全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第479話「もしも全寮制で雪かきを行ったら」

 

 もしもバンドリ学園が全寮制だったら。

 

*************

 

 とある雪の日。バンドリ学園の寮にはこれでもかという程雪が積もっていた。

 

「普通に除雪車呼べよ!!」

「これ生徒にやらせるにあたって限界にも程がある!!」

 

 生徒達も思わず突っ込むほどだった。で、建物もクラスごとだったのでクラスごとに雪かきをする事となった。

 

「雄英高校!? ここ雄英高校なの!?」

「妙に凝ってるなぁ~」

 

 と、言いながらも雪かきを始めることとなった。

 

飛鳥(まあ、一人だけ超能力使うのズルいから、地道にやるか…)

 

**

 

 1年1組

 

有咲「ううう~!! どうして雪かきなんかやらなきゃいけねぇんだよお~!!」

 

 インドア派の有咲はブルブル震わせていた。

 

有咲「こういうの弦巻財団で何とかできねーのか?」

たえ「話がすぐ終わっちゃうでしょ」

有咲「…ゴメン。アタシが悪かったわ。もう言わない」

 

 たえがメタ発言をしたので、有咲はもう余計な事を言わないことにした。そして香澄やこころ、はぐみが雪合戦して遊んでいた。

 

有咲「ちょ、お前ら遊ぶなー!」

美咲「…いや、あれはあれで雪減るからいいんじゃないかな」

 

 1年2組

 

モカ「じゃ、ひーちゃん。がんばれ」

ひまり「いやいやいやいやいや!」

蘭「モカも働く!」

モカ「え~。普通にさむーい」

巴「そんなの身体動かせば暖かくなるだろ!」

蘭「…ブレないね」

 

 巴の暑苦しい発想に蘭たちは思わず辟易していた。

 

 2年1組

 

千聖「彩ちゃん。折角の運動する機会を逃しちゃダメよ」

紗夜「白鷺さん。あなたもやりなさい」

 

 紗夜に普通に怒られて千聖は視線をそらしていた。彼女の運動嫌いは皆知っていたので、紗夜に本心を見抜かれてしまった。

 

花音「と、とにかくやろう!」

燐子(レイトボスあったのに…(泣))

 

 2年2組

 

日菜「えー。こんなに沢山出来ないよー」

友希那「興味ないわ」

リサ「皆真面目にやってるんだから、2人もちゃんとやる!」

 

 リサが珍しく取り仕切っていた。

 

薫「ああ…白銀の世界…。実に儚い…」

麻弥「とにかく真面目にやってたらすぐ終わりますよ。頑張りましょう!」

 

 中等部3年1組

 

あこ「よーし! 頑張るぞー! 我が力を引き出す時…」

「宇田川さん。口よりも手を動かしてね」

あこ「はい…って! なんであこだけ普通に怒られてるのー!!」

 

 そんなこんなで雪かきが行われたが、飛鳥のクラスがダントツで早かった。

 

「い、一丈字くん。凄くなれてるね…」

飛鳥「私が住んでた地域も結構雪積もってたんですよ」

「本当に一丈字くんいて良かったわー」

 

 持ち前の知識と経験で、超能力がなくても普通に終わらせることが出来ました。やったね! そして先生からもOKを貰ったが…。

 

「よく知ってたね…」

 

 と、驚かれていた。こうして1年3組は晴れて自由の身となった。

 

飛鳥(他のクラスはまだやってるみたいだな…。まあ、行くと煙たがられるから大人しくするか…)

 

 その時だった。

 

「飛鳥く~ん」

 

 日菜の声がしたので飛鳥が振り向いた。

 

飛鳥「日菜先輩」

日菜「もう雪かき終わった?」

飛鳥「あ、はい。終わりました…」

日菜「やっぱりそうだと思った! ねえねえ! うちのクラス手伝ってよ!」

飛鳥「え」

日菜「いいからいいから!」

 

 そう言って飛鳥は日菜に連れ去られてしまった。

 

***

 

日菜「助っ人連れてきたよー」

リサ「えっ!? 飛鳥くん!!?」

友希那「た、助かったわ…」

 

 友希那はもうクタクタになっていた。

 

飛鳥「湊先輩!」

麻弥「…その、湊さんが思った以上に体力なくて、すみません…」

 

 真面目にやってはいたものの、友希那は美貌と歌唱力に全振りした女と呼ばれていて、体力は全くなかったのだ。そして力尽きてしまった。

 

日菜「そういう訳でお願い。力を貸して!」

飛鳥「それは構いませんけど、まず状況を教えて貰えますか?」

麻弥「はい…」

 

 麻弥から状況を聞くと飛鳥はすぐに判断した。

 

飛鳥「分かりました。それでしたら…」

 

 と、飛鳥はリサ達に指示を出した。流石にプライベートな部分に入る事は出来ないので、それ以外の力仕事を行う事にした。

 

 飛鳥が元々体力があった事で雪かきはスムーズに進んでいった。

 

「やっぱり体力のある男の子がいると助かるわー」

「それもそうだけど、一丈字くん経験者なんだって」

「あー。それで早いのか…」

 

 と、女子達は感心していたが…。

 

リサ「はいはい! 皆も手を動かして! 飛鳥くんが凄くても一人は大変だよ!」

 

 暫くして…。

 

「あっ!! 一丈字テメエ! 何2組の雪かきやってんだよ!!」

 

 と、ヤラカシ達がやってきて騒いでいたが、飛鳥は聞こえないふりをしていた。

 

「無視してんじゃねーぞ!!」

「やい! 一丈…」

「お前らは何を騒いでいるんだ…!」

 

 強面の男性教諭がやってきて、ヤラカシ達は即刻退散した。

 

強面「一丈字ももう自分の所は終わったのか!?」

飛鳥「あ、はい! 終わりました!」

強面「そ、そうか…。それはご苦労だったな…。まさか氷川が!?」

飛鳥「そ、そうですね…」

強面「氷川ァ!!」

 

 と、男性教諭は日菜を探しに行った。

 

******

 

飛鳥「やっと終わりましたね…」

リサ「飛鳥くん本当にありがとう! 正直助かった!」

飛鳥「いえいえ…」

 

 リサ、友希那、麻弥、薫と合流した飛鳥だったが、日菜だけいなかった。

 

飛鳥「あれ? 日菜先輩は…」

リサ「……」

 

 次の瞬間だった。

 

強面「お前にももう少し仕事を与えてやる! 来い!」

日菜「ひ~ん!!! やだよぉ~!! たすけてぇ~!!!」

 

 と、強面に縄で縛られて連行されていった。

 

リサ「…まあ、今回はヒナが悪いって事で」

飛鳥「……」

 

 皆も仕事は人任せにしないで、自分でやろうね!

 

 

おしまい

 

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