・ 今回は微妙に設定が違います。
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ここはバンドリ学園。今日も生徒たちが元気に登校…。
「フヘヘヘヘヘ!!! お前の下着をよこせぇ~!!!」
「ふぇええええええええええええ~~~~~~~」
怪人が花音に襲い掛かっていた。花音は涙目で逃げる。
「か、花音ちゃんが危ない!!」
「オレが助けるぅ!!」
「いや、オレが!!」
「僕!!」
「オレに行かせろよ!! 一丈字にまた手柄取られるだろ!!」
「お前が遠慮しろよ!!」
「おれにいかせろお!!」
なんという事だろう。この期に及んで男子生徒たちは手柄の奪い合いをした。
「お前ら!! 喧嘩してる場合じゃないだろう!!」
「うっせぇ!!」
「そうやって手柄を横取りしようたってそうはいかんぞ!!」
「まず、オレたち全員で立ち向かって、怪人を倒す! まずはそこからだ!!」
「くっ…仕方ない…」
一人の男子生徒の言葉に皆が納得したが…。
(これでオレのポイント上がった☆)
(とか思ってんだろうな~!!!!)
まあ、なんだかんだいって男子生徒たちが、怪人を倒そうとしたが既に怪人と花音はいなくなっていた。
「い、いない!!?」
「あのー」
「!?」
男子生徒たちが後ろを振り向くと、女子生徒たちが呆れた目で見ていた。
「怪人呆れてどっか行っちゃったんだけど…」
「ていうか松原さんも既に中だし…」
「やーね男って」
そう言うと、男子生徒の一人がスマホを再生させた。
「イケメンマ~ン♡ あたしに×××してぇ♡」
「あたし!!」
「私にもして~!!!」
「イケメン以外の男は皆滅べ!!!」
それは女子生徒たちの痴態だった。
「女も大概やぞ」
「フェミニスト団体に訴えてやる!!」
「フェミニスト団体も呆れる案件じゃボケェ!!!」
「あの、お前らみたいな自分勝手な女たちの為にある訳じゃないからね!? あの団体!!」
とまあ、醜い言い争いをしていた。
「ていうか、デート中に人助けした彼氏振るとか最低すぎるだろ!!!」
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食堂
飛鳥「…またですか」
花音「くすっ…くすっ…」
花音がまたセクハラに遭って泣きじゃくっていた。そして千聖は激おこだった。
千聖「一丈字くん。聞いていい? なんで花音ばっかりセクハラに遭うの?」
飛鳥「私に聞かれても困ります」
モカ「ふぇえ~って言ってるからじゃないですかね~」
飛鳥「それもそうですし、千聖さん。その犯人をどうするつもりですか?」
千聖「そんなの決まってるわ。死刑」
飛鳥「千聖さんの過激な発言もありますねぇ」
花音「アイドルがそんな事言ったらだめだよ~」
泣きじゃくっていた花音も思わず突っ込んだ。そんな中、彩がどんよりしていた。
飛鳥「…どうされたんですか、丸山先輩」
彩「あのね。花音ちゃんには申し訳ないんだけど、どうしても一言いいたいことがあるの…」
花音「な、なに…?」
彩「パスパレで私だけそういう被害に遭ってない!!」
千聖「彩ちゃん。そういう所よ?」
彩が涙目で訴えるが、千聖が一蹴した。
彩「此間私も怪人に遭遇したけど、私の顔見た瞬間逃げたもん!! なんで!!?」
千聖「だからそういう所よ」
花音「彩ちゃん。申し訳ないんだけど…狙われないようにするにはどうしたらいいの?」
彩「…目立ちたいって、思う事かな」
花音「ふぇええええええええ!!! 彩ちゃああああああん!!!!」
彩が真っ白になると、花音が慌てた。
千聖「要するに気を強く持つのよ花音。そうすれば狙われないわ!」
花音「あ、あの…彩ちゃんが…」
千聖「逞しいから、ほっといても大丈夫よ」
彩「ひどい!!!」
その時だった。
「丸山さん。あなたはまだいい方よ…」
「え?」
紗夜がどんよりしながら現れた。日菜が気まずそうに笑っていた。
飛鳥「ど、どうされたんですか…」
紗夜「私たちの所にも怪人が来たのよ。でも、日菜の下着だけ盗んでいって…」
飛鳥「そ、そうですか…」
飛鳥だけではなく、他のメンバーも嫌な予感がした。
紗夜「日菜がいいの!!? そんなに日菜がいいの!!? 男はそんなに日菜がいいの!!? アイドルだから!!? 発育がいいから!!? 答えなさい!!」
飛鳥「やめてください紗夜先輩!!」
日菜「おねーちゃん落ち着いて!!」
紗夜が飛鳥を揺さぶると、揺さぶられた飛鳥と日菜は慌てていた。
彩「紗夜ちゃん…その気持ちわかるよ…」
紗夜「!」
彩がゆらりと立ち上がった。
彩「盗まれない方がいいって分かってるけど、なんか癪だよね!!!」
紗夜「丸山さん…!!」
彩と紗夜が仲良くなり、飛鳥たちは困惑していた。
そんな時だった。
「あ! 皆いた!!」
あこの声がして、皆があこの方を見たが燐子もいた。だが、燐子は泣きじゃくっていた。
飛鳥「どうされたんですか?」
あこ「聞いて! りんりんも悪い怪人に下着盗まれちゃったの!」
「え~!!!?」
あこの発言に皆が驚いた。
「おい! いくらなんでもやりすぎだぞ一丈字!!」
「こんなネタばっかりやりやがって!!」
「そんなにヒーローになりたいのか!!」
「皆目を覚ますんだ!」
そう言って男子生徒たちはギャーギャー言っていたが…。
モカ「それはそうと~。その怪人って普段どこに出没するのかな~」
巴「分からん…」
「あれ!? 無視されてる!!?」
「あの!! 根本的な原因、そこにいるんだけど!!」
「ていうかもう、普通にバンドやるだけで良くね!!?」
千聖「あら、それだったらあなた達もファンとしてちゃんと落ち着いてくれるのかしら?」
千聖の言葉に皆が驚いた。
千聖「学校内でちょっかいかけない、振られたからって迫らない、こっちが嫌だと言ったらもう話しかけない。それが守れるの?」
「そ、それは…」
日菜「ていうかさー。燐子ちゃんたちの下着を盗まれたのは、少なくとも飛鳥くんのせいじゃないよねー」
モカ「そうそう~。飛鳥くんのせいにして追い出すのはいいけど、その後釜を狙ってるのが見え見えだよね~」
日菜とモカの言葉に何も言い返せない男子生徒たちだった。
飛鳥「まあ、私は引退しても構いませんけど…」
千聖「そうなると、またあの時みたいにイケメン達が女の子をメロメロにするけど、それでいいの?」
「ど、どうしてあいつらが!!」
モカ「そんなの簡単だよ~。あなた達みたいな人達の思い通りにさせるの、面白くないも~ん」
千聖「行きましょ。こんな人たちに付き合ってる暇はないわ。それを言うんだったら、飛鳥くんにはどんなに命を懸けても、責任を取ってもらう必要があるし」
そう言って飛鳥とバンドガールズは去っていった。
飛鳥「すみません白金先輩…」
あこ「飛鳥くんのせいじゃないよ」
モカ「そうだよ~。なんだかんだ言って飛鳥くんも怪我とかしてるし~」
飛鳥「……」
おしまい