今回の設定
・ バンドリ学園に来るまでにバンドガールズを色々助けまくっていた飛鳥のお話。
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一丈字飛鳥です。私は今、大変なことになっております。
日菜「飛鳥くん。今日の放課後暇?」
飛鳥「用事があります」
日菜「うちの事務所に来てほしいんだけど!」
飛鳥「用事があります」
日菜「そこでゆっくりお話とかしたいなー」
飛鳥「ごめんなさい。用事があります」
日菜「積もる話もあるし」
飛鳥「行かないと話が進みませんもんね。分かります」
Pastel*Palettesというアイドルグループの方々から、事務所に来るように言われてます。
千聖「そんなこといって逃げようとしても無駄よ? 大体何の用事なの?」
飛鳥「郵便局まで荷物取りにいかないといけないんですよ」
千聖「じゃあそれが済んでからでいいわ」
飛鳥「あ、はい。分か…」
その時だった。
「ダメだぁー!!!」
するとファンの男子生徒たちがやってきて、飛鳥を突き飛ばした。
「千聖ちゃん!! 何を考えてるんだ!!」
「日菜ちゃん!! 早まらないで!!」
「オラァ!! さっさと郵便局行けこのゴミ虫が!!」
「お前ごときが千聖ちゃんたちと話をするなど、10000光年早いんだよ!!」
男子生徒たちにブロックされて、飛鳥はその場を去った。
飛鳥(逆に…ありがとうございます)
飛鳥は困惑しながらも、男子生徒にお礼を言ったが、
「……」
邪魔されたPastel*Palettesは激怒していた。
「な、何をそんなに怒ってるの…?」
「怒ってる顔も可愛い!!」
「ぶたれたい!!」
「オレをもっと睨みつけてぇ~♡」
そして、ファンの男子生徒たちはドMだったので全く効果がなく、不毛な時間が流れていた。
千聖(私の専属マネージャーにしたいのに…!!!)
彩(千聖ちゃん。パスパレのマネージャーでしょ!!)
日菜「るんってしないし、イライラする…!!」
麻弥「日菜さん。声に出てます。気持ちは分かりますが」
イヴ「切腹してください」
麻弥「イヴさんは落ち着いてください!!」
飛鳥「郵便局行くか…」
飛鳥は郵便局に行って、荷物を受け取った。
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そしてまたある日の事。飛鳥は昼食を取ろうとしたが、思ったほか腹が減っていなかったので、そのまま歩き回っていた。
飛鳥(そういやこの学校屋上が解放されてるけど…考えることは皆同じだなぁ)
飛鳥が屋上の様子を見に行くと、そこにはたくさんの生徒でにぎわっていた。アニメとかで屋上がよく解放されていた為、それにあこがれたのか、皆ここにきている。ちなみに自殺対策も万全であり、柵は鉄格子になっている。
そして飛鳥が立ち入ろうとすると、何か気配を感じて飛びのいた。
飛鳥「…何してるんです?」
「折角後ろからぎゅーってしてあげようと思ったのに~」
そこにはAfterglowがいて、モカが話しかけてきた。
飛鳥「Afterglowのスキャンダルになりますよ」
モカ「モカちゃんたちはアイドルじゃないので大丈夫~」
ひまり「それはそうとモカだけずるいよ~」
モカ「早いもの勝ちでーす」
ひまりとモカのやり取りを見て、飛鳥は頭をかいた。その時だった。
「あっ!! あんな所にAfterglowがいるぞ!!」
「本当だ!!」
「そして一丈字もいる!!」
「一丈字からAfterglowを守れぇえええええええええええええ!!!」
そう言って男子生徒たちがAfterglowを囲み、飛鳥を下の階まで運んで放り投げた。
「アフグロに近づくなカス!!」
「生んでくれた親に謝れ!!」
しかし、結果的に人助けをしてるようにしか思えなかった飛鳥は、また男子生徒たちにお礼を言って…。
「……」
Afterglowは激怒していた。しかも温厚のはずの羽沢つぐみや、のんびりとしている青葉モカも例外ではなく、本気で切れてた。この後どうなったかはご想像にお任せします。
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放課後、
飛鳥「帰ろう」
飛鳥が帰ろうとしたその時だった。
「探したわよ。一丈字くん」
飛鳥「!!?」
飛鳥の目の前に千聖が現れた。
飛鳥「あ、白鷺先輩。お疲れ様です」
千聖「お疲れ様。今から帰りかしら」
飛鳥「そんなところですね」
千聖「ちょっと時間取れるかしら」
飛鳥「えーと…」
飛鳥が困惑していると、
千聖「なに? 私じゃ不満だというの?」
飛鳥「いえ、あなたのファンがスタンバってます」
千聖「!?」
千聖が周りを見渡すと、そこには千聖ファンの男子生徒たちが取り囲んでいた。
「突撃―!!!」
すると一斉に取り囲み、飛鳥が一瞬にして正門の外まで放り投げだされた。
「本当に懲りねぇ野郎だな!!」
「千聖ちゃんのおっぱいはオレのもんだ!!」
「いや、オレのものだ!!」
「僕のだよぉ!!」
飛鳥(な、なんかよくわからないけど…、アイドルってやっぱり大変なんだなぁ…)
そして飛鳥が帰った後、彩たちがやってきた。
彩「どうしたの!?」
千聖「それが…」
千聖が事情を説明した。
彩「それは千聖ちゃんが悪い」
日菜「あたし達には厳しいくせに、いつもせこい事ばっかりしてるよねー」
麻弥「反省してください」
同情してもらえるかと思ったら、くそみそに怒られて千聖は沈んだ。
イヴ「切腹してください」
麻弥「それはやりすぎです」
日菜「そうだ。今度やったら、千聖ちゃんの絵、公開しようよ」
千聖「や、やめてぇ!! あんなの見られたら私の女優人生終わっちゃう!!」
彩「あと、薫さんなんていうかなー」
千聖「薫にまで馬鹿にされたら、末代まで恥よ!!」
麻弥「いや、千聖さんの中の薫さんってどんな感じなんですか」
あまりにも薫の扱いがひどいため、麻弥が突っ込みを入れた。
日菜「ところで何の相談があったの?」
千聖「今度のドラマでキスシーンがあるんだけど、そこだけは一丈字くんにお願いできないかと…」
彩「千聖ちゃん。お仕事だよ」
日菜「そうそう。女優が廃るよ」
麻弥「そういうのはよくないと思います…」
イヴ「切腹してください」
麻弥「あの、イヴさん?」
「千聖ちゃんのキスシーン!!」
「うぁあああああああああああああああ!!! 悪魔の時間だぁああああああああああ!!」
「僕以外の男とキッスするなんてぇえええええええ!!」
「のぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
今日もバンドリ学園は平和…ではなかった。
飛鳥「オレいらなくね?」
そう言いながら、飛鳥はつけ麺屋で、つけ麺を食べていた。
おしまい