」

飛鳥「……」

 

 イヴの言葉に飛鳥は何も言わなかった。

 

飛鳥「イヴ」

イヴ「?」

 イヴが飛鳥の方を向いた。

 

飛鳥「本当にそう思ってる?」

イヴ「も、勿論です」

 飛鳥が俯く。彩たちは何事か何事かとドギマギしていた。ちなみにほぼ即興だった。

 

飛鳥「そう」

イヴ「ど、どうしたんですか…?」

飛鳥「ちょっと言っておきたいことがあって」

 

 飛鳥が真剣な顔をした。

 

飛鳥「今日までイヴの事をずっと見てきてね。これからもずっと一緒にいたいって思ったんだ」

イヴ「え…//////」

 

 すると飛鳥はイヴの顔を見てこう言った。

 

飛鳥「要はね、イヴの事が好きなんだ」

 

 飛鳥が堂々と言い放つと、イヴが顔を真っ赤にした。他のメンバーも顔を真っ赤にした。

 

彩・日菜・麻弥「えええええええええええええええええええええええ!!!?」

 

「カットカット!!!」

 

 彩たちの声が入ってしまった為、なしになってしまった。

 

「折角良い所だったのにー」

千聖(ナイスよ! これ以上は見てられなかったわ…嫉妬で)

 千聖が握りこぶしを握った。

 

イヴ「あ…う…//////」

 イヴが顔を真っ赤にして言葉が発せずにいた。

飛鳥「若宮さん。落ち着いて」

イヴ「え、えっと…ふ、不束者ですが…!/////」

飛鳥「本当に落ち着いて」

 

「それじゃ告白する所からもう一度!!」

「無理っすよ。だってあんなリアクション演技でどうにもなる訳が…」

「ギャグ路線にします?」

 

イヴ「あ、あの!! 頑張るので続きからさせてください!!!///////」

 

 と、こうして何とかやり切った…。

 

イヴ「ウー…//////」

 イヴは顔がほてったままだった。飛鳥は困惑した様子でイヴを見つめていた。

 

飛鳥「…そんなに恥ずかしがらなくても」

イヴ「ご、ごめんなさい…//////」

 

千聖「さて、飛鳥くん。次は私よ」

飛鳥「えっ、次は大和先輩じゃ…」

千聖「あの3人は最初のテイクを邪魔した罰として、相手役が他の俳優に変わったから」

飛鳥「あ、そうなんですか…」

 

千聖「さて、あなたの演技力を私にも感じさせて頂戴」

飛鳥「あの、先輩。手を引っ張らないでください」

イヴ「あっ…」

 

 と、千聖が飛鳥を強制的に連れて行った。

 

イヴ「…私だって負けません//////」プクー

飛鳥(バンドリ関係者の皆さん。本当にゴメンなさい)

 

 そして彩たちはというと…。

 

日菜「るんってしなーい!!!」

 

 日菜、彩、麻弥の3人はイケメンADが相手役だったが、終始不満そうだった。

 

 

飛鳥(か、かわいそう…)

 

 

おしまい

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。