全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第475話「もしも普通に超能力使ってたら」

第475話

 

『もしも飛鳥が普通に超能力使ってたら』

 

・ 飛鳥の正体は千聖、こころ、モカも知らない設定です

 

****

 

 それはある日の事。一丈字飛鳥が街を歩いていると、人だかりが出来ていた。

 

「大変だ! ナイフを持った男たちが立てこもったらしいぞ」

「マジかよ…」

「しかも中には女の子達が…」

飛鳥「……」

 

 飛鳥は静かに目を閉じて、男が立てこもっているであろう建物の中を透視した。すると少女たちが人質に取られていた。

 

飛鳥(警察はまだっぽいな…)

 

 すると飛鳥はスーッと存在感を消して建物の中に入った。

 

********

 

「うううう…」

 

 少女たちは刃物を持った男たちに怯えていた。

 

「変な事するなよ。一歩でも動いたら殺してやるからな?」

 

 と、男たちは不敵な笑みを浮かべていた。

 

「あなた達の目的は何なの!?」

 

 Pastel*Palettesのベースである白鷺千聖がそう言うと、男は口角を上げた。

 

「決まってんだろ。お前らみたいな奴らがムカつくからに決まってんだろーがよォ!!!」

 

 狂ったかのようにキレだす男に少女たちは怯えていた。

 

「お前のような奴の顔に傷をつけて見たかったんだ。ヒヒヒヒヒ…」

 

 本当に人間とは思えない狂気ぶりに少女たちは半泣き状態になったが、飛鳥は近くまで来ていた。見張りをしていた男たちは超能力で壁に叩きつけていた。

 

飛鳥(あそこか。えい)

 

 飛鳥が超能力を使うと、男たちが宙に浮いた。少女たちは何事かと怯えている。

 

「な、何だ!?」

「身動きが取れない…」

飛鳥「これで全員かな?」

 

 飛鳥が全員宙に浮かせたことを確認すると、そのまま部屋の外に出した。

 

「い、一体何がどうなってるんだ!!」

「助けてくれええええええええええええええ!!!!」

 

 そして飛鳥は遠くから超能力で男たちをくっつけて、手のひらから黒い霧のようなものを出して縄状にし、そのまま男たちを縛りつけた。

 

飛鳥(姿見られるのアレだから扉は開けれないようにしとくか)

 

 飛鳥は超能力で扉を閉めて外に出れないようにすると、男たちを縄でしばったまま、外に放り出した。

 

「え!? 人が出て来たぞ!?」

「誰が一体投げ捨てたんだ!?」

 

**

 

香澄「あれ!? 扉が開かないよ!?」

りみ「それもそうだけど、どうしてあの人達宙に浮いたんだろ…」

たえ「本物のおばけだったりして…」

香澄・ひまり・彩「ひえ~~~~~~~~~~~~!!!!!」

イヴ「あ、悪霊退散!! 悪霊退散!!」

千聖「イヴちゃん! 落ち着いて!! ひぃいいいい~~~~~~~~!!!」

 

 これはこれで大騒ぎになり、飛鳥が困惑していた。

 

飛鳥「帰ろ」

 

 この後、飛鳥が犯人だという事が分かったのは数日後だった。めっちゃ怒られたし、めっちゃ感謝された。

 

『もしも飛鳥が普通にボコったりしたら』

 

 バンドガールズを人質に男たちが立てこもったが、飛鳥が単身助けに行った。まあ、本当は警察に頼るのが一番いいんですけど、それじゃ話が盛り上がらんもんで。

 

飛鳥「残るはあんただけだぜ」

「……!」

 

 飛鳥と犯人が対峙し、香澄達が見守っていたが、飛鳥が思った以上にえげつない音を立てて男の仲間を倒したので怖がっていた。

 

犯人「あの…」

飛鳥「うん。言いたい事は分かるよ。だから早く降参してくれ。これ終わったら自分の部屋で一人で泣くことにしてるんだ。さもなくばお前もあんな感じにして次回の話はあの人とあの人にツッコミ頑張って貰う」

有咲「誰か大体分かるよ!?」

美咲「ゴメン。もう何も言わないから早く倒して」

犯人「え、あ、その…」

飛鳥「2階から蹴落とされるのと、一発で顎粉砕するのどっちがいい?」

香澄「こわいよ!!!」

「ぎゃああああああああああ!!! 助けてくれぇえええええええええええ!!!」

飛鳥「助けて欲しいのこっちの台詞なんだけどね!!?」

 

 頑張れ主人公。敗けるな主人公。迷子でも進め!

 

飛鳥「漫画だと敵を倒したら周りの人が称賛するのをよく見るけど、世の中そんなに甘くはないよ。自分や仲間たちの事で頭がいっぱいさ!!」

有咲「いつもお疲れ様…」

 

***

 

『飛鳥がこっそり敵を倒してバンドガールズを救っていたのがバレたら』

 

香澄「助けてくれてありがとう! 飛鳥くん!」

飛鳥「いえいえ…」

 

 香澄を筆頭にお礼を言われて飛鳥は何とも言えない顔をしていた。

 

あこ「それにしても怖かったー…」

友希那「一時はどうなるかと思ったけど、助かったわ」

紗夜「とはいえ、あなたも無茶してはいけませんよ!」

飛鳥「あ、はい。気を付けます…」

 

 超能力が使えれば、とんずら出来たが今回はシュミレーションものなので出来ず、飛鳥はどうしたらいいか困惑していた。

 

あこ「それはそうと飛鳥くんって滅茶苦茶強かったんだね! 何か格闘技やってたの!?」

飛鳥「…独学でマーシャルアーツを」

 

 飛鳥は早く次の話題に行ってほしいと思っていた。

 

『見返り…』

 

友希那「助けてくれたお礼をしなければならないわね」

飛鳥「あ、それについてはお気持ちだけで十分です」

リサ「それじゃこっちの気が済まないよ」

飛鳥「そうは言いましてもね…」

 

 飛鳥がお礼を受けたくない理由、それは…。

 

「チョーっと待った!!」

 

 と、ヤラカシ軍団が現れた。

 

飛鳥「来ましたね」

「おい! 超能力が使えるなんて聞いてないぞ!!」

「ズルいじゃないか!!」

「もしかして今までの事も全部超能力を使ってたんだな!?」

「この卑怯者め!! 香澄ちゃん達に近づくな!!」

 

 そうヤラカシ軍団が吠えていたが、友希那達は首を横に振っていた。

 

千聖「彼は今まで超能力が使える事を鼻にかけてなかったのよ?」

「フン! どうだか」

「超能力使って女子更衣室とか女湯とか覗いてたんじゃないのか!?」

飛鳥「それよく言われるんですよ」

あこ「…で、実際どうなの?」

飛鳥「するわけないじゃないですか。ですが、皆信じてくれないばかりか、本当に覗きをしたと思う人が多くて…」

「そうだろう!」

「そうとしか思えない!!」

飛鳥「そうとしか思えなくても、一人くらいは信じてくれてもいいんじゃないですかね」

 

 飛鳥が腕を組んでヤラカシ軍団にそう言い放った。

 

飛鳥「おまけに恩を仇て返されることもよくありましたし…。超能力を使うとしたら女子更衣室を覗く事じゃなくて、私を信じない人たちに落とし前をつけさせてますよ? ていうかまず、あなた方を大人しくさせてますし」

 

 飛鳥の言葉に皆が何とも言えない顔をした。

 

飛鳥「超能力があってもどうにもならない事だらけですよ。まあ、そういう訳でまた次回」

千聖「いや、なんなのこの終わり方!!」

 

おしまい

 

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