全バンド一貫! バンドリ学園! エンドレス   作:ダシマ

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第60話「彩・麻弥・日菜との再会」

 前回までのあらすじ

 

 1組女子と仲良くなった飛鳥。

 

********************

 

 ある日のことだった。もうすぐ林間学校があるとの事だった…。

 

飛鳥(えっ)

 

 今まで何回も林間学校ネタをやって来た飛鳥にとっては、「また?」と思っていたが、仕方がない。思いついたネタ順にやる。これがダシマ劇場(ダシマが書く小説)なのである。

 

 そして昼休憩…

 

香澄「飛鳥くーん! 一緒にご飯食べよー!!」

 と、香澄がやって来た。沙綾、イヴもいる。それを見て飛鳥もクラスメイト達も驚いていた。

 

飛鳥「え? 私ですか?」

イヴ「ダメ…ですか?」

香澄「だいじょーぶだよ。二人きりじゃなかったらいいんでしょ? ほらほら!」

 と、香澄が飛鳥を強引に連れていった。

 

 そして食堂(カフェテリア)に行くと、沢山人がいた。

 

飛鳥「人が多いですね…」

沙綾「あ、私パン作って来たんだけど、良かったら食べる?」

飛鳥「え?」

香澄「わー! さーやのパンとっても美味しいんだよ!」

イヴ「いいんですか!?」

香澄「うん」

 その時だった。

 

「わー。とてもいい匂いがするー」

 と、誰かの声がした。

 

香澄「あ! モカちゃん! それにAfterglowの皆!」

モカ「やほー」

 

 と、モカ達が現れた。

 

飛鳥「お知り合いですか?」

香澄「うん! モカちゃん達は2組なんだけどね」

モカ「あれー? 何か見た事ない人がいるー。誰かの彼氏?」

香澄「違うよ? あ、紹介するね! 一丈字飛鳥くんって言って、半年前にイヴちゃん達を助けてくれた人なんだよ!!」

飛鳥(どういう説明の仕方してんだ!!)

 

 香澄の言葉に飛鳥は思わず心の中で突っ込んだ。

 

モカ「あ、確かに言われてみればツイッターで映ってた人と似てるー」

蘭「…つい最近まではいなかったけど」

飛鳥「最近転校してきたんですよ。宜しくお願いします」

蘭「よ、宜しく…」

 

 飛鳥が普通に挨拶すると、蘭は警戒していた。

 

モカ「ごめんねー。この子美竹蘭って言うんだけど、人見知りが激しくて…」

蘭「いや、激しくなんかないし…」

モカ「あたし、青葉モカー。宜しくー」

ひまり「上原ひまりよ!」

巴「宇田川巴だ。宜しくな」

つぐみ「は、羽沢つぐみです!」

香澄「ちなみにイヴちゃんはこのつぐのお店でアルバイトしてるんだよ!」

飛鳥「アルバイト?」

つぐみ「私の家珈琲店やってて…。良かったら来てね」

飛鳥「あ、はい」

 と、飛鳥は普通に返事した。

 

蘭「そういえばあんた、クラスは?」

飛鳥「1年3組です」

モカ「あー…知り合いがいないクラスだねぇー」

 

 と、Afterglowとも仲良くなったが、男子生徒達の嫉妬の眼差しが凄かった。

 

飛鳥「……」

モカ「あー。やっぱりこうなっちゃうよねー」

飛鳥「当分はソーシャルディスタンスを取った方が良さそうですね」

香澄「えー!!」

 

 その時、イヴが誰かに気づいた。

 

「あっ、アヤさん!」

「え?」

 皆が彩の方を見ると、彩と同じパスパレのメンバーである大和麻弥、氷川日菜がいた。彩は飛鳥の顔を見て驚いている。

 

飛鳥(あっ)

彩「あ、あ、あなたもしかして…!!」

日菜「あーっ!! 半年前チケットを拾ってくれた人だー!!」

麻弥「お、同じ学校だったんスね…!!」

 

 しまった。と飛鳥は思ったが、今更誤魔化せそうにもないし、周りの生徒達も自分達を見ている事に気づいた。

 

彩「あ、あの!! もしかしてチケットを拾ってくれた人ですか!?」

日菜「いや、絶対そうだって!」

麻弥「ひ、日菜さん!」

 

 飛鳥は口をへの字した。

 

飛鳥「ええ。その通りですよ」

彩「……!!」

 彩は涙を流した。飛鳥としては「オレ、そんな大したことしてないんだけどなぁ~?」と思っていた。何故こんなにも仰々しいのだろうと思っていた。

 

飛鳥「ただ…」

「?」

飛鳥「これ以上関わるとファンの皆さんを刺激させてしまうので、当面は会うのは控えましょう」

日菜「いや、イヴちゃんとは一緒にいるじゃん!!」

飛鳥「若宮さんではなくて、戸山さんに誘われたんですよ」

 

 と、飛鳥はこのようにして好感度を下げる作戦に出た。飛鳥は人から嫌われるのは慣れている為、特に気にしはしなかったが、万が一の事で皆を危険な目に合わせてしまえば、責任が取れないからだった。

 

沙綾「一丈字くん。イヴや日菜先輩達に気を遣って、関わらないようにしてるんですよ」

香澄「気にする事なんてないのにねー」

日菜「そーだよ!」

 日菜も突っかかった。

 

飛鳥「あなた方が気にしなくても、ファンの人たちは気にするんですよ。周りをよく見てください」

 と、周りを見渡すと、男子たちは必死にごまかそうとしていたがバレバレである。

 

麻弥(あ、あぁ…)

沙綾(何となく分かった…)

 

 麻弥と沙綾は察した。

 

飛鳥「お変わりありませんか?」

彩「本当に…本当にあなたのお陰で…」

 と、彩は泣いていた。

 

飛鳥「確か私がいなくなった後、声をかけられて上手くいったと…」

彩「本当にあなたのお陰です。ありがとうございました!」

飛鳥「良かったですね」

 飛鳥は普通に返事した。

 

香澄「あれ? そういえば千聖先輩は?」

日菜「あー。千聖ちゃんは今日仕事だよ。覚えてる? 千聖ちゃん」

飛鳥「ああ…あの金髪の方ですね…」

麻弥「まあ…ここで立ち話もなんですから、ゆっくりお話ししませんか?」

 

 と、下記のメンバーで話をする事になった。

 

・ 一丈字飛鳥

・ 戸山香澄

・ 山吹沙綾

・ 美竹蘭

・ 青葉モカ

・ 上原ひまり

・ 宇田川巴

・ 羽沢つぐみ

・ 若宮イヴ

・ 丸山彩

・ 氷川日菜

・ 大和麻弥

 

男1人、女11人とまさにハーレムだった。

 

モカ「どう~?」

飛鳥「いやー。生きてここから出られますかねぇ」

「ネガティブ!!!」

 

 飛鳥の言葉に皆が突っ込んだ。実際に男子生徒達は血の涙を流していた。

 

飛鳥「で、皆さんご活躍されていて、何よりです」

麻弥「本当にあなたのお陰っすよ」

飛鳥「いえいえ…」

彩「それで、あなたも何かなかった? SNSに拡散されてたけど…」

飛鳥「そんな大したことはございませんでしたよ」

 飛鳥が苦笑いした。

 

飛鳥「まあ、次の登校日にクラスメイト達から色々言われましたけど…」

日菜「例えば?」

飛鳥「お前を殺してやるって言われました」

 空気が止まった。

飛鳥「私はこう言い返しました。やれるもんならやってみろって」

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!」

 

 と、皆が突っ込んだ。

 

飛鳥「まあ、皆さんの事について詳しく教えて頂きましたね。例えば若宮さんは元々はモデルだったとか、氷川先輩がオーディションで加入したとか、今はここにいない白鷺先輩が女優さんだったとか」

香澄「え? 飛鳥くん、千聖先輩が女優さんだって事も知らなかったの?」

飛鳥「あまりテレビ見ないので…」

 飛鳥が苦笑いしていたが、WONDER BOYの仕事でそれどころじゃなかったのだ。

 

飛鳥「まあ、皆さんがご活躍されて何よりです」

麻弥「いやあ、本当にありがとうございました」

 そう話をしたが、飛鳥としてはもう話す事はなかった。何しろ本当に彩たちが今もアイドルとして活躍できているので、それで満足していたからである。

 

飛鳥(まあ、後はフェードアウトするだけだな…)

 

 そんな中、モカは飛鳥をじーっと見つめていた。

 

 

おしまい

 

 

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